寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記 日本300名山

No,209 北陸:大門山(1572m)大笠山(1822m)赤摩木古山(1501m)

2023/12/26

平成20年10月9日~10日(夜行1泊2日)  単独行

10/8   花園IC(23:35発 )

10/9(曇時々晴)  ~名立谷浜SA(01:42着 車中泊 07:00発)~五箇山IC(08:30着発)~ブナオ峠(08:55着09:25発)~稜線分岐(10:48着10:50発)~大門山(11:04着11:45発)~赤摩木古山(12:18着13:10発)~稜線分岐(13:38着13:40発)~ブナオ峠(14:43着15:05発)~五箇山で買出し~上梨民宿「又ヱ門」(16:00着)

予定外の連休が取れ、天気も良さそうなので家の山ノ神の許しを得て北陸に向かった!出発が遅かったので初日は短時間で登れる大門山へ。ブナオ峠への林道は狭く、落石や流水など少々荒れており慎重に進んだ。峠には既に3台の車が有りテントも1張り張ってある。 9時過ぎに出発、最初は緩やかな登りだが山頂部が望める頃より急登になる。右手には猿ヶ山が大きい。ブナ林が美しく、登るに従い木々の紅葉が進む。登山道は笹薮が茂り少々歩き辛い。ブナオ峠までの道はしばしば通行止めになる為、登山道の手入れも中々出来ないので有ろう!ラジオでは本日の高山祭りの宵宮を紹介していた。峠より1時間半少々で大門山へ到着、展望は周りの木々で余り良く無いが、大笠山や木々の間より金沢平野が望めた。 赤摩木古山へは分岐より30分弱で到着、こちらは展望は良く大門山、猿ヶ山、人形山と三ヶ辻山、見越山~奈良岳~大笠山へ続く稜線、笈ヶ岳、下方には桂湖らしきダム湖も望める。三方岩岳方面の五箇山~白川郷周辺の山々が見渡せた。天候も次第に良くなって来た。下山には1時間半で峠に着いたが、寝不足で少々堪えた。 道の駅で摂りたてのナメコを譲って貰い、今宵の宿の上梨の又ヱ門へ。去年もお世話になったが、相変わらず若奥さんの気さくな対応が嬉しい!この時期は熊が多いとの事で怖くて登れないと仰っていた。生ビールで晩酌、岩魚の塩焼きが美味しかった!9時過ぎには翌日の事も考え床に就いたが隣の仕事師の客が遅くまで煩かった

五箇山上梨 民宿 又ヱ門 1泊2食 7,350円

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10/10(晴)  又ヱ門(05:35発)~桂湖登山口(05:57着06:25発)~1.6km地点(07:30着07:40発)~2.6km地点(08:20着発)~前笈ヶ岳上の尾根上ピーク(09:15着09:50発)~避難小屋(10:15着10:25発)~大笠山(11:10着11:50発)~避難小屋(12:30着12:45発)~前笈ヶ岳上のピーク(13:20着13:40発)~2.6km地点(14:20着14:30発)~1.6km地点(15:00着15:10発)~桂湖登山口(16:10着16:30発)~西赤尾「赤尾館」(16:45着17:30発)~五箇山IC(17:38着発)~SAで夕食、仮眠~花園IC(22:20着)

朝は5時半に起床、桂湖には6時前に到着。桂橋Pには既に2台の車が有り、昨日のブナオ峠にあった松本ナンバーと横浜ナンバーの2台であった。横浜の方は私より15分ほど早く出かけて行った。 大畠谷の吊橋を渡ると直ぐに垂直の岩壁を鉄梯子を伝って登る、フカバラノ尾と言う長尾根に入ると只管急登が続く。登山道は良く整備されている、標高が上るに連れ徐々に木々の紅葉も色濃くなり鮮やかになってくる。 朝一は曇りがちだったが、徐々に晴れ間が広がり気温も上って夏日になり汗を搾り取られる!キツイ登りが続く、先行した横浜の方も大分キツそうで途中で追い越す。ブナや檜の大木、ダケカンバ、ナナカマドの紅葉が素晴らしい!前方には小ピークが連なり中々、大笠山は望めない。右方に奈良岳~大門山、猿ヶ山が望めて来る。途中で道に青大将が日向ぼっこをしていて驚いた!前笈ヶ岳らしいピークに着くが、三角点は良く解らない。左方には笈ヶ岳が我々たる迫力で聳え、その上には白山の頂稜が望める、前方にはいよいよ目指す大笠山が大きい。展望の利く痩せ尾根を登ると緩やかな尾根上に着く。360度の展望、下方にはギザギザした前笈と思われるピーク、前方には大笠山頂がまだまだ遠い。 一旦下り急坂を登り返すと避難小屋へ到着した、桂湖より4時間弱擁した。小屋前にはホースで水が引かれており冷たくて旨い!小屋からはダケカンバ林を抜け熊笹の中を登り45分程で待望の山頂へ到着した!桂湖より休憩を含め4時間45分擁した。一等三角点の山だけに眺望も良く、笈ヶ岳、三方岩、白山、大門山へ続く稜線、人形山、猿ヶ馬場山など一望出来た。山頂には大門山でお会いした松本ナンバーの方がいらした。昼食を摂っていると、横浜の方も到着した。 下りは往路を引き返すが、急坂が多く約4時間の下りはさすがに堪えた、登り応えのある山であった。天気は下り坂の予報であったが、一日良い天気に恵まれ紅葉の中最高の山行が出来た。  帰りは去年同様、西赤尾の赤尾館で汗を流し、五箇山ICを5時半に乗り途中SAで休憩を取りながら5時間弱かけて何とか花園に帰り着いた。

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花園~五箇山 5000円+5800円    走行距離 911km      赤尾館 入浴料 600円

-山行記, 日本300名山