寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記 日本300名山

No,153 北陸:猿ヶ馬場山(1875m)

2024/03/25

平成17年5月10日~12日(夜行1泊2日)   MB Mr,ARAI

5/10   花園IC(21:10発)~

5/11(晴)  白川郷IC(01:30着発)~白川郷道の駅(01:35着05:30発)~荻町登山口(06:30着07:10発)~宮谷林道分岐(08:15着発)~積雪期コース入口(08:25着08:30発)~第一渡渉点(08:55着発)~第二渡渉点(09:20着09:30発)~帰雲山(10:55着11:35発)~猿ヶ馬場山(13:10着13:50発)~帰雲山(14:50着15:15発)~第二渡渉点(16:15着発)~第一渡渉点(16:45着16:55発)~宮谷林道分岐(17:15着発)~荻町登山口(18:20着18:30発)~白川郷民宿(19:00着)

何時も通り花園道の駅に集合、約4時間で白川郷に到着。途中補給せずGASがギリギリで後半はゆっくり目に走る。白川郷道の駅にて車中泊とする。約3時間半の仮眠で5時に起床、寒さも有り眠い。道の駅からは帰雲山らしき山も望め、人形山が美しい。5時半に出発するが林道が良く解らず、又道も荒れていて登山口に着くのが1時間係ってしまった。 5月中旬になり林道も雪が無く1時間少々で宮谷林道に合流、道脇にはふきのとうが凄い。10分位歩くと右の尾根に上がる赤いマーキングを発見、積雪期のルートの入口だ。もはや雪も無くブッシュの薮漕ぎが予想出来、資料を見て早々に諦め夏道を行く事にする。宮谷林道を真直ぐに進むと自然に夏道に入った。雪が現れ始め第一渡渉点を過ぎた所でアイゼンを付ける。二度目の沢を渡り詰めて行くと、沢より離れ山葵田がありここより急坂になる。かなりの急坂をアイゼンを蹴り込んで登って行く、後方には人形山が顕著だ。幾分トラバースし又急坂を登る、マーキングは途中々にあったが我々も付けて行く。 途中の斜面でカモシカと遭遇、新井君が感激していた。2時間半で帰雲山に到着、目指す猿ヶ馬場山が始めて望め、白川郷周辺の山々が美しい。 1本付けて猿ヶ馬場に向かう、途中より後方に白山が大きくなって来る。三方岩、笈、大笠、奈良、大門、猿ヶ山と一列に並ぶ、人形山も美しい。一旦下りコルより登りとなるが、これが山頂部迄が意外と長く、又山頂部の端より山頂までのオオシラビソの樹林の中が長かった。 やっとの思いで到着した山頂では素晴らしい展望が待っていて、新井君が思わず歓声を上げた。北アルプス、乗鞍、御岳、中央アルプス、白山、笈、大笠、大門、三方岩など周辺の山々、金剛堂山、白木峰、人形山と言葉を失った。自家製標識を持って行ったが山頂のオオシラビソに3枚の標識もあった。写真撮影後昼食を摂り、1時を過ぎていた為30分少々のステイで下山に係った。新井君が眠気が襲い遅れ気味、慎重に下るが時折道を失う。我々もマーキングしておいて正解であった。下りはやはり怖い。1時間で帰雲山に到着、ここで白川郷の民宿に予約をする。  途中、登りで遭遇したカモシカと再度御対面した。急坂の下りはキツイ、アイゼンを履いているが滑った。木の枝に掴まり難無きを得た。私も足の裏に激痛が走り遅れ気味になった。この事も有り5時間近く係って何とか登山口に到着した。 危険な林道を慎重に走り、途中で予約した白川郷の世界遺産の合掌集落の民宿に向かう。この民宿、新井君の言っていた話とは雲泥の差で料理も美味しいし風呂も良かった。タオルも浴衣、歯ブラシもある。入浴後夕飯で登頂の祝杯を挙げた。10時には二人共爆睡状態となった。

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5/12(曇後雨)  白川郷民宿(07:40発)~白川郷IC(07:50着発)~福光IC(08:30着発)~イオックスアローザ(08:50着08:55発)~福光IC(09:10着発)~花園IC(13:50着)

朝は5時起床、外は晴れていたが7時に朝食を摂る頃になると曇ってきた。東海北陸道で福光に向かうが、うっかりして通り過ぎ砺波ICでUターンする。福光には8時半に到着、医王山方面の空は暗い。イオックスアローザスキー場手前で大降りの雨となり早々に医王山は諦める。 北陸道で新潟方面に向かうと空も明るくなって来たので米山も考えたが、やはり不安定な天気の為諦めて帰路についた。 2時前には花園ICに到着、新井君を自宅に寄せカムエクの打ち合わせをした。医王山は残念であったが、快晴の中無事、猿ヶ馬場山を落として満足であった。

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花園~白川郷 8,600円     白川郷~福光 950円      福光~花園 8,050円
白川郷 民宿「のだにや」一泊二食 8,400円     走行距離 898km     高速代+GAS代 =@15,000円

-山行記, 日本300名山