寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記

No,484 奥多摩:石尾根縦走 七ツ石山(1757m)千本躑躅峰(1704m)高丸山(1733m)日陰名栗峰(1725m)鷹ノ巣山(1737m)水根山(1620m)石尾根城山(1523m)将門馬場(1455m)六ッ石山(1478.8m)狩倉山(1452m)三ノ木戸山(1177m)絹笠山(814m)

2023/09/04

令和4年9月25日~26日(1泊2日) 単独行

9/25 寄居(08:50発)~丹波山村、鴨沢(11:50着12:18発)~小袖乗越(12:55着発)~登山口(13:03着発)~堂所(14:52着発)~小屋分岐(15:42着発)~七ツ石山小屋(15:56着)

今回は越後の小松原湿原の予定であったが、山先輩の体調が悪く急遽中止になった為、以前より計画していた奥多摩の石尾根縦走に挑んだ。 初日は夜勤明けの為遅い出発、登山口の鴨沢に向かう途中で参った事に!日高市内で丁度巾着田の最高の時期にぶつかり人も車も大渋滞で、ここで約1時間近く大幅に時間をロスする。 結局鴨沢までは3時間を擁してしまった。 鴨沢では地元の方に聞いて道路より1段上の空き地に車は駐車させて貰った、12過ぎに支度をし出発、日曜日と会って下山されてくる方と多く擦れ違う。 途中休憩し朝食を摂っていると七ツ石小屋のスタッフの女性の方が声を掛けてくれた、ペースが遅く5時頃になってしまう旨話されたが、小袖のPからの出発と勘違いしていたのであろう。 その後天候は上部に来る程ガスが巻いて来る、雨は降らないが湿気が多い、途中猿の集団が騒ぎ煩かった。 足取りは順調で小屋には16時前には到着した、小屋番さんが待っていて直ぐに受付を済ます、その後小屋番さんは作業に出て、拙者は小屋番ならず留守番として一人小屋に残る感じだ、テント泊は2名程いらした。 食事を摂っていると、この小屋の看板猫「伝五郎」が拙者の布団の毛布の上で気持ち良さそうに寝ている、この猫がいるお陰で一人でも退屈はしなかった。 夜間屋根を叩く雨音がやや心配であった。

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9/26(晴後曇) 七ツ石小屋(05:50発)~七ツ石山(06:17着06:33発)~千本躑躅峰(07:06着07:20発)~高丸山(07:52着08:05発)~日陰名栗峰(08:35着08:50発)~鷹ノ巣避難小屋(09:22着09:25発)~鷹ノ巣山(09:57着10:12発)~水根山(10:34着10:42発)~石尾根城山(11:05着11:18発)~将門馬場(11:43着11:50発)~六ツ石山分岐(12:14着発)~六ツ石山(12:20着12:42発)~狩倉山(12:57着13:08発)~三ツ木戸山(13:47着13:55発)~絹笠山(14:40着14:08発)~石尾根登山口(15:18着発)~羽黒三田神社(15:23着15:27発)~奥多摩駅(16:07着17:20発)~鴨沢(17:56着18:10発)~寄居(20:12着)

夜は何度か目が覚めたが、結局6時間以上しっかりと睡眠をとる事が出来た。 夜明け前外へ出てみる、しっかりと晴れオレンジ色に東の空が色付き始めた。 朝はラーメンとカレーメシ、これが意外に旨かった。 6時前には小屋を出発する、先ずは七ツ石山頂へ向かう、30分弱で登頂、誰も居ない朝の山頂は気持ちが良い、雲取も富士も鮮やかだ。 写真を撮り愈々石尾根縦走を開始する、アップダウンを繰り返す尾根の縦走だが右方の奥多摩、丹沢、富士周辺の展望を見ながらで気持ちも弾む。 千本躑躅峰、急登の高丸山、日陰名栗峰と意外に其々が顕著に主張している。来られし方向を振り返えると雲取、七ツ石、千本躑躅峰の後方には南アの白根三山も望めた。 日陰名栗峰のカヤトの山頂部からは鷹ノ巣山~檜洞丸、大室山又三頭山や奥多摩湖などの展望が広がった。 この時期流石に花は少ないが、アザミやトリカブトなどが観られる。 この後は避難小屋を過ぎ本日の尾根中一番の登りの鷹ノ巣山へ登頂する、短時間の稲村岩コースが通行止なので流石に鷹ノ巣山頂は無人であった。 この後は若干起伏を取りながらも徐々に高度を下げ幾つかのピークを過ぎる、それぞれ巻道もあるがピークハントには拘った。 後半で一番のピーク六ツ石山に着いたのは七ツ石を出て丁度6時間、ここで高丸山でソロの方とお会いして以来初めて人に会った。 3組6名程居らした、拙者もここで初めて腰を降ろしてランチタイムとした。 それでも20分程で直ぐに出発する、この後は只管高度を下げて行く、最終ピークの絹笠山を過ぎてからの下りが長く辛かった。 体調は良いが足裏のタコ、ウオノメが痛みを発してきつかった。 舗装された道に出てより奥多摩駅までの道のりが一番長く感じた。 やっとこ駅に到着したが、鴨沢まで行くバスの時刻には1時間待つ事となった。 帰路は往路同様に軍畑より入り青梅~飯能を抜け帰った。 2日目はかなりハードな1日になったが、大変満足出来る山行になった。 一夜明け、翌日は流石に久々の筋肉痛や目脂が発生した。

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七ツ石小屋 素泊 4000円    走行距離 152.6km

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