寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記 日本300名山

No,479 北アルプス:槍穂高縦走(北穂)槍ヶ岳(3180m)大喰岳(3101m)中岳(3084m)南岳(3032.7m)長谷川ピーク(2841m)北穂高岳(3106m)

2023/09/04

No,479 北アルプス:槍穂高縦走(北穂)槍ヶ岳(3180m)大喰岳(3101m)中岳(3084m)南岳(3032.7m)長谷川ピーク(2841m)北穂高岳(3106m)

令和4年8月4日~7日(3泊4日) 単独行

8/4(曇後雨) 花園IC(07:10発)~松本IC(09:35着発)~沢渡大橋P(10:27着10:50発)~上高地BT(11:14着11:35発)~明神(12:30着12:40発)~徳沢(13:33着発)~横尾(14:39着14:45発)~一ノ俣(15:50着発)~槍沢ロッジ(16:37着)

今回は出発当日まで天気予報とにらめっこして結局予定通り上高地へ入った。 沢渡では上手く3人の女性パーティーとタクシーを相乗りし950円で入る事に。 上高地BTではこの時間だと流石に観光客が多い、登山者は皆朝早く発っている。拙者も登山届を出しレインウエアを付け早々に出発する。 下山されてくる方も多く擦れ違う。 最社は曇り空であったが、徳沢を過ぎる頃より雷鳴が鳴り徐々に雨に、最後は本降りとなる。 横尾で1本立てたが、何とか5時間で槍沢ロッジには到着、本日ラストの宿泊者の様だ。 傘を差したが粗ずぶ濡れ、即乾燥室を利用、風呂に入らせて貰った。 夕食は第2弾の18時からで拙者と別のパーティー1組でゆったりとる事が出来た、スーパードライが腹に沁みた。

槍沢ロッジ 1泊2食弁当付き(朝食も弁当)

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8/5(曇時々晴) 槍沢ロッジ(04:18発)~赤岩沢小屋(04:45着04:49発)~ババ平(05:00着発)~大曲(05:33着05:40発)~坊主岩小屋(08:11着08:29発)~槍ヶ岳山荘(10:27着10:48発)~槍ヶ岳(11:18着12:15発)~槍ヶ岳山荘(12:45着)

2日目は早朝より行動、ロッジを4時過ぎには出発、朝一は快晴であったが、湿気も残り徐々にガスが出始める。 槍沢を詰めやっと槍が望める箇所に来たが、残念ながらガスに包まれて望めない。 大曲より先、殺生分岐付近からの登りは流石に辛かった。 肩に着き1本立て槍へ向かう、槍の山頂には1時間程粘ったが、残念ながら完全にガスは晴れなかった。 下山し山荘に受付を済ませたら、ガスも取れ完全に槍が姿を現していた、何時も乍ら意地が悪い。 予報に反して午後になり天候が回復した。 ランチは槍沢ロッジで作って貰った寿司を早めに食べてしまったので、山荘の食堂で高いビーフカレーを注文した。 この日も週末と会って山荘も凄い賑わいだ。 夕食後即寝たので深夜に目が覚めてしまい逆に寝不足状態に。

槍ヶ岳山荘 1泊2食弁当付き(朝食も弁当)

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8/6(濃霧時々晴) 槍ヶ岳山荘(04:45発)~飛騨乗越(04:54着05:03発)~大喰岳(05:20着05:40発)~中岳(06:24着06:42発)~南岳(08:14着08:30発)~南岳小屋(08:40着09:07発)~長谷川ピーク(11:25着11:30発)~北穂高小屋(14:00着発)~北穂高岳(14:03着14:16発)~北穂高小屋(14:18着)

3日目は無理して早く無く、それでも5時前には山荘を発つ。 山頂で御来光を仰ごうと沢山の人がヘッデンを付け槍の穂先を目指す。 飛騨乗越付近で御来光を仰いだ、然しながら雲も多くガスも巻いて来る。 濃いガスの中歩を進めたが、大喰岳の山頂をうっかり過ぎてしまい、気付いて戻った。 その後中岳へ向かう途中ラッキーにもガスも晴れてきた、槍もクリアに映り笠も山頂を望ませてくる、素晴らしい! 向かうキレット、北穂方面の展望が何とも凄い迫力だ。 中岳山頂でソロの女性の方と写真を撮り合った。 南岳小屋で朝食タイムを摂り、愈々大キレットに突入! 最低コル迄の超急な下りが続く、何とか凌いだがやはりこの先の長谷川ピークへの登下降が厳しかった、又ラストはA沢のコルから北穂への急登(飛騨泣き)、意外に辛い危険な登りであった。 休憩を含め10時間を擁した。 北穂の小屋へ着くと、先ずは山頂へ。 小屋へ戻り缶ビールを購入、キレット攻略祝いのランチタイムとした。 大キレットはマジで気の抜けない噂通りのルートであり、気力体力共に使い完璧に疲れた。 北穂高小屋も又土曜日と会って混雑気味、消灯迄宴会気味で賑やかであった。 度々山頂へ行き撮影タイムを取った。 コロナ対策も有り、意外にゆったりと寝られた。

北穂高小屋 1泊2食弁当付き

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8/7(晴) 北穂高小屋(05:48発)~北穂高岳(05:50着05:58発)~北穂分岐(06:07着発)~涸沢小屋(08:28着08:45発)~本谷橋(10:15着10:30発)~横尾(11:33着12:05発)~徳沢(13:13着13:30発)~明神(14:37着14:48発)~河童橋(15:25着発)~上高地BT(15:30着15:53発)~沢渡大橋P(16:20着16:48発)~松本IC(17:38着発)~長野IC(更埴JCTうっかり)~花園IC(20:13着)

最終日、この4日間で一番の天気!日の出前に山頂一番乗りで御来光を待つ。 30分程寒い中待ったお陰で良い写真も撮れた、丁度5時前の御来光で朝食時間とぶつかり、小屋のスタッフが山頂迄呼びに来た。 今山行初めての朝食をゆっくり摂り、6時と遅めの出発だ。 本日は下山のみなので長時間ではあるが、気が楽だ。 天気も快晴で青空に映える槍穂や北アの山々が最高だ! 迄は北穂より涸沢迄の急降下、前日大キレットを歩いてきた後なのでキツクは感じ無い。 御花畑と穂高とのコントラストが良い。 この日も日曜日と会って下る人、登る人大賑わいだ。 涸沢ヒュッテのテン場も賑わいでいる。 3時間程で涸沢小屋へ、先ずは自販機でドリンクを買い一気飲み、旨い! 1本立て涸沢へ下る。 1時間程で本谷橋へ到着、タオルを水で濡らし頭から被る、最高だ! この日も北アとは言え真夏の陽気だ。 屏風岩を右手に見ながら1時間で横尾に到着、ここで又ドリンクを買いランチタイムに、北穂岳小屋のおにぎりが旨かった。 これよりは只管、上高地BT迄歩くのであるが、徳沢、明神で小休止、最初(北穂~横尾間)は擦れ違う方々皆挨拶をしたが、横尾からは徐々に観光の方も見え始め、明神からは一気に増えたので、挨拶は粗省略した。 河童橋には粗コースタイム通りの3時間で到着、予想通り観光客で賑わっていた。人混みを避ける様にすぐさまBTへ向かった。 この時間になると山も上部はガスって来ていた。 沢渡迄は往路の様に上手くタクシーを相乗り出来ないか様子を伺っていたが、どうもいない様なのでバスを利用、1300円と高い。 無事沢渡大橋Pに到着、入浴も考えていたが、この混み様だとどこも芋を洗う様と判断しこのまま帰途へ就いた。 途中睡魔で更埴JCTを見落とし長野方面へ向かってしまい、長野ICで一旦降り乗り直すへま振り。 何とか睡魔と闘いながら2時間半のドライブで無事帰還した。 トータル的には現在の自分にあったゆっくりペースではあるが、無事難コースをクリアし良い写真も撮れ、計画した通りの山行が出来、非常に満足いのいく結果であると思う。 天気も初日は雨に祟られたが、以後3日間はガスが多いとは言え、何とか晴れ間もありラッキーであった。

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花園~松本 4730円  松本~(長野)~花園 3860円  沢渡大橋P代 2800円  タクシー代 950円  バス代 1300円

宿泊代 3日分  飲食、土産代 約1万弱  走行距離 476km

-山行記, 日本300名山