寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記

No,252 奥利根:雨ヶ立山(1626m)

2023/09/07

平成24年4月10日(夜行日帰り)  単独行

4/9  花園IC(21:33発)~水上IC(22:33着発)~水上道の駅(22:36着)

4/10(晴) 水上道の駅(04:50発)~宝川温泉(05;10着05:46発)~林道トンネル(07:08着発)~宝川理水試験地(07:38着07:42発)~板幽橋(08:10着08:45発)~1150m平坦地(10:35着10:50発)~猫幽岩(13:10着発)~雨ヶ立山(13:34着14:00発)~猫幽岩(14:05着発)~1150m平坦地(15:10ちゃく15:20発)~板幽橋(16:15着16:20発)~宝川理水試験地(16:35着発)~林道トンネル(17:05着17:15発)~宝川温泉(18:15着18:45発)~水上IC(19:10着発)~花園IC(20:05着)

先月に続いて「秘境の山」に名を連ねる奥利根の秘峰 雨ヶ立山へ挑んだ。 こちらもこの残雪の時期にしか入れ無い山で、山スキーヤーには人気の山である。全行程で12時間とこれも結構ハードな山であった。前日に水上の道に駅で車中泊、4時前には目が覚めたのでもっと早く出発すれば最初の予定の布引山へもトライできたと思う。 宝川温泉奥のPに駐車、準備をしていると汪泉閣の御主人らしき方が見えて雪が緩んでいるのと気をつけるようにとの一言、元気を貰った。 林道は砂利道より直ぐに雪道へ、スノーシューを付ける。まだまだ残雪も多く、林道でも危険な所もあり慎重に進む。早朝であるがここ数日気温が高く雪は既に腐り気味、宝川は雪解けで水量が多く勢いが良い。トンネルを抜けると宝川も広い滑床が現れ美しい! 宝川理水試験地に着くと林道より右上に登って行くトレースも有り迷うがそのまま林道を板幽橋へ進む。2時間少々で橋へ到着、ここより板幽沢左岸を登ると各人のブログ等にはあるが、これよりトレースは全く無く少々迷い時間をくった。 取り敢えず沢を見下ろす感じで斜面をトラバース的に詰める、暫く登ると右上部に尾根が近くなり這い上がった。相変わらずトレースは無いが、杉林を沢沿いに詰めて行く、広い沢の源頭部を左方下に見る箇所を過ぎ先を行くと平坦地へ降りる尾根上部へ着く、すると右下より上がって来るやや谷沿いのルートが合流した。ここよりトレースがはっきり現れマーキングも有り、ホッとした、理水試験地より右上に登るルートだろうか?少々下りこれよりブナの小尾根を詰めて行くと1150mの平坦地へ到着、布引山へ続く尾根や上部には白銀の頂稜も望めてきた。この後は広い斜面を只管登る、雪は相変わらず腐り、行き成り腰まではまった、抜け出すのに一苦労!何度も頂稜かと騙される。二重山稜を過ぎ、急な雪尾根を登りきると一気に展望が広がった!武尊山をバックに頂稜が一気に山頂へと上がっている、初めて雨ヶ立山頂部が望めた。 「まだ遠いな!」ここで一旦、時間的に無理かとも考えたが、ここまで来たら行くしか無い!ここからは猫幽岩の岩頭を巻き見た目より意外と早く到着出来た。山頂直下では山スキーの二人が山頂より余裕で滑って来た、スキーでの下りは何とも羨ましく感じた。拙者はかなりへばって一歩一歩がやっと! やっとこ到着した山頂からの展望は素晴らしいの一言。 布引山へ続く尾根の上には朝日岳が大きい、大烏帽子~巻機山へ続く山並、谷川岳も左方に望める。反対方向には武尊、至仏、燧、平ガ岳と奥利根、会越の山々、天候も良く目が眩しい!!特にこの奥利根から見る上越国境の秘境とも言える山々に興味を唆られる、モンスターと言われる「刃物ヶ崎山」もお目にかかれた!写真を撮っていると、崩れるような轟音が響く、雪崩だ。 時間も推しているので昼食を簡単に摂り早々に降る事にする。下山路は往路をそのまま下る、板幽橋までは早い!しかし宝川温泉までの林道はやはり2時間、Pに着く頃にはクタクタ!残念ながら汪泉閣は本日休館で入浴は出来なかった。

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花園~水上 1650円+1200円     走行距離 226.5km

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