No,423 中越:大兜山(1341m)
2023/09/04
令和3年3月24日(前日入り日帰り) MB Mr、TAKAHASI(PAWERZONE)
3/23(晴) 花園IC(14:45発)~六日町IC(16:05着発)~ダーフフェルイン六日町(16:15着)
以前より何時かは挑もうとしていた越後の秘峰大兜山に遂に登る機会が訪れた。 単独だとリスキーな為今回はパワーゾーンのツアーに応募した。 前日に現地六日町に入る。 17時に宿に集合、この日は向かう車中からも雪山が美しく望めた、武尊山、谷川岳、飯士山、越後三山、巻機山、坂戸山等。 夕飯はガイドの高橋夫妻と3人でお洒落なカレー屋で、山の話が弾んだ。 翌日のコースの下見ではスノーブリッジが無く渡渉が有るとの事でニトリでサンダルを急遽購入した。
3/24(快晴) ダフェールイン六日町(06:20発)~野中沢給水塔(06:30着06:45発)~砂防堰堤(07:23着07:30発)~タキ沢渡渉点(スノーブリッジがある箇所)(07:55着08:25発)~雪原(09:55着発)~900m付近(10:28着10:45発)~大兜山(12:32着13:12発)~雪原(13:55着発)~タキ渡渉点(15:08着15:30発)~砂防堰堤(15:53着発)~野中沢給水塔(17:00着17:45発)~六日町IC(18:08着発)~本庄児玉IC(19:45着発)~寄居(20:30着)
2日目、登山当日フロントに5時半集合、ここでまたソックスを忘れると言うミスが発覚した。 6時過ぎに出発、向かう途中コンビニで靴下を購入、2枚履きとして対処した。 野中沢の給水塔には6時半到着、早々に支度をして出発する。 最初はタキ沢沿いの林道を詰めて行く。 途中までは壺足で、その後デブリが酷くなりアイゼンを装着する、途中より目指す大兜山が望めた。 1時間程で砂防堰堤に到着、これより山中に入る、沢沿いの左岸を進むが、急傾斜のトラバースが続き気が抜けない。 暫し樹林の中を高度を上げて行く、堰堤より30分程でスノーブリッジが有る筈の箇所へ到着、ここでサンダルに履き替え沢を渡る、雪解けの水の冷たさは痛みを感じる程である。 荷物等はガイドの高橋さんが対処してくれる、やはりパワーが違う。 スコップで階段を作り対岸の雪面に出て小休止となった。 ここからは大兜山山頂に向け只管辛い急登が始まる、ここで地元越後の岳人が合流、ほぼ3名のパーティーとなる、この方は凄い、白根の方との事で74歳で五剣谷岳を日帰りやネコブ~下津川山を日帰りピストンなど到底拙者など太刀打ち出来ない猛者である。 急な尾根を只管キックステップで登る、徐々に高度を上げて行くと、待望の展望が望めてきた、越後三山、ネコブ山~下津川山、阿寺山~高倉山、大割山等素晴らしい!快晴の青い空に白銀の峰々が並ぶ。 急登に耐えると、一旦雪原上の所に出る、正面に大兜山、小兜、1339峰まるで絵画の様だ。 これより愈々大兜山山頂へへの取付きとなる。 急登が続き汗が零れ落ちる、頂稜の尾根に出ると正面に裏巻機が途轍もない重量感で望めてきた。 写真を撮っているとここで右足太腿に肉離れの様な激痛が走る、こむら返りだ! すかさず揉み解すが治らない、暫し引きずる様に痛みに耐え登っていると10分程で噓の様に痛みはとれた。 その後再び今度は左足太腿に同様の痛みが、ただでさえ大分遅れているのに参った! 山頂も見えているのにここで諦めたくは無い、痛みに耐え登っていると不思議に又痛みは消えた。 その後高橋氏より「芍薬甘草湯」、越後の岳人より塩を頂き対処した。 この後は騙し騙し登り何とか登山口より6時間を擁し待望の山頂へ到着した。 360度言葉にならない程の展望が広がる、越後三山、巻機山、ネコブ山~下津川山、小沢岳、兎~丹後山、大割山や阿寺山、小兜山、六日町市街の先には遠く米山等素晴らしい!! 記念写真を撮る、風が強くなり少々下った尾根でランチタイムとする、越後の岳人はスーパードライを開け鍋焼きうどんを食していた。 拙者の遅れもあり時間も推しているので30分程で終了、愈々急坂を下る。 雪の急坂を下る際踵を蹴り込む事を再三高橋氏に注意される。 特に山頂下の雪原からの下りは急な尾根になり慎重に下る、ここは間違いでは済まない箇所だ。 高橋氏より色々とハッパをかけられた、これも又勉強になった。 山頂より2時間程でタキ沢へ到着、今回は靴は脱がず飛び石で何とか攻略出来た。 この日一番の難所は過ぎたが、この後も砂防堰堤迄は気が抜けない沢沿いの斜面のトラバースが続く。 20分程で何とか堰堤に着くが、この後の林道もデブリがあり慎重に通過する。 やっとこ堰堤より1時間擁し給水塔の駐車スペースへ到着した。 高橋氏、越後の岳人よりは大分遅れて迷惑を掛けたが、拙者としては久々の10時間越でかなり限界でもあった。 兎に角目的の大兜山を制覇する事が出来、大成功の山行であった。 帰路は暫し車中で休息ををとり六日町ICより高速へ、途中睡魔が襲いパーキングへ立ち寄る。 その後も睡魔が再び遅い、つい手前の本庄児玉ICで降りてしまい、下道で帰る事になった。
花園~六日町 3500円 六日町~本庄児玉 3220円 ダフェールイン六日町 素泊まり 7270円他3食代 パワーゾーンガイド料 ?万円
走行距離 313km