寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記 日本300名山

No,10 南アルプス:北岳(3192m)~間ノ岳(3189m)~塩見岳(3046m) 中白根(3052m)三峰岳(2999m)本谷山(2658m)

2022/08/14

昭和63年8月8日~11日(夜行3泊4日)   単独行

8月7日  寄居(20:03発)~新宿(22:30着24:01発) 新宿24時1分発上諏訪行きはアルプス広場で順番待ちをする。

8月8日(曇時々晴) 甲府(03:00着03:15発)~広河原(04:26着05:15発)~大樺沢二俣(08:20着08:25発)~肩ノ小屋(12:05着12:35 発)~北岳(13:05着13:07発)~北岳山荘(14:15着)

今回は天候も良く、右上には壮大なパットレスが望める。  新宿駅のアルプス広場で待っている間に知り合った柏市のTさんとも行動を共にする事に!大樺沢二俣で一旦別れるが(Tさんは八本歯コース)、又別のMさんと知り合い、肩ノ小屋まで同行する。 肩ノ小屋へのルートを行くがこれが結構きつく、結局北岳山頂が13時を過ぎており、雷鳴が轟き始め急ぎ足で山荘に駆け込んだ。 この日山荘は大変混んでおり、1つの布団に交互に2人で寝る始末であった!

北岳山荘  1泊2食 5000円

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8月9日(晴) 北岳山荘(05:40発)~中白峰(06:26着06:38発)~間ノ岳(07:37着08:27発)~三峰岳(09:58着10:47発)~三国平(11:18着11:45発)~熊の平小屋(12:10着)

今日は天気も良く、最高の展望が得られた。白根三山を始め、甲斐駒、仙丈、鋸、塩見、赤石、荒川、富士、中央アルプス、遠くは北アルプスまで望めた。Tさんとは間ノ岳まで行動を共にした。塩見への縦走路と仙塩尾根の合流点の三峰岳を通り熊ノ平に向かう、左手には農鳥岳が大きい。熊の平小屋付近には高山植物のお花畑が素晴らしい。小屋からは農鳥岳が迫力ある山容で望める。 熊ノ平小屋は管理人の奥さんがアメリカ人であり、パンも焼いて売っており、又マナーには厳しいらしい。  一つ心残りなのは、時間的に農鳥岳も登るべきであった。

熊ノ平小屋 1泊2食 4800円

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8月10日(雨) 熊の平小屋(04:50発)~北荒川岳(07:15着07:18発)~北俣岳(08:38着発)~塩見岳東峰(09:08着09:28発)~塩見岳西峰(09:30着09:32発)~塩見小屋(10:15着10:27発)~本谷山(12:34着12:40発)~三伏小屋分岐(13:00着発)~三伏峠(13:45着)

本日は昨夜からの風雨で朝から悪天候であり、塩見を越えるロングコースなので、4時に朝食を摂り早めに出発した。樹林帯の中は良いが一歩稜線に出ると風雨が強くレインウエアを着込んでいても全く効き目が無い!(この当時は薄手のウエアを着ていた)。途中避難小屋があり、休もうとしたが小さい小屋で満員で入れなかった。雪投沢のサイトにガスの中1張りのテントが見えた。 岩場を登り何とか塩見の東峰、山頂と立ったが長居は無用、写真を撮り即退散である。山頂直下の下りは岩場でそれもかなり急な下りの為、視界も良く無く慎重に下った! 塩見小屋へ到着、休憩を始めてとった、小屋はランプ小屋で何となく奥秩父の小屋と似通った感じであった。 本日のアルバイトは約9時間風雨に打たれ、ろくに休憩も入れなかったのでかなりハードであった。 塩見岳の稜線では強い横殴りの風をもろに受け続け、風雨に打たれる右腕が冷え感覚が無くなり、体全体ずぶ濡れに成りながら、やっとの思いで三伏峠に着いた。小屋に着いてストーブの傍で暫くマッサージをし、何とか腕の感覚は戻った!

三伏峠小屋 1泊2食寝具付き 4500円

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8月11日(晴後曇) 三伏峠小屋(05:50発)~塩川土場(08:15着09:11発)~伊那大島駅(10:30着10:54発)~岡谷(12:48着12:54発)~新宿(15:19着15:25発)~寄居(17:35着)

最終日は塩川までの下山だが良い天気に恵まれ,木々の間より中央アルプスが望めた。塩川からは途中知り合ったWさんと新宿まで同行した。Wさんは山歴も長く、上州武尊山に山小屋まで持っている方で、色々と教えて頂き勉強になった。  今回は天候にはもう一つ恵まれなかったが、予定通りのピークを踏み又、色々な方と知り合うことが出来、有意義な山となった。  塩見岳には何時しか天気の良い時に再訪したいと思う!

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塩川土場~伊那大島  バス 1300円      岡谷発 特急あずさ18号

-山行記, 日本300名山