寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記

No,534 中越:下津川山 撤退  三十倉(1296.8m)

2023/09/04

令和5年6月25日~26日(前夜入り1泊2日) 単独行

6/24 花園IC(21:20発)~塩沢石打SA(22:35着)

6/25(晴時々曇後晴) 塩沢石打SA(04:35発)~三国川ダム(05:00着発)~三国川林道ゲート(05:10着05:40発)~丹後山登山口(06:28着発)~内膳落合(07:13着07:25発)~岩尾根展望台(09:12着09:25発)~雨量観測所(10:58着発)~鎖場(0:18着発)~三十倉(11:20着11:40発)~小穂口ノ頭(15:03着)

今回は5年振りに越後の難峰の1つ、下津川山にリベンジに挑んだ。 前回は秋期であったが、今回は日の長い初夏に、しかしその分多めに水を持ち(6.5kg)全体で20kg近くの重荷となった。 1日目は小穂口ノ頭でテント泊、2日目に下津川山をピストンして下る事に。 前日に塩沢SAにて車中泊、朝一で登山口の三国川のゲートへ、日曜日とあって既に駐車スペースは満車、釣り人も多い様である。 先ずは1時間半の三国川沿いの林道歩き渓谷美が良い! 殆どの登山者が手前の丹後山方面へ登るであろう。 本谷山の登山口の内膳落合より入山、中尾ツルネは行き成りの急登で始まる。2時間程登ると展望も開け、桑ノ木山や目指す下津川山、丹後山、中ノ岳、八海山などが顕著で美しい! しかしながらこの重荷でのこの尾根は少々厳しい!それに増してこの暑さ、時々休憩を入れながら進む。 ブナや花も中々豊富だ、この時期でもツツジ、石楠花も未だ残っている、高山植物ではゴゼンタチバナやツマトリソウ、イワカガミ又ドウダンも。 登山口より3時間でやっとこ三十倉へ、ここでランチとした。 鎖場の岩場を過ぎ暫し樹林帯の中を登る、この辺には2か所程熊の糞を確認。 これが開けると小穂口ノ頭へ続く開放された尾根道に出た。 少々ガスり気味だが気持ちの良い登りだ。 三十倉より3時間少々、やっとこ本日のゴール地点の小穂口ノ頭へ到着した。 やはり他に登山者はいなかった、東側には群馬側尾瀬会津方面の山の展望が良い、一息ついてテントを張る、ここはテン場には最適だが今回はブヨの大群に襲われ参った、顔や手など20か所以上刺された。 夕方近くなるとガスも晴れて周囲の山々の展望もより鮮明に、本谷、下津川、ネコブ、中ノ岳、八海山、上州方面の山々と素晴らしい! 夕食を摂りテントで横になっているとついつい寝てしまい、ギリギリ夕焼けに間に合った! 中ノ岳~八海山が雲海上に幻想的だ、ネコブが赤く焼けていた。 19時過ぎにはシュラフに潜った。

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6/26 小穂口ノ頭(04:45発)~下津川山との稜線コルの手前(06:05着発)~小穂口ノ頭(06:42着08:00発)~鎖場(09:40着09:45発)~三十倉(10:22着発)~雨量観測所(10:38着発)~2本松休憩(10:45着11:15発)~内膳落合(14:02着14:05発)~丹後山登山口(14:55着発)~三国川林道ゲート(15:38着15:58発)~三国川ダムキャンプ場(16:15着16:20発)~湯沢IC(17:08着発)~花園IC(18:38着)

2日目は3時に苦笑、そとはガスガスの霧雨模様、朝食をとる。 4時45分に出発、下津川山へ向かう。 腰までの熊笹の海を下って行く、余り視界が無いのでマーキングをしながら進む、レインも直ぐにずぶ濡れだ。 ヤマップを見ながら藪の中を掻き分けて行く、やっとこ県境の尾根の端に出て、これを下って行く。 この藪も中々手強い、ここで1時間20分程経過している。 この先を考えるとどう考えてもあと2時間での登頂は厳しく、又復路の登り返しはかなりのアルバイトとなり、テン場に戻ってテントを撤収し重荷で急坂の中尾ツルネを下りきるタイムリミットには厳しいと判断し、ここで撤退を決めた。 気持ちが楽になった。 後はテン場に戻り、コーヒーを飲みゆっくり撤収作業、そして重荷をパッキングし只管急な中尾ツルネの尾根を慎重に下った。 ネコブ、中ノ岳、丹後山、八海山などの展望を楽しみながら、又暑さに耐えながら内膳落合には下りでも6時間を擁した(休憩1時間含む)又この後のゲートまでの林道歩きもしんどかった。  今回も下津川山のリベンジは叶わなかったが、越後の山々の展望を楽しめた。 拙者にはやはり能力的に3日間は必要で又暑く無い秋口がベストか、未だ諦める事は無いと思う。

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花園~六日町 2450円   湯沢~花園 3090円   走行距離 310km

-山行記