寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記

No,200 上越(谷川連峰):阿能川岳(1611.3m)ヨシガ沢山(1117m)鍋クウシ山(1314m)天子山(1399m)三岩山(1568m)

2024/01/22

平成20年4月12日(夜行日帰り)  MB  Mr,ARAI

4/11   花園IC(22:40発)~水上IC(23:30着)~水上道の駅(23:35着 車中泊)

4/12(曇時々晴)  道の駅(05:20発)~仏岩ポケットパーク(05:35着06:35発)~赤谷越(07:10着07:15発)~ヨシガ沢山(08:10着発) ~送電鉄塔20号(08:25着発)~鍋クウシ山(08:50着09:05発)~岩峰(10:05着発)~天子山(10:40着10:55発)~三岩山(11:25着11:30発)~阿能川岳(11:50着12:55発)~三岩山(13:15着13:20発)~天子山(13:55着14:05発)~岩峰(14:40発)~鍋クウシ山(15:08着発)~送電鉄塔20号(16:02着16:07発)~ヨシガ沢山(16:17着発)~赤谷越(16:45着発)~仏岩ポケットパーク(17:00着17:25発)~水上ふれあい館(17:40着入浴18:40発)~水上IC(19:00着発)~花園IC(19:40着)

昨年より考えていた今春山行予定の谷川の阿能川岳に挑んだ。群馬百名山に選出されて人気急浮上の山である。百名山の中でも難峰の1つとの事だ。夏は猛烈なブッシュで厳冬期は厳しい地域の為、この残雪期が一番適している山だ。 今回はMBに久々に新井君が参加してくれた。前夜出発で水上の道の駅で車中泊とする。今回は車を変えたので後部に男2人ゆったりと横になる事が出来た。 朝5時起床、遅くまで晩酌していたので眠い。空には予報通り雲が厚い。谷川岳の稜線はガスで全く望めない、関東平野は晴天の様だ。一部青空が覗いているので期待を込めて出発、仏岩ポケットパークには15分程で到着、同時位に他の3人のパーティーも到着した。支度中に水を汲むのを忘れたのに気付き沢まで汲みに降りた。朝食をとり6時半過ぎに出発、最初から雪道だが途中より雪も消え落葉の道を登る。赤谷越よりは道標案内の無い北側を登る。鉄塔巡視路がしっかりあり良く踏まれていて解り易い。ヨシガ沢山頂付近は雪になるが又消える、後方には吾妻耶山が大きくなって来る。鉄塔の分岐になるが、右の20号方面へ進む、着いた鉄塔からは吾妻耶山が素晴らしい!これより先は本格的な残雪歩きとなる、雪は少々腐り時折踏抜き体力をそがれる。アイゼンは必要無い。ブナ林の尾根を高度を上げて行く、斜度も段々きつくなり雪量も多くなって来る。前方に大きな雪庇が覆い被さる箇所も出て来る。先行者のトレースやマーキングも有り迷う事はまず無い。2時間位で鍋クウシ山に到着、前方に天子山頂部の岩尾根が望める。天気も徐々に回復してきた。 天子山の登りで先ず岩峰が現れる、木の根や枝を頼りに慎重に通過、天子山頂に近づくと岩交じりの痩せ尾根になり雪庇を踏抜かぬ様薮を掻き分け山側を進む。天子山頂へ着くと360度の展望が広がった、谷川主稜線はガスっているが、吾妻耶山、赤城、武尊を始め上州の山々、越後方面、小出俣山、三岩山の後ろに目指す阿能川岳と素晴らしい。 これより三岩山までは潅木や石楠花のブッシュ、雪庇の痩せ尾根の連続で一番の難所であろう。慎重に進めばまず問題はない! 三岩山頂へは広い雪尾根を登り辿り着いた、左方には小出俣山、前方にはいよいよ近づいた阿能川岳への雪原が続いている。右下には谷川岳PAも一望である。20分程で待望の阿能川岳へ到着、頂稜は細長く標識も無いので一番高い所で記念撮影をした。今回はカムエクの時と同様に自作の標識を持って来て正解であった。これから登る方に使ってもらうと嬉しい!残念ながら谷川岳の主稜線はガスの中で望めなかったが、他の大展望で満足であった。先行者のパーティ-も雪庇の影で食事中であった。自分達も食事を摂っていると、小出俣山より単独の男性が到着、ピストンで3時間係ったそうだが日帰りで強い方も居るもんだ。1時間程ステイし下山にかかる、痩せ尾根の通過にはやはり苦労したが、尻セードを楽しみながら下った。前方には吾妻耶山、三峰山、小野子三山、子持山も望める。後半はさすがに疲れて言葉数も少なくなる、新井君は痩せ尾根では極端にスピードが落ちたが、その後の下りでは早かった。4時間を係け無事に仏岩のPに到着、さすがに手応え充分の山であった。  帰路、水上温泉で汗を流し、土産物に川海苔と蕗を買って高速道に乗った。 今回はまずまずの天候で残雪の谷川の山を堪能出来、充実した山行であった。

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花園~水上 2350円+1200円    水上温泉ふれあい館 入浴代 550円

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