寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記 日本300名山

No,141 東北:吾妻連峰~月山 一切経山(1948.8m)東吾妻山(1974.7m)吾妻小富士(1707m)月山(1984m)姥ヶ岳(1670m)

2024/04/23

平成16年8月19日~21日(2泊3日)  単独行

8/19(晴)  寄居(05:05発)~羽生IC(06:00着発)~福島西IC(08:05着発)~浄土平(08:45着09:00発)~酸ヶ平分岐(09:52着発)~一切経山(10:10着10:30発)~酸ヶ平分岐(10:45着発)~酸ヶ平(10:55着発)~姥ヶ原(11:15着発)~東吾妻山(11:58着12:15発)~姥ヶ原(12:45着発)~浄土平(13:30着13:40発)~吾妻小富士(14:00着14:15発)~浄土平(14:30着15:15発)~吾妻小屋(15:25着15:45発)~白布温泉(17:30着)

前日までの天気の都合迷ったが決行、高速を2時間で福島へ。ICを降りると正面に吾妻の山々が迎えてくれた。街道沿いには桃の露店が並ぶ。有料のスカイラインを使うが1,570円とは何とも高い! 浄土平には朝も早いせいか車の台数も少ない。 吾妻小富士、一切経山、東吾妻山など青空の下美しい。 まずは一切経山へアタック、荒涼とした山肌が青空とマッチして登高欲をそそる。1時間少々で登頂、展望は良く西吾妻山を筆頭に吾妻連峰の山々、磐梯山、安達太良山と望める、五色沼も美しい。西吾妻山が予想以上に遠く連峰の広大さを感ずる。 酸ヶ平へ下り高層湿原の木道を歩き東吾妻山へ向かう。姥ヶ原からの登山道は一切経山とは打って変わり樹林帯の中、沢と化した登山道を詰めて行く。山頂周辺のみ這松に覆われていて展望は良い。特に磐梯山と裏磐梯の五色沼の眺めはここが一番であろう! 早々に下り吾妻小富士へ向かう。浄土平へ着くと、朝とは打って変わり観光客でごった返している、大型バスも多い。観光客に混じり小富士を登る、見事に開いた火口はこれぞ火山と言った感じだ。風が強く一切経山が大きい、火口を一周して浄土平へ下った。  ビジターセンターや吾妻小屋へ立寄り、裏磐梯を抜け白布温泉へ向かう。途中で米沢市観光協会へ連絡し民宿を予約した。白布屋と言う民宿で主人がステンドグラス狂いの一風変わった宿で内風呂は無く近くの旅館へ入りに行く。おかげで白布温泉にゆっくりと浸かった!

白布温泉「白布屋」 1泊2食 6,500円

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8/20(曇時々雨、強風)  白布温泉(11:30発)~月山志津温泉(15:00着)

朝はゆっくり7時過ぎに起床、朝食をとり天候の様子を伺う。 ロープウェイが台風15号の影響で強風の為動いていない。空は幾分日が差している、天元台ロープウェイ駅で待つ事にする。2時間ほど待ったが動かず新高湯温泉から登り始めるが、降雨と下山後の月山までの移動を考え中止し下山した。 11時半に白布温泉を出発、途中朝日鉱泉に立寄ろうと思ったが、立木~白滝間が道路欠損で通行止めの為諦める。 西川町の月山名水館にて昼食、志津温泉の宿の予約をとった。 3時前に宿に到着、外は凄い雨だ。 宿は「えびす屋旅館」当日の泊り客は3組5名、皆登山客のようだ。朝食分をおにぎりにして貰う。風呂はオリンピック風呂と言って広い、丁度この日はアテネオリンピックの開催中で柔道で男女共一番重いクラスで金メダルを勝ち取った。食事は山の幸がふんだんだが美味と言う物でも無かった。

月山志津温泉「えびす屋旅館」 1泊2食 7,800円

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8/21(快晴)  志津温泉(05:00発)~姥沢(05:15着05:30発)~牛首(07:30着発)~鍛冶小屋跡(08:10着)~月山(08:25着09:30発)~牛首(10:00着発)~姥ヶ岳(10:30着10:35発)~リフト山頂駅(10:55着11:00発)~姥沢(11:15着11:25発)~月山IC(11:43着発)~山形上山IC(12:20着発)~南陽米沢道経由~白布温泉(13:40着発)~ロープウェイ駅(13:45着14:00発)~天元台(14:15着発)~北望台(14:50着15:00発)~かもしか展望台(15:15着15:25発)~引き返す~ロープウェイ駅(16:45着17:00発)~猪苗代磐梯高原IC(18:05着発)~羽生IC(20:35着発)~寄居(21:38着)

朝は4時半起床、5時過ぎには姥沢小屋の裏手の登山口より出発、まだペアリフトが8時からの為か人気は無い。ブナの樹林帯の中を登る、木道が敷いてあり歩き易い。尾根沿いに出ると展望が開け後方に朝日連峰が広がる。磐梯や吾妻連峰も望め、朝日連峰の後方には飯豊山塊も望めた。 空は快晴、山頂付近に幾らかガスが架かっている。空気も澄み蒸し暑くも無く気持ちが良い、月山は予想以上に大きい山だ。 牛首までは写真を撮りながら快調に登る。牛首からは岩場の急登になる。鍛冶小屋は既に無く、解体されて跡地が残るだけになっていた。.ここからは少々の登りで山頂に到着、既に10名程の登山者が寛いでいた。鶴岡側や湯殿山コースから方達のようだ。 月山神社に行く、入るには500円のお払い代をとられる。お払いをして貰う、写真撮影は厳禁との事だ、やむなく入口の門で記念撮影をした。公衆トイレは汚く、丁度今建設中でヘリが工事資材を頻繁に運んでいる。山頂の一角の高みに神社は御嶽山に良く似ている、月山の山岳宗教の信者の人達が大勢でほら貝を吹いていた。 山頂からは鳥海山が雲海上に頭を出して望めた。朝食をとり下山にかかる、ペアリフトに直行のつもりが姥ヶ岳経由の道に進んでしまい少々時間をロスった。さすがに人気の山で次から次へと登山者が登って来る。 下山後は直ぐに白布温泉へ向かう、月山ICより山形上山ICへ、国道13号線を進み南陽米沢道を飛ばし2時間程で到着。直ぐにロープウェイに乗り込むが既に2時、ギリギリ何とかなるかと思ったが、リフト3本が意外と時間を食い北望台まで約1時間係った。ここで既に3時、下山は下まで歩く覚悟はしたが、さすがに6時~7時にともなると不安でまた雲も出てきた、考えた結果、かもしか展望台まで行って下山する事にした。少々甘かった。  今回は時間切れで撤退したが、簡単な山なので秋にでも日帰りで紅葉でも見に来るつもりだ。  帰路は磐梯高原ICより高速へ乗り、途中SAで夕食をとり寄居まで4時間半で帰着した。

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羽生~福島西 4950円    磐梯吾妻スカイライン 1570円+930円    月山~山形上山 1500円    南陽~米沢 300円
磐梯猪苗代高原~羽生 4800円    月山ペアリフト片道 560円    月山神社 お払い代 500円    天元台ロープウェイ往復 3000円                                                     走行距離 941km    他GAS代

-山行記, 日本300名山