寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記 日本300名山

No,269 北海道:知床遠征 雌阿寒岳(1499m)斜里岳(1547m)羅臼岳(1661m)

2023/08/24

平成25年9月10日~13日(3泊4日)  MB Mr,ARAI

9/10(晴時々曇)  寄居(03:30発)~森林公園駅(04:00着04:15発)~羽田空港第一ターミナル(06:00着06:55発)~女満別空港(08:35着 日産レンタカー 09:15発)~少々行き過ぎる~雌阿寒岳登山口(野中温泉)(11:10着11:40発)~三合目(12:20着12:25発)~五合目(12:54着13:05発)~雌阿寒岳(14:17着14:55発)~登山口(16:58着17:15発)~川湯温泉(18:35着)

今年の夏休みは愈々知床に遠征することになった、MBは新井君だ。 一番のフライトの為、新井君は前夜は我家に泊まってもらう。 3時に新井君を叩き起し暗い中出発。森林公園駅の有料Pに車を止め4時過ぎのバスで羽田へ向かう。搭乗手続きでカッター、ライター、三脚で足止めを食いギリギリに搭乗する。 機内で空弁をとり1時間半で女満別へ到着した。空は晴、気持ちの良い秋風が吹く。  日産レンタカーでマーチを借り出発、初めてのアイドリングストップで手間取った。 途中コンビニで食料を調達し、少々行き過ぎたが2時間で登山口の野中温泉へ到着した、平均時速は80kmは先ず出ていたであろう。 Pには十数代の車があり、わナンバーのレンタカーも多い。早々に支度をし出発する、空模様は曇ったり晴れたり、樹林帯を黙々と登りハイマツ帯へ入る。目前に荒々しい火口壁が見えて来た(3合目付近)、五合目で1本立てる、下界には雄阿寒岳と雄大な樹海が広がる。がれた火口壁を這い上がり2時間半で待望の山頂へ到着した。噴煙を上げる火口とグロテスクな色の池、生きてる火山を体感する。阿寒富士も良く望む事が出来た。30分程のステイで下山に係る。下りるに従って天気も好転して来た。2時間弱で登山口へ到着、今宵の宿へTELを入れ早々に出発。1時間20分で川湯温泉へ到着。 温泉にゆっくり浸かり1日目を終わる、ビールで1座目登頂に乾杯する。コンビニで翌日の朝昼食を買い込んでおいた。

国民宿舎ホテル川湯パーク 1泊夕食のみ 5000円

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9/11(晴後曇)  川湯温泉(04:35発)~清岳荘(05:54着06:35発)~下二股(07:38着07:58発)~上二股(09:52着10:00発)~馬の背(10:30着10:40発)~斜里岳(11:05着11:46発)~馬の背(12:00着発)~上二股(12:22着12:30発)~熊見峠(13:15着13:30発)~下二股(14:28着14:40発)~清岳荘(15:55着16:10発)~ウトロ道の駅~国民宿舎「桂田」(18:30着)

2日目、朝一で斜里岳登山口の清岳荘へ向かう。ナビで検索したが少々迷う。清里町に入ると斜里岳のシルエットが早朝の空に浮かんだ!1時間少々で何とか清岳荘へ到着。Pには既に10台以上の車がある、宿泊者も多いようだ。 予定よりは遅れて出発、林道から直ぐに沢の渡渉が始まる。十数回は対岸に渡る。下二股からは旧道で滝の連続で慎重に沢を詰めて行く。 途中、道を間違え尾根を登ってしまい20~30分程ロスった。上部に山頂部も望めてくる。下二股より2時間で上二股へ到着。上部はガスって薄暗くなってきた、一本立てる。その後 胸突き八丁の急坂を登り馬の背へ出ると強風で体が揺らぐ程だ!寒くジャケットを着る、時折ガスがとれ山頂も望める。ガスの中山頂へは30分弱で到着した。残念ながらガスで展望は殆ど無し、強風を避けながら暫し待ったが、時折陽は指すもののガスは晴れなかった。40分程のステイで諦めて下山する。 上二股より熊見峠へ、ほんの少しの時間ではあるが上部のガスがとれ写真を撮った。下二股へは辛い急坂を下り、又渡渉を繰り返し何とか清岳荘へ辿り着いた。 登ってみて100名山にしては意外と上級の山なのに驚いた。  その後ウトロには17時半に到着、道の駅で土産物を購入し宿には18時過ぎに到着した。今宵の宿は国民宿舎の桂田、料理は毛蟹を始め中々のもの!生ビールが冷えて美味かった。風呂も温泉でありGOOD! 9時前には新井君は爆睡状態に入っていた。

ウトロ国民宿舎 桂田 1泊夕食のみ 9600円

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9/12(雨後曇後晴)  ウトロ桂田(04:50発)~道を間違える~木下小屋(05:55着06:30発)~弥三吉水(08:40着08:50発)~銀冷水(09:55着10:10発)~羅臼平(11:15着11:38発)~羅臼岳(12:55着13:03発)~羅臼平(14:22着14:55発)~銀冷水(15:05着15:20発)~弥三吉水(16:22着16:35発)~木下小屋(17:45着18:30発)~ウトロ桂田(18:50着)

3日目は予報通り雨模様、朝よりレインウエアを着込んで出発。本日は羅臼岳の予定、朝一登山口の木下小屋へ向かうが、道を間違え知床横断道路を進んでしまう羅臼町側へかなり下ってしまい引き返す。知床峠よりガスる羅臼岳を拝む、道路には朝よりキタキツネのお出迎えがあった。 結局、木下小屋からは6時近くの出発と出遅れた。 樹林体の中の急登で始まる、新井君が熊笛を吹きながら進んだ。 途中、朝一はオホーツクが望めた。1時間毎に1本立てるが、弥三吉水では大きな牝鹿に遭遇した。この頃より雨が落ち始め、遂には本降りになる。大沢からの登りではガスの中を行く、足元にはまだまだ高山植物も多く悪天の登山を癒してくれる。 やっとこ羅臼平に着き、寒い中汗で濡れたシャツを着替える、山頂部は全く望めない。この後ハイマツの中を登り岩清水で喉を潤し、先が見えないガスの中岩場の急登をしのぎ、やっとこ羅臼岳登頂! しかし山頂部は強い風雨とガスで寒く立っているのがやっと、視界もゼロ。 早々に下る。途中キタキツネが接近遭遇、我々の下りてきた道を山頂へ登っていった。  下る途中、ガスも晴れてきた、羅臼平が広がり三ノ峰が姿を現した!羅臼平へ下ると羅臼岳の山頂部もガスの中より始めて望む事が出来た。次第に天候も回復し、大沢上部に来るとオホーツクや知床五湖が綺麗に望めた。後は只管下るのみ、途中、知床連山の山並みも始めて展望出来た。 木下小屋へ着く頃には夕闇で足元が暗く覚束無い足取りになっていた。 天候の影響もあり今日もややキツイ山行になった。 この日の夕食のメインは連泊なのでキンキの塩焼きが待っていてくれた、中高年の団体さんも入っていて賑やかだった。  この日も新井君は知らぬ間に爆睡モードに入っていた。

ウトロ国民宿舎 桂田 1泊夕食のみ 9600円

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9/13(晴)  ウトロ桂田(04:40発)~女満別空港(06:30着09:30発)~羽田空港(11:30着発)~森林公園駅(14:00着14:15発)~寄居(14:50着)

最終日は何時ものように晴、何でいつもこうなるの? 女満別まで余裕を持って出発、最後は新井君がやっとハンドルを握る。、4日目でやっと空気が澄んだせいか早朝は寒いようだ。オシンコシンの滝にも寄ったが、寒く早々に車に戻る。車中からは遠く知床連山のシルエット、斜里、海別とやっと山の全貌を拝む事が出来た。早朝のせいか道路もメチャ空きでスムースに進む。2時間かからず空港前のレンタカー事務所に到着、日産のスタッフが1名たまたま早出をしていて居たが、事務所も空港もまだ閉まったまま。しょうがなく空港内のパーキングで1時間程時間を潰す事になった。まさか空港が開いていないとは予想もしなかった。 開港して直ぐに受付を済ませ土産物屋に直行、何時ものようにかなり買い込んでしまった。お決まりの海鮮丼の朝食をとり時間通りに蝦夷の地を飛び立った。機内からは阿寒や日高の山々を見下ろすことが出来た。  羽田に着くと又何時も通り蒸し暑い事、モノレール、山手線と重い荷物を持ち邪魔にされながら何とか森林公園へ到着した。 下山祝いに何時ものラーメン屋で空腹を満たし、今回の山行は無事終了した

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羽田~女満別 16870円+19870円   森林公園~羽田(バス)2200円   日産レンタカー 4日間19660円   他モノレール、電車、土産代など

-山行記, 日本300名山