議会リポート5:2021年3月議会報告

予算総額180億4487万3000円 令和3年度がスタート

一般会計当初予算は
111億6344万1000円
前年度3.8%減額

寄居町の令和3年度、2021年の運営費ともいえる一般会計が3月議会で承認可決されました。
この一般会計に「国民健康保険特別会計」「後期高齢者医療特別会計」「公設浄化槽事業特別会計」「水道事業会計」「下水道事業会計」の6っの会計を合わせたのが予算総額となります。

3月定例議会は、初日に町長の所信表明があり、予算計上の理由説明。それを受け、一般質問、予算審議が展開されました。

教育充実と女性活躍
健康長寿が重点政策

花輪町長は、町の運営の基本方針で、教育施策の充実強化、
女性の活躍推進、健康長寿の3つを重点政策にあげました。
町長は、就任以来一貫して教育の充実強化をあげています。
また、農業政策や中心市街地、男衾駅周辺の整備、企業誘致への意気込みを表明しました。

議会は、総務費に始まり民生費、衛生費、農林水産業費含め13所管から計上された1年間の事業予算を審議しました。
また、3月議会の初日に、専決処分、補正予算審議があり、含めて、22議案が審議されました。
専決処分した補正額は歳入が16,502千円で、全額、国庫支出金。新型コロナ対策のワクチン接種関連に充てられます。
接種に関しては町は、補正予算で準備万端ですが、国や県からの具体的な情報を待っているのが現状です。(3月末現在)

夢デッカイ 新1年生432名

寄居町の令和3年4月入学の新1年生は、小学校186名、中学校247名。コロナなんかに負けるな!!

◆寄居中学校112名
男子=76名 女子=56名
◆城南中学校58名
男子=31名 女子=27名
◆男衾中学校76名
男子=40名 女子=名36
●寄居小学校33名
男子=14名 女子=19名
●桜沢小学校23名
男子=10名 女子=13名
●用土小学校21名
男子=12名 女子=9名
●折原小学校7名
男子=4名 女子=3名
●鉢形小学校42名
男子=12名 女子=30名
●男衾小学校60名
男子=31名 女子=29名

男衾東部の盛り土に行政処分
1回で終わらせない 続けることの大切さ

埼玉県は、環境部・北部環境整備事務所、産業廃棄物指導課の連名で、令和3年3月10日付けで行政処分を発表しました。
「土砂の除却に係る行政処分(借置命令)について」
これは、大北ひさかつが議会で取り上げた男衾・東部地区の赤浜地内の盛り土に下された処分命令です。
「措置命令」とは、取り計らって始末することを命じる、という意味。
処分対象者は、幸手市、坂東市の3業者。住所と氏名が公表されました。
措置内容は「寄居町赤浜の対象地に令和2年2月17日以降に外部から受け入れ、堆積した土砂を全量除却すること」。
そして、措置を実施する期間を令和3年7月12日までに完了と命じています。
そして、今後「命令に従わない場合には罰則があります」とあります。

引き金となった一般質問
行政処分の現場は、男衾・赤浜地内で行われた大量の残土による盛り土です。搬入の大型ダンプカーによる町道の破損や死亡事故にまで至ったあの盛り土。
大北ひさかつは、昨年6月議会一般質問で取り上げ、あわせて、条例制定を問いました。町は実情を認め条例制定に踏み込む姿勢を示しました。
この件は、12月議会でも再度、取り上げました。
町はその後、条例制定に向けて調査研究を重ね早ければ令和3年度のうちに議案提出を予定しており、環境審議会で概要の説明が予定されていたが、非常事態宣言下と重なり開催は中止となっています。

議事録に残すことは大切
条例と同じように、鷹の巣地区内の水路の反乱防止の整備に対する請願後の対応を再度確認しました。
答えは、水路が近隣市町につながっているため関係自治体とも協議し合い、令和4年度に予算化になりそうです。
同じ問題を議事録に残す形で、取り上げことは、議員と地域との関係、そして、議会と執行との緊張関係の点で、大切だと思っています。

議員の役割りと地域問題解決の筋道を学ぶ
行政処分は、赤浜地内の盛り土が、不法投棄だったことの証明です。
違法な行為の被害を受けた地元の声を議員が吸い取り、議会、町が動き、県が応え、結果、悪質な業者にその責任を負ってもらう。
この流れから地域問題の解決の道筋を学んだ、と受け止めています

感染症にも負けない柔軟で持続できる町づくりを提案

寄居町の潜在能力を発揮して地場産業を元気に!!

大北ひさかつの一般質問は、寄居町の地場産業=農業政策を中心に、12月、3月と関連付けた提案型で望みました。
寄居町の面積の半分近くは、豊かな自然を形成する農地と山林。これを資源とし最大限に活かす政策を問いました。

町の強みをもっと前に!!
大北ひさかつが、12月、3月議会を通して、寄居町の地場産業振興施策を一般質問とした理由は、大きく2つです。
一つは、町には人が生きる糧としての食料を育てる農地面積がある。
2つ目、気候変動に伴う食糧危機と確保が世界的な課題となってくる。
今と将来の点から寄居町を考えると、農業は町づくりの中心軸に置く価値が十分ある、と捉えています。
もちろんサービス業や企業誘致などは当然、重要です。
そこで、12月議会では「寄居町の潜在能力発揮を」とし、続けて3月議会では「地場産業振興に町の総合力が求められている」としました。
具体的には、
1,寄居町農林業振興ビジョン10カ年計画は、高齢化、後継者不足、生産高減少など、環境が変化している中で見直しが必要なのではないか。
2,農産物の地産地消の拡大に積極的に取り組むべき。

町がトップセールスを
続けて3月議会で「地場産業振興に町の総合力が求められている」と、より深堀りしました
1,産業振興は、新規参入者を町外からも募り、土地、住宅、税制面と、町の総合力で支援する態勢が必要。
2,生産・加工・販売流通の6次産業化を特産物開発にもっと充てるべきでは?
3,学校給食に地場の農産物が35%は少ない。供給率アップに取り組むべき。
4,地元企業ホンダへ地場農産物販路拡大のトップセールを町がやるべき。
町は、踏み込んだ答弁を返してきました。
●農産物の販路拡大の一つ通信販売や輸送費の補助。有機農業実践講座の開始。
●生産向上のため新規就農者への住宅斡旋も含めたセットで支援。また、地場産の学校給食供給率アップの取り組み、寄居工場に集約が本格化するホンダへの拡販拡大の働きかけなどの姿勢です。
●ふるさと納税の返礼品に地場農産物の採用は継続する、と総務課は答弁しています。

地域づくりを進めます
地場の生産物をどう売って、稼ぐか。加工、販売、流通、消費者の分析や市場調査などは、生産者個々では限界があります。町の担当課が力を合わせた総合力が不可欠です。
新規参入希望者を公募し、土地、住居、販路、税制支援など関連する部署と連携した総合的な後押しです。
畜産、養鶏含めた地場産業が元気になると、地域にヒトが集まり魅力が生まれます。そして、次の世代が育ちます
この地域づくりに、大北ひさかつは取り組みます。

令和3年度当初予算の中で気になる3つの事業

●男衾駅東口通り線街路事業
3,900万円以上が計上されました。
3月26日には、東口のロータリーの開通式、荒れ他のような状態も開発事業者選定が進んでおり、令和3年度予算で、駅周辺整備のスピードは新たな段階を迎えそうです。
●男衾中学校舎耐力度調査
1,000万円。
これまでに、3,000万円近くが投じられており「調査費」がいつまで続くのか、議会が追求しました。
令和3年度は、建て替えのための地質含めた耐力調査。期間は4~5ヶ月間、結果に基づき国からの補助など具体的検討に進むとのこと。
●有機農業実践講座
この事業は新規。予算額45万円。金額はショボイ、が、注目度はダントツ。
議長を除く議員15名のうち6名が内容説明を求め、議会運営委員長が、これだけ一つの項目に集中したのは珍しい、執行は重く受け止めてほしい、と発言したほどでした。
男衾地区の有機農業者が、講師を努め、その農法を体験してもらう講座で、受講料など詳細は農林課にお問い合わせください。
大北ひさかつは、支援事業は多いが、「どんな内容があるのか知らない」「手続きがややこしい」など、町民の声をを例にあげ、手続きや周知方法を再検討すべき、と提言しました。

申請から2年
グリーンライン完了

寄居町鷹巣地区、町道0124号線の歩行者専用グリーンライン施設が完了しました。
申請から2年。これで、鷹巣橋をまたいでグリーンラインが整い、高齢者、児童や生徒はじめ車の運転者など道路ユーザーの安全確保につながります。

全国1位 4連覇!

寄居町議会広報紙「お元気ですか 寄居議会です」№96 2020年5月号が4連覇を達成しました。
第35回町村議会広報全国コンクールにおいて第1位優秀賞
を受賞。全国929の町村議会広報紙のテッペンを4回、達成です。

轟和男教育長勇退
新任は関根光男さん

寄居町教育委員会教育長が交代します(令和3年4月付)
新しい教育長、関根光男さんは、1961年1月寄居生まれ、寄居在住。秩父市の中学校を皮切りに、男衾、深谷、熊谷、城南中を歴任。
轟教育長は、2月の文教厚生常任委員会で意見交換したとき、これからの学校教育は、グローバル化を見据えた語学教育、対話の能力、タブレット化に伴うGIGAスクールの充実を強調されていました。
「思う存分取り組めた6年と3ヶ月でした」と轟さん。

一言 編集後記
活発な議論が展開された3月予算審議。次の9月決算審議には、ぜひ傍聴におでかけください
寄居スマートインターが3月28日全面開通。上下線の利便性がグッと高まります。

大北ひさかつリポート
講演会資料№5
2021/04/14
℡・fax048-582-0174

 

2021/08/18