寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記

No,349 中央アルプス:烏帽子岳(2194m)念丈岳(2291m)奥念丈岳(2303m)小八郎岳(1470m)池ノ平山(2327m)

2023/09/03

No,349 中央アルプス:烏帽子岳(2194m)念丈岳(2291m)奥念丈岳(2303m)小八郎岳(1470m)池ノ平山(2327m)

平成30年7月26日~27日(夜行1泊2日) 単独行

7/25  花園IC(22:00発)~駒ケ岳SA(24:45着)

7/26(濃霧後晴) 駒ケ岳SA(05:15発)~松川IC(05:23着発)~道探す~鳩打峠(06:25着06:58発)~小八郎分岐(07:35着発)~小八郎岳(08:10着08:30発)~飯島分岐(10:50着11:07発)~セキナギ(11:25着発)~烏帽子岳(13:05着13:45発)~池ノ平山(15:10着)

以前より計画しては、その都度流れていた山行。 今回は何とか天気に恵まれ決行となった。 前夜に出発、駒ケ岳SAにて車中泊、何時も通り寝不足状態。 松川ICで下りたは良いが、その後の登山口の鳩打峠まで入る道が中々解らず、地元の方に聞いて何とか辿り着く、30分はロスする。 途中コンビニで買出しをする、駐車場より見上げる烏帽子岳は若干ガスが架かっている。 登山口のPには既に1組のパーティーが支度をしており、挨拶を交わす。 拙者も早々に支度をし出発をするが、今回はテント山行でしかも水場が無く、増してはこの異常気象、6Lの水も担ぐ。 ザックを担ぐと体が揺らぐ程だ。 登山届を記入し、一歩一歩重荷に耐え足を進める、湿気もありガスが巻いて周りは望めない、顔より汗が飛たたり落ちる。 1時間少々で小八郎岳に着くが、此処まででも結構キツイ。 展望はガスで全く望めない、20分程のステイで出発、後は只管重荷に耐え樹林の中足を進める、休憩も頻繁に取りながらになる。 展望台の様な尾根の途中で休憩していると急にガスが取れてきて烏帽子岳がガスの中より姿を現す、テンションがやっとこ上向いた。 飯島コース分岐へ着く、1本立てる。 拙者を抜いていった女史と談笑をする。 これよりは上部へはセキナギを通り岩交じりの急登になって行くが、心は軽くなってきた。 烏帽子岩手前で先行のパーティーと擦れ違い、何とか飯島分岐より2時間で烏帽子岳山頂へ到着、360度の展望を得られる、日差しも強い。 中央アルプスの越百~空木の主脈、目指す池ノ平山~念丈、安平路、伊奈谷方面が望めた。 40分程ステイし出発、池ノ平山へは痩せた岩尾根を通過し、樹林の中笹の道が続き最後山頂への登りに喘ぎ1時間半程で到着した。 途中、談笑した女史と再度擦れ違う、念丈岳まで行って来たそうだ、身軽とは言え凄い健脚者だ! 山頂は中々良好なテントサイトのある場所があった。 初日はやはり相当な重荷になった為、時間もコースタイムを大幅にオーバーしたが、午後になっても天候が良く助かった。 池ノ平山山頂へ着くと早々にテントを設営し、食事をとり2時間程仮眠をとった。 仮眠して幾分体も楽になり日記を書く、テント周辺は快適だが時期的に小虫も多いのには困る。 夕方越百山方面に陽が落ちオレンジ色に染まる、それを見て8時過ぎにはシュラフに潜り込んだ。

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7/27(晴) 池ノ平山(05:10発)~奥念丈岳分岐(06:40着発)~念丈岳(06:45着07:20発)~奥念丈岳分岐(07:23着発)~与田切乗越(07:43着07:46発)~奥念丈岳(08:40着09:08発)~与田切乗越(09:37着発)~奥念丈岳分岐(10:13着10:18発)~池ノ平山(11:25着12:20発)~烏帽子岳(13:07着13:18発)~セキナギ(14:25着発)~飯島分岐(14:45着15:05発)~小八郎岳(16:25着16:45発)~鳩打峠(17:40着18:05発)~清流荘(18:17着19:40発)~松川IC(19:58着発)~SAで仮眠~花園IC(23:30着)

2日目は4時前には起床、勿論外は暗闇の中だ。 湯を沸かし朝食をとる、本日は念丈岳へ向かい、時間の様子で奥念丈岳にもトライする心算だ!  ゆっくり食事をし準備をしていると、何時の間にか5時近くになってしまう、慌てて出発、本日も天気は良さそうだ。 池ノ平山より笹尾根を下りアップダウンを繰り返しながら念丈岳へ向かう、周辺の展望を楽しみながら念丈が段々と大きくなってくる。 道は明瞭だが結構背丈程の笹藪もある、迷う事は無いが、 笹は朝梅雨を含み、この日の露払いとしてレインパンツで大正解だった。 途中、右手に奥念丈岳とそのコルになる与田切乗越を望む、笹の中しっかりとした道が上部へ伸びている、見た限りでは明瞭だ。 1時間半で念丈岳に到着、素晴らしい展望だ。 越百からの主稜線、池ノ平山、大島山~本高森山、安平路山方面、雲海が何とも言えない! 30分少々ステイし愈々奥念丈岳へ向かう、念丈岳より一気に与田切乗越まで下る、20分程で下りきり、今度は登り、背丈を越える笹の中を登るが足元は明瞭だ。 後方には念丈岳がどんどん大きくなり、一歩一歩青空に向かい急登を行く。 一旦登りきると今度は樹林の中の緩やかな尾根を進む、途中小さな池もある。 尾根のアップダウンを進み、最後は再び笹の中の急登に汗をかく、やっとこ笹も低くなり高山植物の有りそうな斜面を登り切ると樹林の林立する尾根に飛び出した、奥念丈岳の山頂だ! 感激の一瞬だ、良く読めない山頂標識があり、念丈倶楽部の草刈機がデポして有った。 越百山方向、又、安平路山方向とも若干道らしきものが在り、少々刈払されている様だ、マーキングもある。 今回は拙者自作の標識を持参したので記念写真を撮る。 簡単な食事をとる、旨かった。 復路の事も考え、ゆっくりもしておられず早々にその場を後にする。 一気に乗越に下り、その後念丈岳への登り返しがきつかった。 後は池ノ平山のベースへ只管戻る、分岐より1時間少々でベーステントへ帰着、テント撤収、昼食をとり1時間後の12時過ぎに烏帽子へ出発、相変わらずザックが重い、それでも1時間弱で烏帽子山頂へ戻る。 南アルプスのシルエットも良く望めた、この後は只管下りが待っている、岩場の急坂を慎重に下り飯島分岐へ1時間半で到着、後は道に余計な神経は使わないが、小八郎岳に再度立ち寄り30分程ステイし、結局休憩を含み烏帽子より4時間程擁した、最後ヘロヘロで登山口へ帰着した、キツかった! 駐車場に着いて帰り支度をしているとアブが煩いので、早々に荷物を放り込んで清流荘へ向け出発、程なく到着 直ぐに風呂場へ直行、この2日間の汗を落とした。 流石に重荷で長丁場だった為、腰が悲鳴を上げていた。 序に夕食に唐揚定食を注文したが、大盛を頼んだところ食べ切れない程の量が出て驚いた、やっとの思いで平らげた。 帰途は遅くなってしまったが、途中SAで少々仮眠をとり何とかその日の内には帰宅出来た。  今回は前より計画し念願であった奥念丈岳を落とす事が出来満足であるが、2日目は12時間も擁した。 ネットでは日帰りでやっつけてしまう猛者もいるらしく、恐ろしい健脚者だ!拙者の力不足もあるのだが。

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花園~松川 4,290円    松川~花園 6140円     走行距離 581km     清流苑 入浴代 500円

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