寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記

No,344 西上州(上武国境):ブドー沢ノ頭(1658.1m)諏訪山(1549.4m)三笠山(ヤツウチグラ)(1510m)

2023/09/03

 平成30年4月26日(前夜宿泊日帰り) 単独行

4/25 花園IC(15:55発)~下仁田IC(16:26着発)~上野村「不二野屋」(17:15着)

今回はリベンジで糸魚川の海谷山塊 昼闇山を登るべく3連休を取りましたが、天候は勝てず急遽西上州の秘峰ブドー沢ノ頭、滝谷山へアタックする事に。 ロングコースの為、前日の内に山麓上野村の民宿旅館の不二野屋へ入りました。 中々良好な宿で登山客も多い様です。ここの御主人は山には通じている方の様で、山名を付けたり、ルート整備を行ったり結構名の通った人らしい。この日も翌日に諏訪山~帳付山へ縦走する4人のパーティーを送迎するとの事であった。夕食ではそのパーティーと酒を酌み交わしていた。

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4/26(快晴) 不二野屋(05:30発)~諏訪山、浜平登山口(05:45着06:00発)~湯の沢ノ頭(08:08着08:23発)~三笠山(10:03着10:23発)~諏訪山(10:48着10:58発)~岩場(11:45着発)~ブドー沢ノ頭(13:20着13:38発)~岩場(14:38着発)~諏訪山(15:28着15:38発)~三笠山(16:02着16:10発)~湯の沢ノ頭(17:21着17:30発)~浜平登山口(18:45着19:00発)~荒船の湯~下仁田IC(20:25着発)~花園IC(21:00着)

当日は朝5時に朝食、浜平登山口を6時に出発。前夜が眠りが浅く、出だしが体が重い。  湯の沢を詰めて行く、湯の沢ノ頭までは2時間を擁した。尾根上に出ると風が冷たくフリースや雨具を着込んだ。 三笠山の岩峰が望める、これより尾根を詰め愈々三笠山へ向け岩を攀じる。ロープや階段を使い慎重に高度を上げていく。ツツジと岩がマッチて美しい! 湯の沢ノ頭よリ1時間半で三笠山山頂へ到着、展望が素晴らしい。 諏訪山、帳付山~滝谷山の上武国境稜線、浅間や両神など一望だ。小休止して諏訪山へ向かう、30分弱で到着。此処までも4時間程のアルバイトで結構キツイ、諏訪山は以前登っているので写真を撮り早々に出発する。 これよりが本番だ、予定より1時間程遅れている、ここからはルーファンしながら、マーキングを付けながら進む。尾根を外さなければ大丈夫であるが、2箇所程やや解りずらい尾根の分岐が在り少々迷った。 1時間程で岩場に着く、ここは右側の谷を巻いて避けた、全体的には徐々に高度を上げていくが、アップダウンも多い。 常に時間との戦いで、下山時間を考えながら進む、日没を考え13時がタイムリミットであろう。人が入らない為か、山親父の糞も見かける。 愈々上武国境稜線も近くなってくる、13時前になり、最後稜線への急登になる、疲れた足にはキツイ登りだ! 気持的に何度か諦めかけたが、悔いが残らぬよう思い切って登る。 やっとこ稜線に乗り、あとは僅かで念願の上武国境の秘峰 ブドー沢ノ頭へ登頂できた!ここで13時20分感極まる。 流石に滝谷山は直ぐ先に見えるが、時間的に無理と判断、諦めた。山頂には字が薄れた看板と二等三角点が在るだけの質素な、又価値のある空間であった。 20分弱ステイし往路を戻る、何とか日没までに下山しないと。後半は沢を下るので危険だ。 登りで7時間擁したので、5時間位で行けるだろう、ギリギリヘッデン無しで着くか?  下山はキツかった、とにかく1本いれながら、諏訪山まではマーキングを付けたのでスムースに、三笠山の岩場は慎重に下った。湯の沢ではかなり暗くなったが、何とか目視でルートを確認出来、何とか19時前には登山口へ帰り着く事が出来た。 下りでは流石に写真を取っている余裕は無かった。  今回は予想以上にハードで体力的には一杯一杯、しかし念願の山の一つを落とす事が出来、充実した山行になった。

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花園~下仁田 1470円×2    走行距離 208km    上野村「不二野屋」 1泊2食 6800円

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