No,104 東北:高原山(鶏頂山1765m、釈迦ヶ岳1795m)(1795m)七ヶ岳(1636m)御神楽岳(1386m)本名御神楽(1266m)
2025/02/06
平成14年5月22日~25日(夜行2泊3日) 単独行
5/22 熊谷(23:00発)~羽生IC~
5/23(曇) 西那須野塩原IC~道の駅塩原(01:15着 車中泊 05:05発)~日塩紅葉ライン登山口(05:55着06:15発)~枯木沼(06:25着発)~弁天沼(06:55着07:10発)~鶏頂山(07:42着07:58発)~釈迦ヶ岳(09:08着10:13発)~弁天沼(11:25着11:45発)~枯木沼(12:20着12:35発)~登山口(12:50着13:35発)~塩谷町役場(14:40着14:45発)~滝ノ原、民宿(17:00着)
上司に絞られ、やっとこ職場を23時に出発、東北道羽生Pにて夕食を摂る。 道の駅塩原に1時過ぎに到着、すぐさま就寝。 当日は予報通り曇り空、気が重いまま出発。 少々迷ったが1時間で登山口へ到着、早々に登り始める。 最初はスキー場のゲレンデを登り、枯木沼の湿地帯を経て弁天沼へ、新緑が気持ち良くホトトギスが鳴いている。 登山口より1時間半程で鶏頂山登頂、時折薄日が差す、鶏頂山からの釈迦ヶ岳は中々堂々としている。御岳山を越えて釈迦ヶ岳への急登が辛い! 山頂は小広く休憩に良い、展望は曇天の為近場しか望め無い。 鶏頂山と微かに男鹿山塊が望める。 登山者には夫婦1組にしか会わなかった。 下山路は尾根より弁天沼への近道を取り、沼では講をやっている方々4名に出会う。 下るに従って予報に反して晴れて来て悔しい! 下山後塩谷町役場に行き産業課の斎藤さんよりバッジを頂き会津に向かう。 会津高原駅と七ヶ岳登山口を確認、民宿が解らず駅より電話しやっとこ到着。 民宿大和荘(滝ノ原)は老夫婦が営み、食事は今一歩だが御夫婦と話しながらの夕食は美味しかった。 話によると旦那さんは会津駒、荒海、男鹿などへの送迎も有料でやってくれるとの事。
5/24(曇後晴) 滝の原、民宿(05:00発)~羽塩登山口(05:15着05:45発)~平滑沢取付き(06:20着06:25発)~平滑沢源頭(07:45着発)~七ヶ岳、1番岳(08:20着09:30発)~下岳(11:10着11:25発)~古今登山口(12:30着12:48発)~羽塩登山口(15:08着15:30発)~会津田島(15:45着16:00発)~金山町、民宿朝日屋(18:00着)
前日9時半に寝たせいか3時には目が覚めてしまう、5時には民宿を出発。林道からは七ヶ岳が遥か高く望める。 平滑沢は思っていた程歩き辛くは無かった。 1時間で沢を脱出、ここからが結構急登、途中石楠花が美しい! 最後岩場を一登りで山頂へ、山頂からは360度の大展望。 山座同定できたのは荒海、高原、男鹿山塊、二岐、雪を頂いた燧、帝釈、会津駒、越後三山、那須岳等と素晴らしい! ランチ後迷った、縦走かピストンか、この天気だしあの沢を下る事を考えて2時間の林道歩きも仕方無いと縦走に決定、又山頂から田島町役場の広野さんにアポをとった。 いざ縦走に出発、尾根の登下降は見た目よりはハードでは無かったが、道の手入れが未だでブッシュに悩まされた。道は迷う事は無い。 一山超えると又一山と中々下岳に着か無い、やっと辿り着いた下岳で一人のハイカーと会った、「あの林道を歩くのですか?」と感心されていた。 下岳から振り返ると一番岳が遠くに見える、しかし尾根縦走は石楠花あり展望有りで最高! 古今への下りはブッシュとの戦いで、凄い急坂で絶対登りたくな無いコースだ。 林道「広域林道七ヶ岳線」は流石に長かった、歩き始めて直ぐ車が一台通過、この後は見かけることは無く一声掛けるべきであったか。 羽塩(喜三郎小屋)の手前付近で空模様が怪しくなり雷鳴一発!直ぐに工事現場に逃げ込みレインウェアに。 急ぎ足になる、間一髪で車に入ると強雨になった。 この後役場に立寄り金山町に向かう、町で明日の弁当、朝食などを購入する積りでいたが大失敗。 この街にはコンビニは無かった、隣の三島町にも行ったが全く無い。 夕食も摂れないし、町の商工会に電話し、夕食は一件ある寿司屋で、宿は民宿で翌日の朝昼の弁当をやっと確保出来た。疲れた!
5/25(曇後晴) 民宿朝日屋(04:20発)~登山口(05:00着発)~八乙女ノ滝(05:40着発)~杉山ヶ崎(07:27着07:45発)~熊打ち場(08:13着08:16発)~御神楽避難小屋(08:28着08:45発)~本名御神楽(09:00着09:20発)~御神楽岳(09:50着10:50発)~本名御神楽(11:27着11:45発)~避難小屋(11:58着発)~杉山ヶ崎(12:40着12:55発)~八乙女ノ滝(14:40着発)~登山口(15:00着15:30発)~小出IC(18:00着発)~花園(20:10着)
朝寝過ぎた、慌てて4時過ぎに出発。林道は思ったより長く、到着は5時過ぎになってしまった。 登山口には既に4台程駐車している、グレーの空模様が少々気になる。 霧来沢沿いの山路を登る、八乙女ノ滝が大きい。 前日夜半の雨で草露の為ズボンが濡れる、杉山ヶ崎へは一気の急登、南ヶ岳南南壁が見えて来る、豪雪に洗われた迫力ある岩壁だ。貉ヶ森山の残雪が美しい! 杉山ヶ崎に着くと本名御神楽が堂々と天を突いている、一本立てて朝食。 熊打ち場の岩場を登ると、周囲に会越国境の山々が広がった。 避難小屋付近より雲行きが怪しくなる、風も強くなり先を急ぐ、程無く本名御神楽山頂に着いた。 山頂からは北西側正面に御神楽岳本峰が大きく聳えている。 北側に続く、つばくろ尾根南壁は壮絶な絶壁となっていて谷に切れ落ちている。ここからは狭い尾根を辿って本峰へ、ブッシュで歩き辛い、ここは未だ手入れがされていない様だ。山頂手前で遂に水晶尾根が出現、凄い迫力だ! やっと辿り着いた山頂には6名程の先行者がいらした。この後も続々と越後側より何人も到着した。 山頂からは浅草、守門、粟、矢筈、青里、貉ヶ森、日本平、飯豊、会津方面の山々と残雪の会越国境の山々が素晴らしい! 天候は幸いにも晴れて来て最高! 下山時団体のパーティーと擦れ違う、本名にザックをデポしてのピストンの様だ。 下山は往路を忠実に戻った、休憩を除くと7時間半の行程であった。 途中マムシに遭遇驚いた! 帰路、田子倉の浅草岳登山口に立寄る、浅草岳が鬼ヶ面山を従えて凄い迫力だ。 小出より関越に乗り帰宅した。 会越国境の山々は標高こそ2000mに満たない中級山岳だが、それぞれに行程も長く険しい山が多く、登り堪えのある素晴らしい山が多い。 御神楽の山頂に立った時は久々に充実感と感動を覚えた。 この遠征3日間は充実した山行であった。
1日目 羽生~西那須野塩原 2750円
2日目 日塩紅葉ライン 600円 日塩龍王峡ライン 150円 大和荘 2食付き 6500円
3日目 民宿 朝日屋(小栗沢) 素泊まり 3500円 弁当500円×2
4日目 小出~花園 4050円 走行距離 620km