No,111 中越:越後駒ケ岳(2003m)中ノ岳(2018m)兎岳(1926m)大水上山(1830m)丹後山(1809m)小倉山(1378m)
2025/04/07
平成14年10月9日~12日(前夜入り2泊3日) 単独行
10/9 寄居(21:00発)~花園IC~堀之内IC~駒の湯(23:15着)
10/10(曇後雨) 駒の湯(07:50発)~小倉山(11:50着12:10発)~百草ノ池(13:10着発)~駒ノ小屋(14:10着)
うっかり小出インターを通り過ぎてしまい、堀之内で下車。 駒の湯駐車場にて車中泊、この時空には星が出ていた。 朝は5時起床、何と外は雨!6時には止んだが山はガスっている、時折晴れ間も覗くが曇天だ。 駒の湯に立寄り出発、急登が続きザックが肩に食い込む。 小倉山迄は4時間擁した、途中2回ほど雨に降られ上部では雹交じりである。 靴に穴が開いているらしくソックスが濡れ気持ち悪い、ボーナスが出たら新調しようと思う。 紅葉は小倉山より上部は素晴らしい! 小屋に着くと既に3名の方が休んでいた。 自分は2階の広いスペースに陣取った、小屋は新築されたばかりで綺麗である。 この日は管理人さんは留守の様だ。 この後5名程到着したが、ゆっくり使用出来た。 この日は日本海側に寒気が入り込み夜間は異常に冷え、毛布を3枚掛けたがそれでも寒かった。 新津市からの3名の中高年のパーティーが夜まで騒いでいて迷惑だった。
10/11(快晴) 駒ノ小屋(06:45発)~越後駒ケ岳(07:05着07:25発)~グシガハナ分岐(07:40着発)~天狗平(08:25着発)~檜廊下(09:00着10:00発)~中ノ岳小屋(12:04着12:06発)~中ノ岳(12:15着13:00発)~池ノ段(13:05着発)~兎岳(15:15着15:30発)~大水上山(16:05着16:10発)~丹後山(17:05着17:10発)~丹後山避難小屋(17:15着)
朝4時起床、空は満天の星空だ。早めに朝食を摂る、御来光は5時50分、荒沢岳の左方より登った。 昨日は得られなかった展望が小屋前に広がる、荒沢、平、至仏、燧、会津駒、武尊、兎、未丈、守門、浅草、会津朝日、日光白根、中ノ岳など凄い! 駒ヶ岳が朝焼けに染まり美しい! 早々に出発、縦走者は自分を含め2人だけの様だ。三山掛けで八海山に向かって暗い内に出たらしい。 駒ヶ岳山頂からは反対方向に八海山、苗場、金城、主稜線越しに中ノ岳が大きい、360度の展望である。 中ノ岳への縦走路は紅葉が素晴らしい!ナナカマドの実が赤く染まっている。 コース的にきつい為か歩く人は少ない様で熊笹が繁っていて歩き辛く、朝露でパンツが濡れる。 右に八海山、左に荒沢岳を望みながら歩く、谷が深く切れ落ちている。 振り返ると駒ヶ岳が黄色く染まり堂々の風格である。 最後急登を登りきると中ノ岳避難小屋の前に出た。 中ノ岳山頂でランチ、ここまで思ったより時間を擁した、山頂からは巻機山迄の上越国境の山々が尾根伝いに伸びている。 しゃくなげ湖と六日町市街が遥か下に望める。 中ノ岳からがきつかった、特に兎岳迄がアップダウンの連続で時間が気になり遠く感じられた。 兎岳山頂で思わずビールで喉を潤し、利根川水源の山の大水上山を過ぎ漸く丹後山に着いたのは夕方5時を過ぎていた、アプローチの長さを実感する。 丹後山は一面熊笹に覆われ高原と言った感じで別天地だ。 正面に平ヶ岳、又巻機山に続く稜線が険しい起伏を繰り返しそれに続いている。 八海山、中ノ岳、駒ケ岳、兎岳が並びアルペン的展望が広がる。 避難小屋は私以外は1名のみ、小屋内はそこそこ綺麗で毛布が数枚置いてある。 到着後直ぐに日没、早々に夕食を済ませシュラフに潜った。 ここで中ノ岳山頂にバックを忘れたのに気付く、1名の方(大阪の桜井氏)が中ノ岳に向かうとの事なのでお願いした。
10/12(快晴) 丹後山避難小屋(07:35発)~ジャコの平(08:30着08:40発)~カモエダズンネ(09:40着09:50発)~鉄砲平(10:45着10:57発)~登山口(11:13着11:20発)~十字峡小屋(12:15着13:40発)~(しゃくなげ観光公社の軽トラに拾われる)~しゃくなげ観光売店(13:50着14:50発)~野中(15:10着15:25発)~六日町駅(16:00着16:44発)~小出駅(17:05着17:25発)~折立(17:45着発)~駒の湯(18:00着18:50発)~(銀山平、伝之助小屋に立寄る)~小出IC~花園IC(21:40着)
朝は5時半に起床、少々寝すぎた。 御来光を待って丹後山山頂まで行き写真撮影、モルゲンの中ノ岳が荘厳である!巻機山も大きい。 今日は昨日程冷え込んではいない。 小屋に戻ると桜井氏は出発して行った、朝食を摂り下山にかかる。 巻機山方面と十字峡への分岐にかかる、巻機山方面の道は不明瞭だ。 遥か下に三国川の谷が望める。 中ノ岳の迫力ある雄姿を右方に見ながら只管下る。 紅葉のトンネルを潜り、3合目付近からはかなり急な下り、来し方が額に汗をかいて30人程擦れ違った。 登山口より三国川の渓谷を観ながら林道を40分程で十字峡へ到着、地元三国観光協会がテントを張り、岩魚の塩焼きやキノコの販売をしている。 十字峡小屋に到着、ランチにうどんとビールを注文、主人や工事関係者と賑やかな下山祝いとなった。 バスに時間がある為、少々飲み過ぎた。 野本までてくてく歩き始めていると、しゃくなげ観光公社の軽トラのおばさんに拾って貰い、観光売店迄送ってもらった、ラッキー! ここで少々時間を潰し野本バス停より六日町駅へ、上越線で三つ目の小出駅で下車、バスで折立へ。 事前に連絡しておいた奥只見タクシーがトランクを開けてバス停で待っていてくれた。 駒の湯では泊り客と間違ったようで、無料で温かい温泉に入れた、ラッキー! この後、銀山平の伝之助小屋に立寄り、帰路へ。 今年の紅葉は幾分遅い様で中腹より下は少々早く、十字峡付近は1週間後位が丁度良いと思う。 十字峡小屋と駒の湯には連絡先を置いてきたが、バックが見つかる事は祈るのみである。 その2日後、桜井氏よ☎があり、無事中ノ岳山頂でバックを回収し送ってくれるとの事、駒の小屋で泊まった為連絡が遅れたとの事であった。有難うございました。 今回は色々と充実した山行であった。
花園~堀之内 4200円 小出~花園 4050円 小出~折立、越後交通バス 310円 六日町~小出、上越線 400円
折立~駒の湯、奥只見タクシー 2160円