寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記

No,539 北アルプス:双六岳(2860m)弓折岳(2592m)

2023/09/04

令和5年8月26日~28日(山行は1泊2日) MB Mr、Thuu

8/26(晴) 花園IC(09:23発)~梓川SA(11:27着11:47発)~松本IC(11:51着発)~平湯IC(13:05着発)~平湯温泉(13:08着13:46発)~クマ牧場(13:52着14:40発)~新穂高、平尾温泉「民宿麓庵たきざわ」(15:15着)

今回は旧友T氏と予定では針ノ木サーキットで針ノ木~鳴沢えお縦走予定していたが、天候都合で急遽双六岳ピストンに変更する事に。 初日は新穂高温泉まで入り宿に前泊し2日目に双六岳へ、3日目に往路を下山する、在り来たりなコースへ変更した。 往路は松本ICより向かう、途中平湯温泉にてランチを摂る、この日は拙者がバースデーと言う事でT氏にランチをおごって頂く、飛騨牛のカルビ丼を美味しく頂いた。その後はチェックインまでの時間があるので、途中にある「熊牧場」に立寄る。 宿の「麓庵たきざわ」は古民家風の宿、全風呂家族風呂の宿で風呂、部屋、料理、接客共に抜群であった。

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8/27(曇時々晴、午後雨) 麓庵たきざわ(04:48発)~新穂高温泉第5駐車場(04:57着05:15発)~新穂高登山センター(05:26着05:28発)~左俣林道登山口(05:40着発)~笠新道登山口(06:48着発)~ワサビ平小屋(07:05着07:52発)~小池新道登山口(08:25着08:30発)~秩父沢(10:01着10:02発)~シシウドヶ原(11:58着発)~鏡平山荘(12:50着13:05発)~弓折乗越(13:59着14:07発)~双六小屋(15:32着)

2日目は双六岳登山、前夜は雷雨や蚊に刺され眠りが浅く辛かった。 駐車場は前日にチェックしておいた登山者用の無料Pに停めた、5時前には到着したが、流石に日曜日とあってギリギリ何とかセーフ! 予定では遅くとも5時には出発を計画していたが、少々遅れてしまう。 天気予報では曇後雨であったが、運よく晴れ間も望めている。ワサビ平小屋で朝食をとる、民宿たきざわの弁当が美味しい! 錫杖岳に朝日が当り迫力がある、左俣林道の山毛欅の大木が美しい。 小池新道入口より望む弓折尾根や大ノマ岳が綺麗だ、又これに向かって急登を詰めて行く。 秩父沢は水が涸れていて、宛にしていて驚く登山者もいらした。 シシウドヶ原も美しく、これより望む左俣谷や西穂、焼岳が大きい! この後鏡平山荘に着くが、この頃より天候が悪化し始める、ガスが巻き雷鳴が、鏡池も残念ながら「逆さ槍」も望め無い。 小屋で水を補給し足早に弓折岳へ、弓折乗越に着く頃には大きな雷鳴が響いた、その後双六岳へ急ぐが稜線の「花見平」付近で遂に雨が、これが結構土砂降りに、登山道は沢状態! 双六小屋迄の1時間半程は這松の中の辛い雨中山行となった。 双六小屋では雨中対策をしっかりして頂き、すぐ乾燥室や物干しで対策出来助かった。 この日も粗満室の様であり、賑やかであった。 雨も途中で止み、小屋前からは鷲羽、水晶、赤牛などの裏銀座や餓鬼、燕、大天井などの表銀座、湯俣川の渓谷方面を望む事が出来た。 部屋も大部屋では無く快適であった。

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8/28(晴後曇、雨) 双六小屋(05:27発)~巻道分岐(05:44着05:48発)~双六岳(06:36着06:58発)~巻道分岐(07:39着発)~双六小屋(07:53着08:08発)~花見平(09:12着発)~弓折乗越(09:27着09:29発)~弓折岳(09:36着09:43発)~弓折乗越(09:54着09:58発)~鏡平山荘(10:36着11:12発)~シシウドヶ原(11:47着11:55発)~秩父沢(12:29着発)~小池新道登山口(13:12着発)~ワサビ平小屋(13:28着14:05発)~笠新道登山口(14:20着14:22発)~登山口(15:17着発)~新穂高登山センター(15:28着15:43発)~第5駐車場(15:53着16:07発)~麓庵たきざわ(16:18着17:02発)~平湯IC(17:25着発)~松本IC(18:27着発)~梓川SA(18:31着19:06発)~花園IC(21:12着)

3日目、4時前には物音で目が覚める、4時半より朝食。 出発は少々遅れ5時半に、御来光は薄雲が多く不明瞭であった。 這松の中の急登を喘ぎ巻道分岐へ到着、ここからの展望良く、三俣蓮華、鷲羽、水晶、赤牛方面、目指す双六、樅沢の右に穂高連峰と望める、思わず動画を回した。 これよりは分岐を過ぎガレた岩場の急登を登る、這松の尾根上に出ると遂に双六の山頂をロックオンした。 後は天空の滑走路と言われる大地を頂上へ向かい歩を進める。 振り向くと槍穂高連峰が凄い迫力で望める、粗コースタイムで登頂した。 山頂からは先程の鷲羽方面、硫黄尾根、燕~大天井、黒部五郎岳、笠ヶ岳方面より御岳、乗鞍、焼岳、弓折又、槍穂高連峰と天空の滑走路、遠くは白山も望め言葉を失う程の大展望である。 暫し眺望を楽しんだ、下山は一気に小屋へ戻り体制を整え早々に出発、往路を戻る。 昨日雨に降られた尾根歩きが、この日は大展望の尾根歩きに代わり思わず写真を撮り過ぎる程だ、意外に大きい樅沢岳、西鎌尾根と槍穂高連峰、ダケカンバの実が美しい這松帯の稜線歩き、笠ヶ岳方面も素晴らしい! 平日だが人気のエリア、スライドする人の多さに驚く、弓折乗越からは空身で弓折岳をピストン、残念ながら笠ヶ岳は山頂がガスで隠れてしまった。 この後は鏡平山荘迄急降下、先ずは槍がガスで隠れる前に鏡池に急いだが、残念ながら若干隠れてしまった。 小屋へ戻りランチタイムとする、有名なコーヒーフロートを注文、美味しかった! T氏はイチゴ味のかき氷を注文する。 この後時過ぎ頃より稜線はガスで覆われ始める、我々は下るのみなので「シシウドヶ原」で数分小休止を入れた後は一気に小池新道登山口迄歩を速めた。 左俣林道に入った辺りより小雨が、何とかワサビ平小屋迄は持ち、ここで又大休止、有名なそうめんを頂く、冷たくて美味しかった。 ワサビ平小屋を出発後直ぐに雨も強くなってくる、後は新穂高温泉手前まで結構勢い良く降り続いた。 この後は昨夜泊まった「麓庵たきざわ」で入浴、汗を流した。500円と安く良い風呂だ。 帰路は往路を忠実に戻る、梓川SAで夕食を摂り、これよりの運転はT氏がしてくれ助かった。 休憩を入れ丁度4時間で何とか帰り着いた。 今回は2日間共若干雨にはやられたが、又これもT氏には初アルプス、初雨具と良い経験にはなった。

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花園~松本 3310円+4730円  平湯有料道路 550円+790円  麓庵たきざわ 14000円+入湯税、 風呂代500円   双六小屋 2食 14000円

熊牧場 1100円  走行距離 540km   他飲食代

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