寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記

No,236 御坂:王岳(1623m)三方分山(1422m)五湖山(1340m)

2023/10/01

平成22年12月10日(日帰り)  単独行

12/10(晴)  花園IC(05:00発)~河口湖IC(06:30着発)~精進湖登山口(07:00着07:30発)~女坂峠(08:18着08:20発)~五湖山(09:05着09:20発)~王岳(11:03着11:30発)~五湖山(12:55着13:05発)~女坂峠(13:30着発)~三方分山(14:13着14:35発)~女坂峠(15:05着発)~登山口(15:48着16:00発)~河口湖IC(16:26着発)~小川嵐山IC(17:45着)

師走の山はどこにしようか迷ったが、候補として西上州の天丸、帳付山、 秩父より長沢背稜の酉谷山、そしてこの王岳~三方分山と3つに絞りこの日の天候と雪を考え決定した。 4時過ぎに起床、精進湖に向け車を走らせる。この日の行程もロングなのでなるべく早くに着きたい。ネットで調べておいた林道奥まで車で入る、何とか1台スペースがあった。 天候は快晴、放射冷却で気温は-2度流石に冷える。がっちり着込んで出発、久々で足取りは重い、沢沿いに谷を詰めていく。今回は日も短いので王岳をピストンし、時間があれば三方分山も登る事にした。上部になると道も雪道になってくる、アイスバーンにはなってなくて助かった。コースタイムで女坂峠に到着、即 五湖山方面へ向かう、パウダースノーだが徐々に深くなってくる。稜線の展望の良い岩場に着くと目指す五湖山~王岳、富士、精進湖に毛無山、三方分山の傍らには南アルプスが白銀に輝いている。八ヶ岳や奥秩父の山々も鮮明だ。360度素晴らしい! 一旦岩尾根を下り登り返すと五湖山へ到着、1時間は係らない。山頂部より振り返ると三方分山の後方には横一線に南アの3000mの高峰が並んでいる。登山道の雪は段々と深くはなるが、せいぜい踵の上位、凍って無くて助かったが、幾分足を取られる。先行者のトレースは全く無く、カモシカと熊の足跡が多く、数か所で熊の掘り返しが有り緊張する。カウベルは付けているが、ラジオもめいっぱい音量を上げて携帯した。 王岳へは五湖山より1時間半少々擁したが意外と長く感じた。幾つかの少ピークを越え、最後の山頂への急坂が雪で少々手古摺った。勿論山頂には誰も居らず独り占めの展望を得られた。一部鬼ヶ岳が望めたが、真正面の逆光の富士が望める程度だ。コンビニのおにぎりを頬張り早々に戻る。下りは雪坂を慎重に滑るように下る。2時間で女坂峠へ帰り着く。時間にも余裕があり直ぐに三方分山へ向かうが、王岳より少々飛ばした為登り返しがきつかった。一歩一歩足を上げる、直ぐにこの日初めての単独行者に出会う、拙者は遅いので先に行って貰う。標高的には低いので雪は少ないがこれが返って厄介、急坂の九十九折りの道を慎重に登る。笹の中にと続く道は綺麗だ。コースタイムで山頂へ到着した。山頂は富士方面のみ切り開かれていた。今度は日に輝く富士が望めた。1本立て、2時半に出発、予定の4時前には充分の為、途中沢水で顔を洗いさっぱりしてゆっくりと下った。 御坂の山は高くはないが、岩稜も多く、意外と歩き応えのある山々で、又展望も良く、早春や初冬には良い地域である。

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花園~河口湖 2450円    河口湖~小川嵐山 2650円     走行距離 300km

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