No,245 奥日光:錫ヶ岳(2388m)白檜岳(2394m)白根隠山(2410m)
2023/09/13
平成23年7月12日(夜行日帰り) 単独行
7/11(晴) 花園IC(20:25発)~沼田IC(21:10着21:20発)~菅沼登山口(22:18着)
7/12(晴後曇、雷雨) 菅沼登山口(04:10発)~弥陀ヶ池(06:02着06:05発)~五色沼(06:26着06:30発)~避難小屋(06:52着発)~稜線分岐(07:07着発)~白根隠山(07:43着08:03発)~白檜岳(08:23着08:35発)~ぬた場(08:50着発)~テン場(水場)(09:43着09:46発)~錫ヶ岳(10:45着11:05発)~テン場(水場)(11:45着発)~ぬた場(12:35着発)~白檜岳(12:50着発)~白根隠山(13:20着発)~稜線分岐(13:55着発)~避難小屋(14:05着14:55発)~五色沼(15:15着発)~弥陀ヶ池(15:45着発)~菅沼登山口(17:15着17:55発)~沼田IC(19:00着発)~花園IC(19:50着)
昨年秋にトライし、途中で撤退した錫ヶ岳へリベンジするチャンスが来た! 梅雨明けし天候も安定し晴天が連日続いている、やや気懸りが夕立だ。前日は菅沼登山口まで入り、車中泊とする。11時前には就寝した。3時過ぎには自然に目が覚めたが、流石にバスタオルだけで寒かった。 前回よりやや早めの4時過ぎに出発、夏場でありヘッデンはそんなに必要無かった。前年来ており順調に足を進める、弥陀ヶ池では朝日に輝く逆さ白根が美しい!朝靄の五色沼の湖畔を通り白根隠山まではスムースに到着。白根隠山頂からは正面に奥白根山、その右方に燧岳と五色沼、日光表連山に中禅寺湖、白檜岳から錫ヶ岳へ続く山並み、と皇海山~庚申山も綺麗に望める。ここで1本立てた。
ここから先が問題、白檜岳へ続く稜線では熊笹が茂り、やや不明瞭になって来る。白檜山頂までは白根隠のガレ場を下り、狭い岩尾根を進み尾根に這い上がる、ここからは膝下位の熊笹を分け白檜山頂へ。山頂はシラビソなどの疎林で展望は余り良くないが、石楠花が多く休憩には良い所だ。標識は探したが見当たら無かった。 山頂の疎林から下ると、目指す錫ヶ岳がいよいよ全貌を表した!いやー、まだまだ遠い!!白檜より熊笹の斜面を急降下する、笹原も段々背丈が高くなって来る。マーカーを見逃すと少々迷う個所もある。細い稜線伝いに行く所や、又笹原に出たり、樹林帯の中を行く所もあるが、マーカーは付いているので見逃さず進めば迷うことは無い。ぬた場では獣の臭気がした。樹林の中の小広いテン場に到着、焚火の跡がある。水場もあるが今回は大量に持っているのでそのまま通過、ここから先が正念場、意外と遠い。樹林の間より望む錫ヶ岳が遠く感じる。やっとこ山頂への最終鞍部へ着く、小池がいくつか点在する箇所だ。ここからは熊笹の急斜面の登りを耐え、樹林帯の中の山頂へ到着する。約6時間のアルバイトはきつかった! 山頂は表連山方面が一部切り開かれていたが、この頃になると天候も大分雲が湧いて来て余りクリアでは無い。山頂上空も雲に覆われていた。復路の事も考え、1本立てて早々に戻る事にする。 往路よりは流石に道も解り足も速く進む、しかし天候が悪化して来る。暗雲が立ち込めて来て、ラジオが雷を捉えるようになって来る。 稜線にもガスが這い上がり白檜、白根隠は全く見えなくなった。少々不安になって慎重にマーカーを目で追った!復路は白檜岳山頂より火口原に下りる予定であったが、来た道を戻る事に変更する。白根隠山頂への登り返し辺りで雨が落ち始める、このガレ場の登りはマーカーも無くガスって山頂も見えず、慎重に足場を選んだ。山頂に着く頃、大粒の雨になり、慌ててウインドブレーカーをはおる。この辺りより右ひざに痛みを感じる。一時的な通り雨で助かり避難小屋へ逃げ込んだ。 小屋で1本立て衣服を着替える、雨具で完全装備。さて出発するかと腰を上げると雷鳴!本格的な雷雨になって来た。小屋を出る頃には白根山頂部で激しい雷、足早に五色沼を通過、弥陀ヶ池を過ぎ樹林帯の道へ逃げ込む、この後菅沼へ下る間、2時間位激しい雷雨で道は沢状態に!雨具を着ても殆どずぶ濡れになった。又、久々の長丁場と前日不意に痛めた左足指を庇ったせいで元々痛めている右膝が悲鳴を上げた、曲げると激痛が走った!一歩一歩ゆっくり下る事に、きつかった! 結局、菅沼へ帰着したのが17時を過ぎてしまい、温泉は諦めて直行で帰宅の路についた。運転も右膝にはきつかった。 流石に錫ヶ岳は一筋縄ではいかない山であった,ともあれリベンジ戦は成功した!又今回も山中で大型の野鹿に2度程遭遇した。
花園~沼田 1350円 沼田~花園 1000円 走行距離 258km