寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記

No,288 奥日光:三岳(1944.8m)

2023/08/24

平成27年3月26日(前夜泊日帰り)  単独行

3/25   太田桐生IC(19:40発)~清滝IC(20:35着発)~湯元温泉「紫雲荘」

前回のリベンジすべく良い日を待っていたが、最高の日和の日にチャンスが来た。 今回は単独行の為、仕事場より直行、1時間半ほどで湯元に到着。素泊まりの為、早々に入浴、床についた。


 

3/26(快晴)  紫雲荘(06:00発)~金精道路ゲート(06:03着06:20発)~大岩(07:05着07:20発)~小平地(08:00着発)~小尾根(09:35着09;40発)~山頂へアタックし直す~1901m峰とのコル(11:30着発)~三岳(12:12着12:38発)~1901m峰とのコル(12:48着発)~小尾(13:52着14:02発)~大岩(14:48着15:08発)~金精道路ゲート(15:40着16:00発)~清滝IC(16:35着発)~花園IC(18:15着)

当日は快晴、奥白根が神々しい! 6時過ぎに金精道路ゲートを出発した。前回同様トレースは全く無い、未だまだ雪は深い、しかし明らかに前回よりは雪は減っている。 大岩に到着してどこから入林しようか考えたが、前回の自分のマーキングも残っているので大岩の手前より樹林に入る事にした。一旦下り登り返す、途中より自分の残したマーキングも無くなり、やや開けた平地に出ると夏道のマーキングを発見、今回はそれを忠実に辿る。前回はこの付近で迷走した。 忠実に探しながら辿っていくと尾根上を徐々に高度を上げて行き、大木の点在する開けた斜面になって来る、右方には1752峰を見ながら登る。大斜面の登りまで来るとGPSを置き忘れて来たのに気付く、そこから又一旦引き返す事に。気持ちが揺らぐが、しかし空は快晴で持ち直した!大斜面をトラバース気味に登って行くとマーキングはその斜面を直登するコースになっている。無雪期は熊笹の斜面の急登になっている所だ。一歩一歩スノーシューを蹴り込み、最後は四つん這いで何とか尾根上に這い上がると、前回自分が付けたマーキングが有り、そこは小尾根手前の場所であった。湖上山、外山、や奥白根が美しい。 それより歩を進めると小尾根に出た、前回と違い展望が開け男体山が迫力のある山体で聳えている、暫し見とれた! 前回はここより山頂部に取付き撤退となった。ここからは山頂部を回り込み光徳側の1901m峰とのコルを目指す。マーキング(夏道)は撤退した直登の急斜面に付いており、巻く方向(コル方面)には無い。山頂部基部の深い樹林帯を巻くように進んで平地に降りた。開けた場所でこれより取り付いた。しかし前回同様高度を上げていくと結局は斜度が相当キツくなり進退窮まってしまう。しかたなく一旦平地に下る、GPSを見てこの平地を巻くように北東へ進んでい行く。ほぼ無理かと諦めかけると目前を遮る尾根が現れた。 方向的には三岳山頂方面へ伸びている、これだ!! 緩やかに高度を上げていくと途中より三岳の山頂が望めた、結構先だ。GPSを見てみると大分小尾根より離れてしまったようだ。目前に急斜面が現れ黙々と高度を稼ぐ、尾根に這い上がると何とそこは1901峰の山頂直下であった。暫し進むと目前に三岳主峰が現れた。ここからコルへは急降下で又急斜面の登り返しで気持ちが揺らぐ。 コルへ降りるとそこは深雪、揺らぎながらも歩は進んでいた。前の斜面程では無いがかなりの急登、木々に掴まりながら登る。 12時半を目安に進退を決め、気持ちを入れ直した!徐々に木々の間に青空が見える様になり、高薙山や女峰山も見え隠れしてくる。一旦緩やかな尾根に出て最後のひと登りで待望の三岳山頂の看板が見えた。感動の一時だ!6時間賭けての登頂で感慨一入であった! 展望は木々で遮られているが白い峯が望めている、大峠方面にはマーキングもあるようだ。 本日初めての食事でパンを1個食べたがうまく喉を通らなかった、勿論独り占めの山頂である。 帰路を考えると余り長居は気分的にも出来ず、早々に頂を後にする。夏道の急斜面を降りた方が全然早いが、念の為往路を戻る事にした。 トレースを忠実に辿り、小尾根からは尻セードで一気に下る。小尾根より大岩までは3分の1の40分程で下りきった。ここで緊張も解れザックに腰を下ろしゆっくりとパンをかじった。あとは淡々とゲートまで林道を戻った。 車で着替えゴアのオーバーパンツを脱ぐと尻部分が大きく破けていた。 帰路、戦場ヶ原より奥日光の峰々が青空に映えていた。 疲労は隠せないが、リベンジ出来最高の充実感で帰途についた。

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太田桐生~清滝 2250円    清滝~花園 3660円    紫雲荘 6480円    走行距離 320km

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