No,226 南アルプス深南部:不動岳(2171m)
2023/11/10
平成22年5月13日~14日(夜行1泊2日) 単独行
5/12 花園IC(21:47発)~
5/13(晴) 飯田IC(00:33着00:45発)~水窪町(02:34着 車中泊 06:05発)~水窪ダム(06:20着発)~戸中川ゲート(06:55着07:30発)~上足毛沢小屋(08:55着09:10発)~滝(09:30着09:40発)~黒法師岳登山口(10:00着発)~不動岳登山口(10:18着10:40発)~鎌崩ノ頭(14:55着15:30発)~鹿ノ平(16:25着)
去年時間切れで撤退した、不動岳のリベンジ戦を行う機会がやっと訪れた! 登山口の水窪はさすがに遠く時間を擁する。現在は合併して浜松市の天竜区に属する。早めに仕事を切り上げたのだが、出発は10時近くになってしまった。深夜でも5時間を擁した。 3時間弱の仮眠はキツイ!5時にはゲートを出発が理想だが、今回は鹿ノ平でテント泊の為、これでも慌てず出来るだけ睡眠をとった。 ダムよりゲートまでの林道は相変わらず落石も多く神経を使う。 ゲートには既に2台の車が有り、丁度3人のパーティーが出発する処であった。 中小屋でトイレを借り出発、林道は新緑が眩い。水場には赤蛙の鳴き声が響いている。上足毛沢小屋で小休止をとり不動岳の登山口には3時間弱擁した。上足毛沢小屋の先にある滝で水を補給、稜線には水場が殆ど無い為約6Lを持った。しかしこれが鎌崩ノ頭までの急登に堪えた。昨年も来ているので道を見失う事は無かったし雪も無かったが、荷の重さがキツク4時間を擁してしまった。鎌崩からは目指す不動岳、その後ろには光、加加森、池口などの雄峰が並んでいる。鹿ノ平までは痩せ尾根と藪漕ぎもあったが、迷う事は無い。予定では当日の内に不動岳を登るはずであったが、鹿ノ平に着いたのが4時過ぎ、陽はまだ高かったが疲労と寒さの為、直ぐにテントを張り潜り込んだ! この日は寒気が入り、陽が落ちると急激に気温も低下、6時過ぎに一旦寝たが寒さで目が覚める。テントの中でGASを焚き夕飯にする。テント内は暖まるが、水蒸気が湧きこれが見事に凍りついてしまう。9時頃にはシュラフに潜り込んだが、何度か寒さと寝心地の悪さで目が覚めた。鹿の気配は無かったと言うよりか、気がつかなかったのかも?間違い無く氷点下で久々に山の寒さを肌で実感した夜であった!
5/14(曇り) 鹿ノ平(05:25発)~不動岳(06:30着07:10発)~鹿ノ平(07:45着08:30発)~鎌崩ノ頭(09:22着09:35発)~不動岳登山口(11:49着12:30発)~黒法師登山口(12:50着発)~上足毛沢小屋(13:30着13:40発)~ゲート(15:00着15:20発)~水窪ダム(15:45着発)~水窪町(16:05着16:10発)~飯田IC(18:06着発)~花園IC(21:45着)
朝は4時過ぎに目が覚める。湯を沸かし温まるが、凍った水滴が見事に溶けあちこち濡れてしまう。外を覗くと晴れている、5時に御来光になり行動を開始する。熊笹の中の獣道を尾根に向かって進むとマーカーが目に入った。行き成り背丈ほどの藪漕ぎになるが、随所にマーカーがあり何とか迷う事も無く尾根を進む。西側は晴れているが、向かう山頂方面はガスが架かっている。登るに連れ雲が湧いてきて一面ガスの中で展望も無くなる。枯木と熊笹の急登を登り詰めるとそこに不動岳の山頂標識があった!鹿ノ平より1時間弱擁した。リベンジ戦で念願の山頂であるが、展望も無くそれ程の感動は湧いてこなかった。 下りはルートファインティングの心配も無く30分足らずで鹿ノ平へ到着、テントを撤収する。この時点で時間的に当初の予定の丸盆岳への縦走は諦めた。下り道では熊笹の霜も溶けレインウエアを履いていたがしっかりと濡れてしまった。 鎌崩へも順調に戻る、鎌崩より振り返る不動岳はしっかりガスも晴れていた。悔しい!来た尾根を下る、水も食料も減ったので幾分楽である。笹の急坂も下りはルートが解り易い。左方には鎌崩れの岩稜~丸盆~黒法師~バラ谷山と望める。登りで4時間擁した道も2時間少々で降りられた。 登山口の林道で昼食タイムにする、後はゲートまで長い道程を黙々と歩く。途中、崖上にカモシカを発見、南アでは良く見かけるが、生息数も多いのであろう。下るに連れ天候も回復、林道より見上げると稜線は青空で鎌崩~黒法師が見事に映えていた。林道歩きは2時間半係った。今回水を約6L担ぎ上げたが、4Lあれば充分だった。 帰路もSAでの休憩を含め、ゲートより6時間を擁した、やはり遠い所である。 ちなみに高速道のENEOSのGASスタンドは下りは長野道の梓川SA,上りは信越道の湯の丸SAにある。(カード利用の為)
花園~飯田 3150円+4400円 走行距離 781km