寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記

No,335 尾瀬、奥鬼怒:尾瀬、奥鬼怒周回縦走 物見山(2113m)鬼怒沼山(2140.8m)黒岩山(2162.8m)鬼怒沼

2023/09/03

平成29年9月28~30日(前夜泊1泊2日)  単独行

9/28  太田桐生IC(19:58発)~沼田IC(21:00位着発)~尾瀬戸倉温泉、尾瀬の宿いさ(21:45着)

9月下旬に連休が入ったので以前より考えていた、「大清水~鬼怒沼、鬼怒沼山~黒岩山~尾瀬沼」の周回縦走を決行した。 前夜は戸倉の尾瀬の宿いさに入る、初めて戸倉温泉に入ったが、湯が肌にまとわりつきぬるぬるした中々良い風呂であった。宿も旦那さんが良い方で登山者にうってつけの良い宿だ!

9/29(晴時々曇) 尾瀬の宿いさ(05:32発)~大清水(05:45着05:58発)~湯沢出合(07:02着07:05発)~渡渉(07:30着07:45発)~物見山(10:58着11:20発)~鬼怒沼分岐、北端(11:48着発)~鬼怒沼南端(12:10着発)~休憩(35分)~東電巡視小屋(12:50着発)~鬼怒沼山(13:48着14:02発)~小松湿原幕場(16:03着)

初日は6時に大清水を出発、今年一番の寒さとの事で防寒着を羽織る。テント泊の為、久々にザックが重い。 一時間程沢沿いに林道(物見山新道)を歩く、終点の湯沢出合には尾瀬の学術調査班が調査で入っていた。物見山までは結構な急登が続く、途中より四郎岳、燕巣山、荷鞍山、笠ヶ岳、上州武尊などが望める。細尾根、岩稜を登り物見山には4時間を擁した。途中、暗雲になり冷風も吹いてきたので不味いと感じたが、一時的で回復したようだ、山頂からは鬼怒沼山、黒岩山?、燧岳などが望めた、1本立て鬼怒沼へ下る。30分弱で沼の北端の分岐へ、これより沼を南端まで縦断する、4組ほどのハイカー、10数名が居らした。 鬼怒沼からの光景は絵に書いたような世界だ、草紅葉や湿原の上には日光連山、根名草山、鬼怒沼山、燧岳、至仏山など素晴らしい!ベンチで昼食をとった。 これより鬼怒沼山へ向かう、東電巡視小屋を過ぎ40分程登るとと、山頂を指す案内板へ到着、縦走路へ荷物をデポし山頂へ。マーカーを頼りに急坂を登ると数メートルの笹の切り開きの小さな山頂があった。展望は奥白根が見える位で樹林の中にあった。この後、今宵のテン場の小松湿原へ向かう、鬼怒沼山より2時間、幾つかのピークのアップダウンを繰り返しやっとこ到着した。初日はキツかった、疲れた体でテントを張り、早々に夕食を作る、この時期になるとブヨや蚊も居ず外での食事も快適だ。今回はラーメンに入れるもやしとニラの小袋も持ってきたが正解であった、コーヒーが美味い!陽が落ちる前にテントに潜り込む、鹿が泣いているのが気になったが何時の間にか寝ていた。

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9/30(晴) 小松湿原(06:30発)~黒岩山分岐(07:25着07:35発)~黒岩山(08:06着08:42発)~黒岩山分岐(09:02着09:15発)~赤安山(10:30頃)~休憩15分~赤安清水(11:30着発)~電発記念碑(12:38着12:48発)~大清水分岐(13:02着発)~小淵沢田代(13:20着13:30発)~大江川湿原分岐(13:32着発)~長蔵小屋(14:32着15:03発)~三平峠(15:42着発)~一ノ瀬(16:44着16:55発)~大清水(18:00着18:15発)~沼田IC(19:10着発)~花園IC(19:50着)

2日目、5時起床 18時頃寝たので何度か目が覚めたが、10時間近く寝たようだ、代えって寝すぎて頭が重い。 食事を作り、テントを撤収し6時半に出発。 今日も天気は上々、木々の間より向かう黒岩山が望める。 一旦下りシダ類が鬱蒼と茂る湿原っぽい森を進む、この辺りが黒岩清水か。取り付きになる頃オレンジのテントが1張りあった。暫し登ると黒岩山分岐に出る、ここでサブザックに必要な物だけ入れ黒岩山へ向かう。 道は多少倒木や藪はあるがマーキングもしっかり付いていて迷う事は無い。 最後に急坂を攀じ頂稜を進むと快晴の山頂へ到着した。展望は360度素晴らしい、尾瀬、日光、南会津の山々が見渡せる,特に気になるのは隣の「孫兵衛山」だ、何時かは挑んでみたい!今回ネットで山頂の標識が無い事を知り、自作で2枚程作ってきた、正解であった。(最近このエリアでは良く山頂標識が壊されたり、無くなるという話を聞くが、心無い方は辞めてもらいたい) ステイしていると単独の方(長岡のK氏)が到着された、暫し談笑しほぼ一緒に下る、下りはあっけなく分岐に辿り着いた。ここでK氏と別れ、尾瀬へ向かう。 ここが県境か村境か、多分担当が違うのだろう、先程まで多く付けられていたマーキングが殆ど無くなる、道は解り易いので問題ないが。 一時間少々で赤安山、ここへの登りもきつかった、ピークへの取り付きも探したが、良く分からずピークはスルーする事にした。赤安清水を過ぎてからも意外とアップダウンがあり、歩き辛いトラバース道ありで体力を消耗する。 やっと山から下り小淵沢田代で一息入れる。時間があるので、大清水に下りず尾瀬沼周りをセレクト、大江川湿原に回らず直接尾瀬沼へ、又山の登り下りでビジターセンターの裏に出たがこれがキツかった。 長蔵小屋のベンチで昼食をとり1本立てる。 いよいよ大清水へ腰を上げたのが15時過ぎ、右手を振り返ると尾瀬沼の後には快晴の空に燧岳が美しい!結局大清水に着いたのは、しっかり陽も落ちて暗闇の中ヘッデンを点け18時になってしまった。(大清水~一ノ瀬間にバスがあるのを勉強不足で知らなかった、一ノ瀬に着いたのが、最終便が出た10分後であった)  ともあれ、今回の大周回縦走も無事に終わったが、テント泊の重荷を担いでで昔と違い大分コースタイムをオーバーした山行であった。

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太田桐生~沼田 2070円     沼田~花園 1410円     尾瀬の宿いさ 素泊まり+弁当 6678円

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