No,155 東北:陸奥遠征 焼石岳(1548m)秋田駒ケ岳(1637m)乳頭山(1478m)姫神山(1123m)
2025/12/05
平成17年6月5日~8日(夜行2泊3日) 単独行
6/5 羽生IC(19:40発)~前沢SA(00:10着 車中泊)
6/6(曇後晴) 前沢SA(05:30発)~水沢IC(05:40着発)~中沼登山口(06:40着07:10発)~中沼(07:45着07:50発)~銀名水(09:25着09:50発)~姥石平(10:50着発)~焼石岳(11:20着12:10発)~姥石平(12:30着発)~銀名水(13:12着13:25発)~上沼(14:05着発)~中沼(14:40着14:55発)~中沼登山口(15:20着15:40発)~胆沢町「ひめかゆ」(16:20着17:15発)~水沢IC(18:00着発)~盛岡IC(19:00着発)~乳頭温泉P(20:30着)
6月の三連休、天候により陸奥の山を選んだ。 初日は焼石岳、前夜は前沢SAにて車中泊。 眠りが浅く5時に起床したが頭がボーとして目が覚めない。 中沼登山口までは意外に早く1時間で到着、道が単調で分かり易い為だ。 尿前林道は7kmと長い、登山口は既に5台程の車が有り、皆出発した後である。 経塚山が顕著だ、急坂を登ると中沼に出た、道は泥濘でおり湿地には水芭蕉が多い!中沼からは焼石山頂部が広がる、曇り空の為雪渓の白色が映えない。 水芭蕉の群落が凄い!中沼より上部は雪渓、残雪の尾根をマーカーを頼りに歩く。 今年は例年に無く雪が多いとの事、殆ど木道は雪の下だ、踏み抜きに注意して歩く。 上沼上部付近より晴れて来る、ブナの緑と残雪のコントラストが美しい! 銀名水小屋より急な雪の登りになる、小屋は整備され清潔だ、トイレも水洗である。 山頂までは残雪と低木帯の中の道を行く、シナノキンバイ、白山小桜、チングルマなどの高山植物が美しい! 道は雪解けと沢と化しているところが多い、山頂一帯は起伏の少ない高原状になっている。 山頂からの展望は横岳、南木内岳、東焼石岳、牛型山など焼石連峰の山々、特に経塚山が顕著だ。 栗駒山も未だ随分雪が残っている様だ。 山頂では10名程のハイカーが寛いでいる。 下山は中沼とツブ沼とのコース分岐で少々迷ったが、何とか無事に踏み抜きも無く登山口に帰り着いた。 上沼中沼よりの焼石は晴れていると残雪で美しい、大きい鷹が悠々と舞っていた。 帰路は胆沢町の「ひめかゆ」と言う焼石クアパークで汗を流し、水沢ICから盛岡ICへ、北上Pで夕食を摂り秋田駒へ移動。 八合目登山口迄行ったが、無人で真っ暗な為、乳頭温泉のPに戻り車中泊とした。
6/7(曇後晴) 乳頭温泉P(05:00発)~秋田駒ケ岳8合目登山口(05:20着05:55発)~阿弥陀岳(07:00着07:05発)~女目岳、秋田駒ケ岳(07:20着08:00発)~阿弥陀岳(08:10着08:15発)~男岳(08:35着09:10発)~8合目登山口(10:20着10:30発)~黒湯P(11:15着11:20発)~一本松温泉跡地(12:10着発)~乳頭山(13:30着14:05発)~一本松温泉跡地(15:30着発)~黒湯P(16:00着、秋田駒8合目P,田沢湖国民休暇村に立寄り、黒湯で入浴)18:30発)~雫石道の駅(19:20着)
4時起床、昨晩は疲れたので良く眠れた。 8合目Pに着くと、昨日焼石岳で会った釜石の方が車中泊されていた。 6時前に出発、登山道は雪に埋まっている箇所が多いが問題は無い。 花の山だが今年は遅い様だ、しかし登山道脇にはシナノキンバイなどが美しい! 空模様は薄曇りが多い、阿弥陀池より女目岳に登る、中腹迄残雪の急登になるが慎重に行けば危険では無い。 山頂には本日の一番乗りの様だ、展望は360度凄い!森吉、鳥海、月山、岩手山、早池峰、八幡平、焼山、太平山、焼石、栗駒など陸奥の名峰が揃い踏みだ。 この後登る乳頭山も顕著に頭を尖らせている。 下山後男岳に向かう、岩稜の尾根を詰め鳥居の有る山頂に着く、田沢湖が眼下に広がり女目岳が形良くトロイデ型に鎮座している。 ここでアクシデントが発生!三脚が倒れカメラの裏蓋が締まら無くなってしまう、ストロボもアウト、参った! 釜石の方が着いたので輪ゴムを拝借し一時を凌いだが写真はアウトの物が多く出るであろう、カメラを庇いつつ急いで下山した。 下山後乳頭温泉の土産屋に駆け込み何とかビニールテープをゲット!一時を凌いだが何とかなるであろう、修理代が又痛い! 急いで次の乳頭山に向かうが、登山口の黒湯を間違え蟹湯温泉に行ってしまい15分のロス、黒湯温泉のPで支度をしていると、今からですか?気を付けてと声を掛けられる。 登山口は黒湯と同様であった、途中で二組のハイカーと擦れ違っただけで秋田駒とはかなり違う。 登山道は上部に行くに従って木道など良く整備されていた。 花は駒ヶ岳より遥かに多く咲いていた。 二回程沢を渡渉する、一本松温泉跡地からは湯が湧き出していて硫黄の臭いが心地良い。 尾根上に出ると快晴で暑くて参る、コースタイムで山頂に到着、秋田駒が方向を変え素晴らしい山容である、笊森山が大きい。 食事を摂り早々に下山、又レンズの蓋をどこかへ落としてしまった。 2時間で黒湯に下山、駒の8合目に戻り田沢湖休暇村で買い出しをし、黒湯に再び戻り汗を流した。 黒湯は日帰り入浴は18時迄の為、男湯は拙者一人で独占出来た。 草津に似た温泉で老人の団体が多い。 黒湯は18時間に出発、今宵の宿は雫石の道の駅とする、車中泊の為夕食はわっぱ飯で生ビールで下山祝いとした。 21時には就寝した。
6/8(曇) 雫石道の駅(05:20発)~玉山村一本杉登山口(06:30着07:10発)~一本杉清水(07:25着発)~五合目(07:40着07:50発)~姫神山(08:50着09:40発)~一本杉清水(10:55着発)~登山口(11:10着12:00発)~滝沢IC(12:40着発)~羽生IC(18:30着発)~寄居(19:50着)
4時過ぎに起床、1時間程で玉山村の一本杉登山口に到着。 目指す姫神山は裾野しか望めず上部はガスの中だ。 朝はどんよりした曇空であったが、登り始める頃より明るくなって来た。 車中で朝食後出発、新緑の道を登る。 意外に急坂で汗を掻く、上部は湿っていて滑り易い。 山頂直下は岩場となりツツジが綺麗だ! コースタイムで到着、薄曇りで雲海の上に岩手山のみ望めた。 山頂には地元盛岡の方が一人のみ、無線をしていた。 話を聞くと先日も焼石岳で関東の10名位のパーティーが夏湯温泉に下る途中迷ってビバークしたそうで今年は本当に雪が多いらしい。 1時間弱ステイし下山に係った、途中気を付けていたが、滑って手を擦りむいた。 登山口に帰着後、姫神山が全貌を現わしているのに気づき、急いで町まで降りインスタントカメラを買い、再度戻り撮影した。 帰路、石川啄木記念館に立寄り、滝沢ICを12時半過ぎに乗る、途中SAで仮眠食事も含め約6時間で羽生に到着、自宅には20時前に帰宅した。 流石に今回は車中泊3日だったので、良くは眠れたが疲れが溜まった。 又3日間共朝は天候が優れず昼近くになり良くなる傾向にあった。 ともあれ最初の目標の4座を完登出来て良かった。
1日目 羽生~水沢 8450円 水沢~盛岡 1800円 胆沢町「ひめかゆ」入浴料310円
2日目 黒湯温泉 入浴料 500円
3日目 滝沢~羽生 9800円 GAS代 13000円 他食事代等 15000円 走行距離 1337km