寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記 日本300名山

No,184 男鹿山塊:男鹿岳(1777m)

2024/03/01

平成19年4月25日~26日(夜行日帰り)  MB Mr,ARAI

4/25   羽生(22:20発)~羽生IC(22:30着発)~

4/26(曇時々晴後雪後雨)  西那須野IC(24:00着発)~道の駅たじま(24:53着車中泊05:00発)~栗生沢(05:20着発)~大川林道P(05:45着06:35発)~大川峠(09:00着09:15発)~1701m峰(10:35着10:55発)~男鹿岳(11:18着11:35発)~1701峰(11:46発11:50発)~大川峠(12:35着12:40発)~途中昼食~林道P(15:35着16:05発)~栗生沢(16:15着発)~道の駅たじま(16:50着17:30発)~塩原華の湯(17:50着18:35発)~西那須野IC(19:10着発)~SA夕食~羽生IC(20:55着発)~寄居(21:55着)

今回、予てより挑みたかった男鹿山塊の主峰男鹿岳へのチャンスが巡ってきた。直前まで体調不良の新井君も回復、前夜10時に職場に集合、東北道をとばして会津田島の道の駅に午前1時前に到着、早々に就寝した。 当日は4時半起床、予報は昨日と変わり日本海側より寒気が下がり不安定な天気らしい、雷注意報も出ていた。しかし朝は青空も望めた。田島の街中を通り栗生沢に向かう。集落の中で少々迷ったが大川林道へ順調に入る、奥には雪をかぶった山が見えてくる。ダートと舗装の混じる狭道を慎重に進み45分で行き止まりの看板に到着した。道脇の小スペースに車を停める、車内で朝食をとり早々に支度をい出発。林道も暫くは雪もなく蕗の薹が咲き乱れている。途中行き止まりより進入した岐阜ナンバーの車が駐車してあった。空模様は最初は青空も見えたが直ぐに雲に覆われた。高度を上げてくると雪も出始めそのうち雪の道になる、所々デブリや雪に倒された倒木が道を塞ぐ。例年になく雪が少ない為危険な箇所は無い。いい加減うんざりする頃県境の大川峠に着いた。峠より目指す1701峰を見上げ、右側の斜面に取り付く。マーキングもあり意外と藪も踏み後が解り易い。直ぐに藪になり又直ぐに雪面に出る事を繰り返し急坂を詰めていく。急尾根を登り切ると山頂に通じる広い尾根になる、一歩一歩確実にトレースを辿り登るが雪が腐り踏み抜きも多く難渋する。足回りはつぼ足で充分だ。時折日が差し青空が望め元気尽く、左方には那須連山が見えてくる、又振り返ると大川峠よりの急な雪尾根が遙か下方になる。中腹で山頂より下りてきた3名のパーティーに会う、岐阜ナンバーの持ち主であろう。 1時間少々で1701m峰山頂に到着したがきつかった。山頂より正面に目指す男鹿岳の山頂部がどっしりと聳えている。又右方には鹿又岳や日留賀岳も望めた。一旦下りやや平坦なコルを進み再度登りにかかる。一旦トレースを見失うが直ぐに発見、1701峰ピークより30分係らず念願の男鹿山頂に到着した。山頂は小広く、那須側が開けていて展望は良い。しかし到着直前より強風が吹き天候が急変する、遠望は全く効かなくなり空も暗くなり雪がちらつき始める。直ぐに吹雪状態になりホワイトアウトに近い状態になる。写真を撮り早々に退却、早足で雪の斜面を駆け下りる、トレースを見失わないよう注意をはらう。10分程で1701峰ピーク、藪中で足を取られ雪を踏み抜きながら大川峠には1時間で下山した。1701峰よりの下りでは雪は雨に変わっていた。その後かなりの雨脚になり大川峠での昼食は止めそのまま林道を下る。雨も小康状態になったので林道途中の雪上で昼食をとった。後は黙々と林道を下山するが、何とも長かった。途中3名の方と会う、大川峠でテント泊との事だ。最後は惰性で雨の中歩いた、新井君も睡魔が襲ってきて足も止まり気味だった。P迄は休憩を含み3時間係った。車に着くと濡れた衣服を着替え生き返った。  帰路は道の駅たじまで仮眠、塩原温泉の華の湯で温まりSAで夜食を摂って21時前には羽生ICに辿り着いた。  今回は天気には恵まれなかったが、何とか宿願の男鹿岳を落とせたので満足である。

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羽生~西那須野 2,750円×2    走行距離 188km

-山行記, 日本300名山