寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記 日本300名山

No,259 阿寺山地:奥三界山(1810m) 小秀山(1981.7m)

2023/09/04

No,259 阿寺山地:奥三界山(1810m) 小秀山(1981.7m)

平成24年10月25日~26日(夜行1泊2日)  単独行

10/24  花園IC(23:40発)~駒ヶ岳SA(02;00着仮眠)

10/25(曇時々晴) 駒ヶ岳SA(05:50発)~中津川IC(06:30着発)~夕森公園登山口(07:15着07:35発)~林道分岐(08:02着08:15発)~夕森田立林道分岐(09:26着09:35発)~昇龍ノ滝(10:45着発)~作業小屋(廃屋)(11:10着発)~奥三界岳(12:28着13:00発)~作業小屋(14:05着発)~昇龍ノ滝(14:25着14:30発)~夕森田立林道分岐(15:13着15:30発)~吊橋(16:05着16:07発)~林道分岐(16:25着発)~夕森公園登山口(16:55着17:30発)~加子母付知「旅館準坊池」(18:05着)

10月連休が取れたので月2回目の山行、東北が又天気が悪く、阿寺の2峰に狙いをつけた。 出発が遅くなった為、SAでは3時間弱の超睡眠不足、しかし山となるとしっかり目は覚める。 中津川ICより少々迷ったが、そんなに遅く無く無事夕森公園へ到着。仕度をしていると治山工事の職人さんが続々とゲートを開けて入っていった。 早々に出発、他に車は無い。 治山工事をしている洞穴の滝の先で林道と分かれ登山道へ入る。吊橋を渡り400mの急登で汗を搾り取られる。登り詰めると夕森田立林道へ出る、登りの途中で今夜の宿の予約をした。林道を進むと夕森山が顕著に望めて来る。林道は所々落石で埋められているが歩行が困難な程では無い。暫く歩くと尾根の谷間に昇竜の滝が望めて来た、川上川の渓谷も深く切れ込む。3時間ほどで昇竜の滝へ到着する、大きい滝だ! ここより又道は悪路となる、落石の上を行くようになり又ブッシュも出て来る。廃屋の作業小屋へ着くと標識があり奥三界岳へ2時間と訂正されている、気持的に少々焦り足早に登る。急坂になり熊笹の中の道、沢沿いを詰める道、樹林体の中の泥濘の道と進む。中々着かない、気持ちが焦り、思わず足を出し泥濘に腰まではまった!直ぐ山頂と言うところでこのざまだ!泥でぐっしょり、手に持ったカメラは無事であった。構わずそのまま山頂へ、良い事もあり、曇空がうまい具合山頂では青空になった。明日予定の小秀山とその後ろには御岳の裾野が望める、それ以外この地域では山座同定は難しい。 軽くおむすびを頬張り早々に下山にかかる。下山は暗くならない内にと急ぎ17時まえには何とか車に辿り着いた。 今回は時間的にゆとりが無かったが歩いてみて渓谷美は幾つもの滝も含め天下一品だと思う、又山頂域は1800mにしては高山的な要素もあり、中々の山ではないか。しかし長丁場なのでキツかった! 下山後、夕森公園の管理事務所に立ち寄ってみた処、管理人の方が要望が多いのでバッジを作ろうと思っていると話したいた。 この日泊まった加子母の旅館「準坊池」は余り構わない感じが帰って良く、大女将が暫し晩酌の相手をしてくれた、熊が良く出るとの事であった。

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10/26(晴)  準坊池(05:26発)~乙女渓谷登山口(05:55着06:30発)~夫婦滝(07:50着08:10発)~カモシカ渡り(09:20着発)~兜岩展望(09:25着09:30発)~三の谷分岐(09:55着発)~第一高原(10:27着発)~第二高原(10:43着発)~第三高原(10:50着10:55発)~小秀山(11:20着12:00発)~第二高原(12:26着発)~第一高原(12:55着13:05発)~兜岩(13:10着13:13発)~三の谷分岐(13:35着発)~鶏岩眺望(13:45着13:48発)~三の谷登山口(15:23着発)~二の谷登山口(15:23着発)~登山口P(16:05着16:30発)~中津川IC(17:53着発)~原PA(19:30着19:55発)~嵐山小川IC(21:40着発)~自宅(21:55着)

2日目、小秀山登山口の乙女渓谷までは30分程で到着、同時刻に到着された方と共に一番手である。6時半には出発、渓谷の滝を鑑賞しながらの登りは楽しい。夫婦滝は流石に迫力がある、しかし良くこの階段を設置したものだ、感心する。 夫婦滝からは本格的な登山道になる、行き成りの急登で尾根に這い上がる。「カモシカ渡り」はスリルがあり面白かった!又登りきると右手に紅葉した兜岩が天を突き素晴らしい絵を魅せてくれた。その後尾根に出てやや平坦な道を行くと三の谷との分岐、この先が又兜岩へのやや急な登りになる。 やっとこ兜岩へ着くと、御岳を始め素晴らしい展望が広がった。ここで初めて小秀山の山頂も目にする事が出来た、「遠いー!!」 ここからは第一高原~第三高原と言う小ピークのアップダウンを超え、登山口より約5時間で何とか小秀山山頂へ到着した。山頂は意外にも登山者が多く「なぜ?」と思ったら、長野県の王滝村よりの白川林道コースから入らした方々だった、2時間係らないで着いたと言う。「クソー知らなかった、調査不足だ!!」と心で叫んだ。山頂小屋は新しくバイオトイレは素晴らしいと女性達が話していた。山頂からは雲1つ無い空に御岳が裾野を広げて堂々と聳えている、素晴らしい。昨日登った奥三界岳方面の山々や中央アルプス、雪を纏った北アルプスも望めた 。1本立てていると岐阜側からの登山者が続々と到着、皆しんどさが顔に出ている。ここで今回もミスで急に山行を決めた為、デジカメの充電をしておらず第一高原で赤ランプが点灯、山頂でついにバッテリー切れになってしまう、しょうがなく携帯で撮影したがデジカメのような綺麗な写真は無理、失敗した!下山路は携帯の電源も切れない様、被写体を選んで慎重に撮影した。下山路には三の谷コースを行く、二の谷コースと違って歩き易いフラットな下りが続く。3時間少々で登山口へ、ここから二の谷口まで林道をだらだらと戻り約4時間弱でPへ到着した。 キャンプ場の管理舎はこの時期は無人のようだ。車で着替えをしていると続々と後続の方も降りていらした。  今回も2日連続の登山であるが、両山ともロンゴコースな為、結構体に堪えた。 帰路、加子母の道の駅で朴葉寿司を土産で購入、又長い高速道を休み休み走って家路についた。

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花園~中津川 3950円   中津川~小川 4950円    走行距離 775km   加子母(付知) 旅館 準坊池 1泊2食ビール1本 7950円

-山行記, 日本300名山