寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記 日本300名山

No,438 南信、中央アルプス:霧訪山(1305.4m)虚空蔵山(1130m)風越山(1535.1m)越百山(2614m)南越百山(69m)

2023/09/04

令和3年9月24日~27日(3泊4日)  単独行

9/24(晴時々曇) 花園IC(08:25発)~塩尻IC(10:35着発)~山ノ神自然園P(10:47着11:05発)えぼしコース分岐(11:15着発)~~登山口(11:20着発)~鉄塔(11:50着発)~ブナの分れ(12:22着発)~霧訪山(12:35着13:25発)~ブナの分れ(13:40着発)~展望台(13:55着14:00発)~鉄塔(14:10着発)~登山口(14:33着発)~えぼしコース分岐(14:40着発)~山ノ神自然園P(14:50着15:15発)~塩尻IC(15:25着発)~松川IC(16:20着発)~飯田市、ファミリー民宿「若松」(16:50着)

今回は以前より泊まりたく企画した3連休であるが、上手く4連休になり前半2日間は南信の山を2座組み入れた。 初日は仕事明けの為、短時間で登れる塩尻の霧訪山、2日目は飯田の風越山とどちらも市のシンボル的憩いの山だ。 初日は2時間で塩尻ICへ、登山口の山ノ神自然園にも10分少々で到着した、ここには簡易トイレもあり助かった。 Pには2台程の車があり、これより15分程歩いた登山口にも1台駐車していた。 登山道は最初は九十九折で尾根に出るまでは中々の急斜面、しかしながら流石に良く整備されていて歩き易い。 天気も良好であり蒸していないので快適だ。 尾根上に出てからも程良い斜度で足の運びも順調に進む。 殆どが樹林の中、1箇所だけ下西条展望台があるが、それ程開けている事は無い。 登山口より1時間で「ブナの分れ」(大芝山分岐)に着き、この後男坂、女坂の分岐で男坂の急登へ。 登り切ると程無く展望の開けた山頂へ到着した。 4組7名の方と擦れ違った。 山頂では独り占めで1時間程ステイする、拙者が到着すると直ぐに陽は薄い雲に覆われてしまう。 結局1時間待ったが、晴れてはくれなかった。 これが下り始めると、見事に晴渡る、何時もこんなもんだ!登山あるあるだ。 今日も写真はかなり撮ったが、動画を撮るのをすっかり忘れてしまう、最悪だ! これ程展望の良い山頂も中々無いのに残念極まり無い。 南北アルプス、御岳、八ヶ岳、塩尻市街など素晴らしい眺望だ。 下りも往路をピストン、登りとあまり変わらないタイムであった、市内に戻る途中の山麓、下西条の里はこの時期リンゴが実り放題であった。 この後はこの日の宿の飯田へ向かう。 ナビに従い塩尻IC~松川ICへ、結局下道で飯田市街地へ。 今宵の宿「ファミリー民宿若松」は素泊まり3000円と超安値、予想以上に寛ぐ事が出来た。

飯田市 ファミリー民宿「若松」  素泊 3000円

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9/25(晴) 飯田市「若松」(08:18発)~かざこし子供の森公園P(08:36ちゃく08:45発)~押洞登山口(08:53着発)~石灯篭(09:20着発)~秋葉大権現(09:46着発)~虚空蔵山(10:15着10:33発)~太田(10:40着10:42発)~展望台(11:25着11:35発)~白山社奥宮(11:42着11:45発)~風越山(12:13着12:43発)~白山社奥宮(12:54着発)~展望台(13:11着発)~太田(13:35着13:38発)~延命水(13:48着13:55発)~秋葉大権現(14:10着発)~石灯篭(14:37着14:42発)~押洞登山口(15:05着発)~かざこし子供の森公園P(15:10着15:40発)~大桑村民宿「いとせ」(17:18着)

2日目は飯田市のシンボル的な山、風越山を登る。 天気は朝より快晴だ。 登山口手前にある「かざこし子供の森公園」のPを利用するが、これが8時半にならないと開鍵されない、6時にはスタンバっていたが、何とも時間待ちが待ち遠しい。 時間に合わせて宿を発ちコンビニで買出しをし向かった。 Pには準備をする登山者が多く見られる、拙者も支度をし早々に出発する。 登山口で竹製の杖を借りる、道は流石に良く整備され歩き易い幅の広い道が心地良く斜度を上げて行く。 30分少々で石灯篭に着く、ここに風越山のコース案内がある、この辺りより石仏が登山道脇に。 この後はやや急になり秋葉大権現に着く、ここより延命水方面と虚空蔵山へのコースを分ける、勿論虚空蔵山方面に向かう。 30分程の急登で虚空蔵山へ登頂、東屋があり南アルプス方面の展望が広がった、20名程の登山者が寛ぐ、拙者も1本立てる。 これより又先へ進む、太田と言う分岐より斜度も増してくる、展望台を過ぎ急坂を登り尾根上に着く。 大きな鳥居を過ぎると白山社奥宮の神域に入る。 お経が掘られた大岩(六斗石)、こんな山上に石段が続き奥宮へ着いた。 風越山山頂へはこの先一旦下り、ロープの張られた岩場を攀じると笹原の尾根に出る、これを少々進むと笹原の切り開きに標識と三角点があった。 拙者より先に行かれたパーティー達は既に居ず、拙者と豊田市より来らした単独行者の2人の静かな山頂となった。 写真を撮りゆっくりランチを摂った。 結局休憩を含め3時間半で到着した。  下山は往路を戻り、太田より延命水コースをとる、水量は少ないが美味しい水であった。 秋葉大権現で往路に合流、後は黙々とショートカットしながら登山口まで戻った。 虚空蔵山迄を登る方も多いらしく、この日は多くの方が入っていた。 登り応えのある自然の豊かな良い山であった、因みにこの日はリスと猿に遭遇した。 この後は翌日の山、越百山の山麓の大桑村迄移動、民宿「いとせ」に入った。 いとせは高齢の姉妹が営む民宿だが、料理が美味しかった、只御二人共耳が遠くコミュニケをとるのが大変、何時までも頑張って欲しい、因みに屋号は糸瀬山より取ったらしい。

大桑村 民宿「いとせ」  1泊夕食付 7800円

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9/26(雨) 「いとせ」(05:33発)~伊奈川林道P(06:10着06:35発)~ゲート(06:42着発)~伊奈川ダム(06:55着発)~本来の登山口P(07:40着発)~空木分岐(07:48着発)~福栃平登山口(08:45着08:48発)~コル(10:03着発)~オコジョ平(11:00着発)~越百小屋(13:50着)

3日目は今回のヤマ場、越百小屋への登りだ。 伊奈川ダムへの林道が未だ途中で通行止めの為、その分の林道歩きが追加される、又この日の天気予報は曇後雨ときている。 ゲート前の林道には既に5台程の車がある。 7時前には歩き出すが行き成り雨、最初より雨具+傘で完全武装するが雨脚も強くキツイ! 服栃平までは林道歩き、これより愈々山道へ入る。 8名のパーティーが降りて来る、小屋泊りの方々だ。 雨も3時間程でやや小康状態に、空も明るくなってきた。 登りもコルやオコジョ平付近迄は良かったが、終盤の急な登りはきつかった。 結局小屋に着いたのは14時前、7時間近く擁してしまった。 小屋へ入った途端土砂降りに、助かった。 時折越百山を始め南駒など望めたが、直ぐにガスってしまった。 小屋は男性の管理人さんが一人で頑張っておられたが、この日は7人の泊り客であった。 夕食ではウイスキーの越百が受けていた。

越百小屋 1泊2食  10500円

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9/27(晴) 越百小屋(06:15発)~越百山(07:15着08:00発)~南越百山(08:23着08:42発)~越百山(09:10着09:25発)~越百小屋(10:08着10:30発)~水場(11:20着発)~オコジョ平(12:00着発)~やせ馬の瀬(12:27着発)~コル(12:35着12:40発)~水場(12:50着13:00発)~福栃平(13:27着13:55発)~空木分岐(14:45着発)~伊奈川ダム(15:15着発)~ゲート(15:25着発)~林道P(15:28着15:45発)~大桑村コンビニ、GAS(16:10着16:25発)~岡谷IC(18:00着発)~花園IC(20:55着)

最終日は越百山へ挑む。 夜半に外へ出てみるとしっかり星空が出ている。 朝は5時の朝食を摂り、早々に支度をし出発、正面に越百、南駒、右方に安平路、念丈、振り返ると御嶽や糸瀬山と高度を増すに従い素晴らしい絶景が広がって来る。 南駒の左方には北アルプスの乗鞍、笠、穂高も望める。 丁度1時間で登頂、東側には南アルプスのシルエットが、こちらはガスが垂れ込めていて中々すっきりと晴れてくれない。 南には紅葉の始まった南越百山が顕著だ、又安平路や念丈は同様なピークが幾つも重なりあい少々解り辛いが美しい。 その後ろにおメル大きい山は恵那山か! 暫し写真を撮り南越百山へ、意外に藪めいたトラバースの道で歩き辛かった。 今年初めて設置された山名板が良く、登頂写真を撮る。 これより望む安平路方面は雄大であった。 越百山との間には飯島町から与田切渓谷より突き上がるルートは現在は廃道の様だ。 この後越百山山頂に戻り、コーヒーを味わう、旨い! 後は只管下るのみ、40分程で小屋に戻る。 管理人さんと話し、荷物を纏める。 拙者の予定では10時には小屋を出る計画であったが、30分程遅れた。 然しながら、雨の往路とは違い順調に下った。 約3時間で福栃平に到着、ここでランチタイムとした。 後は黙々と林道を伊奈川ダムへ戻る、途中で藪蚊に襲われ腕を10か所位刺された。 ダム湖の水が何ともブルーが澄み渡り美しく感動した! 一緒に泊まった2名と4名のパーティーも粗同時刻に車に帰り着いた。 後は大桑市街に戻り、コンビニ、スタンドにより岡谷ICから高速に乗りSAで休みを摂りながら4時間近くかけ埼玉へ帰り着いた。  南信濃の4日間の山旅であったが、1日は雨でキツイ登山になったが、計画通り4座を登頂出来、満足いく山行になった。

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花園~塩尻 5040円   塩尻~飯田 1920円   岡谷~花園 5160円    他食料、飲料など1万円位   走行距離 682km

-山行記, 日本300名山