寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記 日本300名山

No,95 北陸:荒島岳(1523m)白山(2702m)

2024/10/19

No,95 北陸:荒島岳(1523m)白山(2702m)

平成13年9月19日~21日(夜行2泊3日) 単独行

9/19(雨後晴) 寄居(00:05発)~名立谷浜SA(02:30車中泊06:20発)~福井IC(08:50着発)~勝原スキー場(09:48着10:15発)~リフト終点地点(10:55着11:00発)~石楠花平(12:12着12:22発)~荒島岳(13:10着13:37発)~石楠花平(14:16着14:25発)~リフト終点地点(15:17着15:25発)~勝原スキー場(15:58着16:30発)~市ノ瀬(18:00着)

18日、通しの仕事を終え、花園ICに乗ったのが午前0時になってしまった。 上信越道は快適、なるべく近くと思い北陸道に入ってから寝る事にする。 名立谷浜SA午前2時半着。5時半に目覚ましで起こされる、起きると雨の様子。外へ出てみると行き成り夕立の様な雨、参った! 富山石川と依然どんよりした空模様で時折強い雨になる。 福井に入っても依然強い雨だ、しかし内陸方面を見ると明るいので望みを繋ぐ。 加賀ICより内陸方面に行くに従って空が明るくなって来る、福井ICでは薄日が差している。 長いトンネルを抜けると期待通り夏空が待っていた。 大野市のコンビニで朝昼食を買い込み勝原スキー場へ。 大野市から見る荒島岳は中々堂々と聳えている。 駐車場には車は4台程、登り始めが10時を過ぎてしまった。 最初のゲレンデの登りが少々解りづらいが問題は無かった。 陽射しが強く暑い、リフト終点地点より樹林帯に入る、自然林の森の中は少々薄暗い。 石楠花平までが単調で長く感じる。 石楠花平にてやっと山頂が望めた。 ここからは山頂まではコースタイムで90分だが50分で登れた、しかし急登が結構多い。 山頂からは奥越の山々、大野盆地、白山はガスっていた。 ガスが湧いて来たので早々に下山、最後のゲレンデの下りが足に効いた。 この日の登山者は6組10名程とお会いした。 荒島岳は標高こそ1600mに満たないが、そこそこ登り応えのある山で、又蛇が噂通り多くこの日も5回ほど遭遇した。  この後は白山市ノ瀬に移動、大野市でガスを補充、白峰村で食料を買い込み市ノ瀬キャンプ場へ。 駐車場にテントを張ったが、監視員らしき女性が来て場所の移動を余儀なくされた。 この日の幕営は私1人の様だ。 20時には就寝。

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9/20(晴後曇) 市ノ瀬キャンプ場(06:40発)~別当出合(06:48着07:00発)~殿ヶ池避難小屋(10:10着10:35発)~弥陀ヶ原(11:25着11:40発)~室堂(12:05着12:20発)~御前峰(白山頂上)(13:00着14:00発)~室堂(14:35着)

朝4時起床、空は満天の星空だ。まだ暗い為5時頃より行動、朝食後テント撤収、別当出合に移動、出合を7時に出発した。 朝は快晴で真夏のような暑さだ。 途中観光新道との分岐は良く解らなかった。 右手に別山が大きく聳えている、正面には白山が大きい、遥か上に黒ボコ岩が望める。 展望の良い尾根を陽に照り付けながら只管高度を稼ぐ。 左方には白山釈迦岳が美しい、各所で砂防工事をやっている。 登山道では幾分紅葉が始まりナナカマドの実が赤くトリカブトや高山植物も多い。 黒ボコ岩に着くとやっと山頂が望めた。 弥陀ヶ原が美しい、紅葉には少々早い様だ。 ここまで来て白山の名の由来、山の上に別の白い山が乗っている様だ。 室堂はビジターセンターの工事をしていて受付は仮設のプレハブでここが自炊室と売店にもなっていた。 室堂に荷物を置いて山頂を目指す、整備された石段の登山道が御前峰山頂まで続く。 山頂からは室堂や別山、火口湖や大汝峰、加越国境の山々や荒島岳も望めた。 残念ながら飛騨側はガスって望めなかった。 晴れ間とガスが交互に来るが、まあ良い天気の方だ。 1時間ステイし室堂に下山、ランチにした。 この日の泊り客は7名、大学生4名のパーティーと中高年の御夫婦と私だ。 1部屋に押し込まれたが、20時前には就寝していた。

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9/21(曇後雨) 室堂(04:55発)~御前峰(05:30着06:00発)~室堂(06:28着07:00発)~トンビ岩(07:30着発)~南竜山荘(08:10着08:15発)~砂防新道分岐(08:45着発)~甚之助小屋(08:55着09:05発)~中飯場(09:55着発)~別当出合(10:25着10:50発)~市ノ瀬(11:00着11:35発)~白山スーパー林道、安房峠トンネル、松本IC~花園IC~寄居(21:20着)

朝4時起床、5時暗闇の中ヘッデンを頼りに山頂を目指す、4人組のパーティーが後に続く。 今日は曇り空だ、残念ながら御来光は拝めなかったが、四方の山並みは望めた。 山名は良く解らんが、飛騨側も望めた。 山頂下山後朝食を摂り、早々にトンビ岩コースを下る。取付きで少々迷ったが、予定通り南竜山荘に到着。 ここにはケビンや休養施設も整っている、白峰村で経営している様だ、スタンプを押し出発。 砂防新道は途中、飯場や甚之助小屋の水場やトイレがあり又、歩き易い道である。 昨日の観光新道は尾根の登りだったが、展望に優れていて正解であった。 本格的に雨の降り始める超膳に別当出合に到着、今回雨具を車に忘れた為ギリギリセーフであった! 市ノ瀬に下り、ビジターセンターと永井旅館に立寄り帰途に就いた。 ここは旅館やキャンプ場などの施設が整い白山の一大登山基地になっている。  帰路は白山スーパー林道から松本に抜けるコースを選んだが、これが誤算だった。 スーパー林道は意外に高く、3150円も取られた。三方岩岳登山口は収穫であったが、なにしろ天気が悪く雨で濃霧が酷く、白川郷より抜ける360号線がとても国道とは思えない程の山道で難儀した。 白川郷の合掌集落にも寄ってみたが、駐車スペースが解らず通り過ぎるだけだ。平湯を抜けやっとの思いで松本ICに辿り着いたが、入口を間違い中央道に入ってしまい塩尻北ICで下車、松本へ引き返してICを探すのに1時間半も擁してしまった。 長野道梓川SAで夕食、午後9時過ぎにやっと帰宅した。 金沢西ICで北陸道に乗って入れば半分の時間で、又予算も変わらず着けたと思う。

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花園~福井 9750円   松本~塩尻北 350円  松本~花園 4500円   白山スーパー林道 3150円  安房峠トンネル 750円

走行距離 1080km    白山室堂  素泊まり 4400円

-山行記, 日本300名山