No,333 北海道(後志):樽前山(1022m)風不死岳(1102m)余市岳(1488m)狩場山(1502m)
2023/09/03
平成29年9月5日~8日(3泊4日) 単独行
9/5(快晴) 自宅(03:45発)~森林公園駅(04:00着04:15発)~羽田空港第2TM(05:50着06:50発)~新千歳空港(08:25着08:45発)~ファミリーレンタカー(08:55着09:30発)~(少々迷う、支笏湖温泉で昼食購入)~樽前山7合目登山口(10:45着10:58発)~樽前山(東山)(11:46着12:00発)~外輪山分岐(12:25着発)~ヒュッテ分岐(12:42着発)~風不死岳(14:08着14:38発)~ヒュッテ分岐(16:00着発)~樽前山7合目登山口(17:01着17:25発)~千歳IC(18:10着発)~小樽IC(19:13着発)~カルデラ民宿食堂「赤井川村」(19:55着)
今年の夏期休暇は予定では新井氏と槍穂縦走であったが、新井氏の都合がつかずキャンセルで結局単独になった為、北海道の後志方面の遠征にした。 何時もの様に一番で千歳に向かう、初日は樽前山、時間的に行ければ風不死岳までピストン縦走を計画。 予定通りレンタカーで出発、市内でコンビニに寄る積りが支笏湖付近であるだろうと言う甘い考えで結局無く、支笏湖温泉まで行きたこ焼きなどでまかなう事に、又登山口へ向かう道に迷い、30分程ロスをしてしまう。 登り始めが11時と予定よりかなり遅い、登山口Pには車が入りきれない程で手前の林道へ駐車した。 即出発で東山山頂へは1時間弱で到着、天気は珍しく快晴で展望は最高!樽前山の山頂ドーム、風不死岳、支笏湖、太平洋と苫小牧市街と素晴らしい。ここで12時、思い切って風不死岳へ向かう(ヒグマの多いのでも有名な山だ!)。外輪山を下り、938m峰は山頂を巻き進む、ダテカンバの樹林の中を登り山頂へは只管急登、岩場も多くキツイ。稜線からは3つ程ピークのアップダウンでやっとこ樽前山頂より2時間を擁して到着した。時間的に下りし方何組かと擦れ違い、山頂には誰もいなかった。展望は最高、ブルーの支笏湖の対岸には恵庭岳、羊蹄山や後志や札幌近郊の山々が望める。反対方向には先程登った樽前山が特異の山容を広げている。 拙者の後に到着した地元の方はこの景観に感動していた!3回目の正直でやっと快晴の支笏湖を望めたとの事だ。 30分程ステイして下山、早朝よりの行動で寝不足、登山口までの2時間はキツかった。 下山後、水も無い為、そのまま顔も洗わず移動、高速を朝里ICで降りる予定が小樽IC迄行ってしまい、結局、赤井川村の宿に着いたのは20時前になってしまった。 超民宿であったが、風呂は村の温泉施設に入り、夕食は女将さんや長く滞在の仕事師達と話が弾み22時過ぎ迄ゆっくりとった。
赤井川村、カルデラ民宿食堂(1泊2食)
9/6(晴) カルデラ民宿食堂(07:25発)~キロロリゾートP(07:45着08:10発)~余市川川コース(旧道)登山口(09:30着09:50発)~ゴンドラコース分岐(11:35着11:50発)~余市岳(12:50着13:23発)~分岐(14:00着発)~キロロゴンドラ山頂駅(15:09着発)~キロロリゾート(15:23着15:52発)~千走川温泉(18:20着)
二日目は余市岳へ挑む。 宿でゆっくりと朝食をとり出発、キロロリゾートの駐車場を8時に出発。余市川コース(旧道)をとる、登山口まではスキー場の林道を1時間少々辿る。拙者以外にも5名のパーティーが後に続いたが、学生らしく流石に早く、早々に抜かれた。 登山口からは余市川沿いに進むが、何回かの渡渉、道は少々荒れている。この道が尽きると急斜面になる、ダケカンバが美しい林の中を登る。時折余市岳の姿が望まれ気持ちが速る。 稜線分岐へは登山口より1時間半少々で到着、これより余市本峰へ向かうが、天に高く聳え迫力がある。山頂へは笹や這松の中急登が続く、後方には朝里岳の広大な尾根や定山渓天狗岳が顕著だ。 稜線分岐よりも1時間半少々ケルンのある小広い平坦地へ着いた、何組かのパーティーが景色を望みながら食事を摂っている。ここより僅かに這松のトンネルを潜ると待望の余市岳山頂へ到着した。這松に邪魔されて余り展望は良く無いが、無意根山や定山渓天狗岳、羊蹄山などが望めた。一人でゆっくりとランチを摂った。 下山は予想以上に余市川コースの登りに時間を擁したので、ゴンドラを利用する事にする。途中でお会いした方に聞いた所、最終便が3時半との事で最後は少々焦り、早足でゴンドラ山頂駅迄下った。やはり往復ゴンドラ利用の登山が現在は一般的なようであった。 今宵の宿は3日目の狩場山を予定し、渡島半島の島牧村の千走川温泉へ向かう。睡魔と戦いながら2時間半のドライブで何とか到着、可愛い番犬が迎えてくれた。 小さい一軒宿だが、風呂も良く、食事が海鮮料理で最高であった。御主人も素晴らしい方であった。今宵の泊り客は拙者のみであった。
千走川温泉(島牧村)(1泊弁当2食)
9/7(晴後濃霧) 千走川温泉(06:08発)~新道登山口(06:30着06:58発)~真駒内コース分岐(09:50着発)~南狩場(10:17着発)~狩場山(10:40着11:05発)~南狩場(11:32着発)~真駒内分岐(11:51着11:58発)~登山口(13:40着14:00発)~黒松内IC(15:43着発)~黒松内JCT(15:48着発)~苫小牧西IC(17:20着発)~コンビニ~休暇村支笏湖(18:05着)
3日目は渡島半島で唯一1500mを超える道南の最高峰、狩場山へ挑む。これまたヒグマが多いので有名な山だ。 宿を6時過ぎに出発、登山口へ向かう林道ではキタキツネのお出迎え、北海道ではよく有る事だ。 登山道へ入ると熊笹の切り開いた道、ダケカンバの根曲がりの具合が豪雪の凄さを物語っている。 最初より急坂を只管高度を上げていく、右手に東狩場の台形状の山が望める、1時間少々で休み台(4合目)、1本立てる。 5合目付近より左手に巻くと、海岸線と山々が望めるが、せなた町方面か? この辺より右上に南狩場の岩を望みながらの登りになる、カール状の地形も美しい。笹原を過ぎ高山植物帯の中を登りきると稜線と思いきや、まだ先があった。 稜線からはダケカンバなど木々の中を潜り、1410mの看板を過ぎると、そこに9合目があった。 これより望む南狩場と狩場山本峰は素晴らしい! 又、本峰までの遠さにはあっけにとられる。 南狩場の岩場を登ると、後は只管平坦な道を進む、樹林を抜けるとなんとそこは山上の別天地、高山植物や小沼が点在する広大な草原だ。 その中を進みどこが山頂だかもどかしさを感じる頃、やっとこ山頂の鳥居に辿り着いた、休憩も含め4時間半少々擁した。 今回の北海道遠征の中では唯一、独り占めの山頂である、ゆっくりと昼食をとる。展望は云うまでもないが、日本海と狩場山塊の山々(よく知らない)や花の名山で大平山と言う少々変形した山が望めた、後で調べてみよう。 下山後の移動も考え、30分程のステイで下山にかかる、登りでは変化に富んだコースで苦労したが、ピストンなので足取りも軽く下山する。8合目付近の笹原でこの日始めて登山者に合う、丁度ガスが湧き始めて気の毒だ。4合目で1本立てる、さっきまでガスっていて何も見えなくなっていたが、又青空になる。しかし上部は厳しそうだ。 黙々と下っていると、ダケカンバの実を食べにリスが前に現れる、小さいが撮影できた。 1合目まで来ると、何と登ってくる方に会う、もう13時過ぎている、どう考えても無理と思うが? 下山後は千走川温泉で汗を流し、生き返った! 後は只管、今宵の宿の休暇村支笏湖へ向かいドライブだ、高速を使い何とか18時には辿り着いた。 致せりつくせりの観光宿だが、どちらかと言うと拙者には民宿の方が合っているし、好きである。
休暇村支笏湖(1泊2食)
9/8(晴) 休暇村支笏湖(10:08発)~支笏湖温泉(10:12着11:10発)~ファミリーレンタカー(11:50着12:20発)~新千歳空港(12:40着14:40発)~羽田空港(16:10着17:25発)~森林公園駅(20:00着20;15発)~自宅(20:35着)
最終日、予報に反して青空、悔しいが時間的にも体力的にも恵庭岳は諦めざるおえない、朝風呂に入りゆっくり朝食をとった。 チェックアウトが10時の為、時間があるので支笏湖温泉のビジターセンターなどを見て回った。支笏湖から望む恵庭、樽前、風不死などの山々が圧巻である。 温泉では秋祭りであろうか神輿が出ていた。 その後レンタカーの返却時間の12時半に合わせ空港へ。お決まりの海鮮丼でこの旅を締めた。 後は何時ものコースで帰途へ、家には20時半には帰り着いた。 今回は奇跡的に4日間とも晴、3日目の狩場山では下山時ガスになったが、概ね上々の天気で予定通りの山行が出来た。 北海道の山はコース的な所要時間より、やはり多めに係る。下山後の移動時間も考慮して考えているのであるが、何時もギリギリで宿に入る感じであった。 その中でも赤井川村のカルデラ民宿食堂の梅津さんや千早川温泉さんには気を使って頂きありがたかった! 拙者の体力も徐々に落ちている事にも感ずる山行であった。
航空券 27600円 宿泊代 約30000円 バス代 4500円 高速、GAS,レンタカー 約20000円 飲食、土産代 約15000円