寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記 日本300名山

No,400 四国:四国遠征 石鎚山(1982m)瓶ヶ森(1897m)伊予富士(1756m)寒風山(1763m)笹ヶ峰(1860m)八巻山(1698m)東赤石山(1707m)剣山(1955m)次郎笈(1930m)三嶺(1893m)篠山(1065m)

2023/09/04

令和2年8月17日~27日(10泊11日)  単独行

8/17(晴) 自宅(08:10発)~森林公園駅(08:50着09:20発)~羽田AP(11:15着12:20発)~松山AP+レンタカー(13:35着13:50発)~京屋旅館(15:42着16:12発)~石鎚ロープウエイ山麓駅(16:17着16:20発)~成就駅(16:30着16:35発)~成就社 白石旅館(16:58着)

有給休暇消化での山行第2弾、四国遠征に向かう。 何時ものパターンで羽田より松山へ入る、しっかりANAのマイレージカードを忘れるアホ! 松山も関東同様猛暑、途中でドラックストアに立ち寄りカップ麺等を買い込み現地へ向かう。 登山口のPが京屋さんの敷地になっていた(通常は有料、拙者は泊り客の為無料) 荷物も無事届いており京屋さんで支度をさせて頂く、旦那さんにお茶や真蛸を頂く。 支度を終え早々に出発、直ぐにロープウエイの出発時間になり慌てて乗車、ロープウエイより振り返ると四国の山々が望める、特に瓶ヶ森が顕著だ。 この日の宿、成就社の白石旅館までは30分程歩く、これが暑く意外と辛かった。 今宵は拙者1人の泊り客、直ぐ風呂に入り夕食、生ビールがしみた。 とにかく部屋も暑く(冷房無し)着替えを忘れたので、Tシャツを購入した、この日は山頂でも29度あったと言う。 移動だけの1日であったが、慌ただしく結構疲れた。

成就社 白石旅館 1泊2食 8000円

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8/18(快晴) 成就社 白石旅館(06:55発)~試し鎖(08:27着08:43発)~前社森休憩所(08:50着08:55発)~朝明峠(09:15着09:30発)~土小屋分岐(10:00着10:15発)~石鎚山(10:38着10:55発)~天狗岳(11:13着11:23発)~石鎚山(11:38着12:18発)~土小屋分岐(12:38着発)~朝明峠(12:58着13:15発)~前社森休憩所(13:28着13:38発)~成就社(14:38着14:55発)~ロープウェイ成就社駅(15:18着15:20発)~ロープウェイ山麓駅(15:28着発)~京屋旅館(15:28着)

2日目は愈々石鎚山へ挑む。 6時の朝食で7時前には宿を発つ、成就社の門を潜り森の中へ、一旦下り前社森へ。 試し鎖に挑んだ、74mの岩峰を攀じ登る、山頂よりは前方に石鎚山が大きく聳える。 これを下ると「不動の力水」を売っている前社森小屋だが本日は営業していない様だ。 これより前社森ピークを越えると前方に天狗岳の北壁が聳える、ここで初めて石鎚山の迫力を感じる! 朝明峠に到着、ぼちぼち気温も上昇、又暑くなってくる、これよりは愈々鎖場も次々現れる急登になる。公衆トイレのある休憩所に着く、ここは土小屋からの道も合流するので一気に登山者が増えた。 展望が素晴らしく、瓶ヶ森を始め石鎚山地の山々が望める、この付近に3~4か所位のテントサイトもある。 二ノ鎖を過ぎると�鉄の階段状の急な道が岸壁に付けられていく、良く設置したものだ。 これを登り切るとやっとこ弥山の山頂へ飛び出した。 二ノ森~堂ノ森などの高峰の稜線、天狗岳の尖峰が鋭く天を突く。 暫し見とれる、写真を撮り愈々天狗岳へ向かう、この日は山頂小屋スタッフか?岩稜に矢印のペンキマークなどを設置していた。 山頂迄は遠くは無いが、予想以上に迫力があり引き返す人も居た。 20分程ではあるが緊張した。 天狗岳山頂は標識も置いてあり感動し、偶々居らした方と互いに写真を撮った。 その後弥山に戻ってランチタイム、頂上小屋内でとった。 後は只管下山、兎に角暑さとの戦い、又アブやスズメバチとの戦いでもあった。 3時間でロープウェイ成就社駅に到着、その後は下山後すぐに京屋旅館さんへ。 直ぐに汗だくの体を流すべく風呂に直行した。 夕食は御主人さん達と3人で食事、酒も頂き話が弾んだ。 今宵も拙者一人の泊り客で悪い様な気もした。 部屋は冷房が効いており助かった。

京屋旅館 1泊2食  8800円

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8/19(晴後濃霧) 京屋旅館(07:15発)~瓶ヶ森登山口P(09:55着10:10発)~男山分岐(10:15着発)~男山(10:55着11:05発)~瓶ヶ森(女山)(11:23着12:05発)~避難小屋(12:35着12:45発)~瓶壺(13:12着13:20発)~分岐(13:33着発)~男山分岐(13:38着発)~瓶ヶ森登山口P(13:41着14:00発)~いの町 木の葉温泉(14:58着)

3日目は7時過ぎに京屋を出発、西条市街まで下りコンビニで買い出し。 愛媛側から旧寒風山トンネルに至る道は狭く殆ど林道レベルだ、UFOラインは気持ちは良いが結局途中で工事の為、50分程時間待ちをさせられた、結局本日可能であれば登る予定であった伊予富士は諦め瓶ヶ森をゆっくりと登る事とした。 平日であるが、ここも人気らしく10台近くの車があった。 コースは男山より女山に至ったが、氷見二千石原越しに望む石鎚山はやはり絵になる、残念ながらこの日の石鎚山は最後まで完全にガスは取れなかった。 山頂からは西黒森、伊予富士、笹ヶ峰、筒上山や手箱山、子持権現山などの山々が360度見渡せた。 相変わらずアブやスズメバチが多いのには困る。 下山コースで少々遠回りはしたが、瓶壺に立ち寄る、新しく出来た避難小屋、トイレは小さいがしっかりした造りで良く管理されているようだ。 有人小屋が復活して貰いたい戸頃だが、兎に角笹の海が美しい山であった。 この日の宿、高知いの町の「木の香」には旧寒風山隧道を神経を使いながら下った。 木の香は道の駅や温泉のある宿で中々設備も整っていて良好だ。(一人不親切な男性従業員がいたが)

いの町 木の香温泉 1泊夕食のみ  8500円

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8/20(晴後曇、濃霧) 木の香温泉(04:45発)~旧寒風山トンネルP(05:07着05:25発)~桑瀬峠(06:25着06:32発)~鷹ノ巣尾根分岐(07:16着発)~伊予富士(08:30着08:55発)~鷹ノ巣尾根分岐(09:45着09:50発)~桑瀬峠(10:15着10:20発)~鉄製ベンチ(11:00着11:15発)~寒風山(11:50着12:05発)~笹ヶ峰(14:20着14:40発)~寒風山(16:42着16:47発)~桑瀬峠(17:48着17:55発)~旧寒風山トンネルP(18:30着18:40発)~木の香温泉(18:58着)

4日目は今回の遠征登山の中で一番きつい日か!300名山2座を縦走する。 朝は4時起床、登山口の旧寒風山トンネル口に5時過ぎ、半には出発した。 桑瀬峠迄は順調、朝一の為熊笹等のの露払いでびっしょり、桑瀬峠にて下だけレインパンツを穿く。 ストックで露払いをしながら、先ずは伊予富士へ向かう。 鷹ノ巣尾根分岐を過ぎると伊予富士の全容が現れる、美しい山だ! 熊笹の尾根をアップダウンして近づき、急な尾根を這い上がり山頂を目指す。 後方にはこの後登る寒風山、その後ろには笹ヶ峰が望める。 桑瀬峠より2時間で登頂、狭いピークは360度の大展望だ!素晴らしい! 拙者の後2人の単独行者も到着した。 写真を撮り早々に下山、峠には10時過ぎに戻る、ここで考えたが、そのまま寒風山へ向かう、急な登りの山で鉄梯子やロープが多く設置されている。 この頃よりガスが出る、一気に展望は無くなるが、暑さが緩和され助かる。 寒風山山頂には12時、思い切って笹ヶ峰に向かう、笹が多く少々解り辛い箇所も出て来る。 途中、数名の方と擦れ違う、ガスも巻いてきて少々気持ちが切れかかる。 笹ヶ峰の全貌が現れるが、大きい!! 未だかなり遠い、何度も気持ちが途切れそうになった。 最後はヘッデンを点けて下る覚悟で山頂まで、気持ちを途切れさせずに持った! 山頂には若い3名のパーティーが居た、急いでランチを摂り早々に山頂を後にする。 後は只管歩くのみ、寒風山への登り返しがキツイ! 最後は何とかヘッデンは使用しないで登山口へ帰り着いた。 13時間の戦いであった! 夕食時、遅れた為ビールの注文はタイムアウトで駄目であった、ケチ!

木の香温泉  同2泊目

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8/21(晴後曇、濃霧、雷鳴) 木の香温泉(5:10発)~筏津P(06:34着06:50発)~筏津登山口(06:55着07:00発)~瀬場谷分岐(07:33着07:40発)~滝分岐(08:45着09:00発)~赤石山荘(12:08着発)~八巻山(12:41着12:56発)~赤石越(13:23着発)~東赤石山(13:33着13:55発)~赤石越(14:00着発)~山荘分岐(14:15着発)~権現越分岐(15:10着15:17発)~コース分岐(16:20着発)~瀬場谷分岐(17:00着発)~筏津登山口(17:17着17:20発)~登山口P(17:25着17:50発)~オベールジュゆらぎ(18:00着)

5日目は移動の予定であったが、天気の都合切上げて東赤石山に向かう。 朝一で昨日と同様に出発、西条市街に出てコンビニで買い出しし現地となる別子集落へ。 別子へ近づいて来ると前方に大きな岩峰が見えてくる、あれは? ダムを過ぎ、筏津登山口へ到着、Pには車は1台しか無かった。 他の300名山とはやはり人気度は低いのか?又中上級者コースと言う事で簡単には挑み辛いのか? 兎に角入山届を書き入る、登山道には良く光る石を見る、流石元鉱山の山だ。 コースは単調な道かと思えば、とんでもない! 最初から山肌に沿うように付けられた道は断崖に付けられており、落ちればまず助からない。 木橋も良く出てくるが、殆どが壊れかけており危険極まりない。 2時間弱かけてやっとコース分岐へ(昨日の疲労が取れない)、ここで赤石山荘コースを選択したのが失敗、兎に角時間が係る、又沢沿いに道が付けられており危険や解り辛い箇所も多かった。 滝分岐より3時間を擁してやっと山荘へ到着、休まず上部の岩峰へ向かう。 時間も推しているので東赤石山へ(八巻山は諦める)、暑い中自分を元気付けながら岩を這い上がりやっと山頂の標識の前に出ると、何とここが八巻山!! 時間的にこの後の行動を考える、「やばい」間に合うか? 八巻山より望む東赤石山山頂はガスで隠れそうである、もう行くしか無い! 焦りながら岩稜伝いに進んでいくと赤石越を通り、やっとの事で山頂へ。 時間は13時半、急いでランチの蕎麦を掻っ込み写真を撮る。 この時偶然に一時的にガスが晴れてくれた。 後は下るのみ、昨日と同じようなシチュエーションだ。 日没に間に合うか? 下り始めたら雷鳴が、これはヤバい! 一応レインを用意する、下りは往路とは別のルートで下る、こちらのルートの方が全然歩き易い。 後は只管、喉を潤しながら下り、何とか登山口へは5時過ぎには帰り着いた。 この日も10時間の行程である、アブに刺されても、気にしない位疲労もたまった、しかし達成感も抜群であった。 この日の宿「オベールジュゆらぎ」中々良いホテルで風呂も良好であった。

新居浜市 オーベルジュゆらぎ 素泊まり 4400円

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8/22(晴時々曇) オーベルジュゆらぎ(10:43発)~三島川之江IC(11:38着発)~美馬IC(12:25着発)~スーパー(12:40着13:20発)~見ノ越 民宿「まつうら」(14:36着)

6日目、大分睡眠不足は解消したが、でも疲れは溜まっている。 外は何と晴、どちらにせよ今日は休息すべきと体が言っている、宿より昨日登った東赤石山が望めた。  本日は徳島県東祖谷村の剣山登山口の見ノ越へ向かう、別子山村より四国中央市迄下って三島川之江ICより高速に乗り、美馬ICで下りる。 美馬市街(貞光町)のスーパーで買い出しし一路見ノ越へ。 国道ではあるが、何とも道幅が狭く良くこんな所に集落が?只管山中に分け入る。 貞光より約1時間20分程でやっとこ到着、直ぐに今宵の宿「民宿まつうら」さんがあり、その直ぐ前が登山口となっていた。 見ノ越でも他の店舗や宿が閉めているのに唯一頑張っている、食事は質素だが煮物や蕎麦など美味しい!この日は拙者一人の宿泊であった。

三好市東祖谷見ノ越 民宿まつうら 一泊二食 7000円

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8/23(晴時々曇) 民宿まつうら(06:55発)~見ノ越登山口(06:58着発)~リフト西島駅(07:58着発)~刃掛ノ松(08:15着08:25発)~剣山山頂ヒュッテ(08:48着08:50発)~剣山(08:58着09:20発)~次郎笈(10:18着10:45発)~剣山(11:44着発)~剣山山頂ヒュッテ(11:48着12:38発)~大剣神社(12:50着発)~リフト西島駅(13:06着発)~見ノ越登山口(13:40着発)~民宿まつうら(13:42着)

7日目、天気は早朝は曇でガスっていたが、昼に向け晴れてくるラッキーだ! 7時はに登り始めたが、7時半にはリフトの始発のマイク放送が鳴った、抜かれた! 分岐からは刃掛ノ松方面へ向かう、徐々にガスが晴れ始め、ここより山頂ヒュッテも見える様になる、思わず気が高ぶる。 西島駅まではコースタイム通り、未だ人も多くは無い。 ほぼ時間通りヒュッテにも到着、山頂一帯も未だ人は疎ら、晴れて次郎笈も見えてくる、最高だ! 遠く明日予定の三嶺も大きく裾野を引いて望める。 写真を撮り次郎笈へ向かう、コースタイムは1時間であるが遠く感じる、しかし剣からの次郎笈は絵になる。 大きく下り、大剣神社への分岐を過ぎると、愈々次郎笈への登りだ、結構急登だ暑さも堪える、振り返ると剣山が大きい。 何とか登り切ると、ほぼコースタイムであった。 ここよりも素晴らしい展望、詳しくは無いが秘境と言われる四国の最深部の山々が広がっている。 30分程ステイし戻る、ヒュッテに立ち寄ってみたかったので、再度剣山へ登り返す、急登がきつかった。 ヒュッテのベンチでランチタイム、1時間近くゆっくりステイした。 天気は薄暗くなったり晴れたり、しかし雷雲は湧いて来ない。 その後は黙々と見ノ越迄下った。 この日は日曜ともあって、かなりの人が入っており、次郎笈の下りでは多数の方と擦れ違った、剣山では観光的な方も居らしたが、天気の急変などには対処出来ないと思うが? 早めに宿に戻ったので、シャワーだけ早めに使わせて貰いさっぱりした。 やはり登山後のビールは格別だ!

民宿まつうら 2泊目

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8/24(晴後曇) 民宿まつうら(05:13発)~名頃登山口(05:34着05:52発)~林道登山口(06:50着07:15発)~ダケモミの丘(08:40着08:55発)~三嶺ヒュッテ(10:28着10:30発)~三嶺(10:44着11:16発)~三嶺ヒュッテ(11:30着11:38発)~ダケモミの丘(12:50着発)~林道登山口(14:00着発)~名頃登山口(14:38着14:55発)~民宿まつうら(15:20着)

8日目は三嶺に登る、朝食もおにぎりにして貰い早朝に宿を発つ。 名頃登山口を6時に出発、車は4台程あったが、既に人は居ない。 天気は上々、緩斜面又急登と只管長大な尾根を高度を上げて行く。 マーキングがあるので迷う事は無いが、遭難者が多いらしい。 最近らしくコースに木の棒が打ち込んであり解り易い。 途中林道が現れる、ここが林道登山口らしく名頃より1時間程だ。 これより1時間位でダケモミの丘、この辺りでウリ坊と遭遇した。 これより徐々に傾斜も急になってくる、三嶺山頂→の標識が出てくる箇所で1本立てる、そうしていると上部よりトレイルランナーが下って来た、剣山よりランしてきたとの事、恐ろしいパワーだ! これより上部は大岩を過ぎると急傾斜の斜面、ガラ場やトラバースで進む、笹が出てきて頂上台地の岩場が見えてきた。 水場600m下の看板、600mの下りはキツイな!  やっとこ池畔の頂稜に出る、これより山頂迄は意外と擁した。 良く見るヒュッテと池、笹原の三嶺が望めた、曇っていたのは少々残念であった。 山頂よりは太郎次郎(剣山、次郎笈)や天狗塚など、他にも四国の有名な山々が望めていると思われる。 少々ステイしたが、中々晴れて来ないので諦めてヒュッテへ。 中にはシュラフなどがあり、縦走へ行ったのか? 後は只管下るのみ、下り始めると晴れてくる、まこんなもんだ! 数名と擦れ違ったが、今回の遠征の中では手応えの感ずる山の1つではあった。 四国の中では№1の人気の山との事だ。 この日も早めの帰宅となり、シャワーで汗を流した。

民宿まつうら 3泊目

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8/25(晴後雨) 民宿まつうら(03:40発)~松野町 滑床渓谷万年橋P(08:35着08:45発)~万年橋登山口(08:50着09:00発)~林道出合(09:44着10:00発)~御祝山直下(11:30着11:45発)~登山口(12:48着発)~登山口P(13:00着14:45発)~民宿あざみの(14:58着)

9日目は予定では移動日、しかし天気は晴模様。 明日明後日が雨との事でこの日に三本杭をアタックすべく朝3時に見ノ越を発つ、移動も5時間と大変だ。 途中、睡魔に勝てずPAにて仮眠をとる、滑床渓谷の万年橋Pには8時半に到着。 直ぐに支度をし出発、足元には蛇が横切る。 滑床渓谷沿いを歩き始めたが、10分程で再び登山口へ戻る(尾根よりピストンする方が早い為)、御祝山コースは兎に角急な尾根を進む、少々解り辛い箇所もある。 マーキングは少ないが、標識はたまにある。 林道出合に出て1本立て朝食をとった、薄暗い樹林の中再び急騰に喘ぐ。 頭上に御祝山山頂が近づいた時、急に暗くなり風が強く吹き始める。 あっと言う間に大粒の雨が叩きつける、レインを出す間も無くずぶ濡れに! 暫くして落ち着いたので、再び登り始めるが中々御祝山が遠い、御祝山~三本杭も予想以上に係りそうだ。 ずぶ濡れで気持ち悪く、仕方無く下山をする事に。 下る内に段々と天気も回復、悔しいがPに着く頃には晴天に!! 衣類を脱ぎ広げて乾かしていると、野猿が異常に近づいて来た、危険なので早めに撤収した。 宿の「民宿あざみの」に早めに向かう、衣類を洗い庭先に干す。 纏めてある汚れ物は女将さんが洗濯して頂いた。 夕食は御夫婦と3人で談笑しながら楽しい時間を過ごした。 三本杭は必ずリベンジする!

愛媛県松野町 民宿あざみの  1泊2食 9000円(ビール含?)

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8/26(晴後曇、雨) 民宿あざみの(08:20発)~篠山トンネル手前(09:35着09:46発)~四万十道の駅(11:20着11:40発)~篠山登山口第一P(14:05着14:15発)~鹿防護柵(14:20着発)~篠山(14:54着15:05発)~鹿防護柵(15:20着15:23発)~篠山登山口第一P(15:42着15:50発)~宇和島岩松 「大畑旅館」(16:40着)

10日目、本日は篠山へ向かう。 早朝は天気は良好、予報では10時位迄は持つそうだ。 朝食も話し込んでしまい8時過ぎに宿を発つ。 祓川温泉を過ぎ高度を上げて行く、9時過ぎ雲行きが怪しくなって来ると降り始めたと思った途端、バケツをひっくり返した様な強雨、暫し車を止めて様子を見たが、林道ですら危険を感じ引き返す事にする、途中ウリ坊も必死に走っていた。 その後は仕方無く、四万十川の道の駅にでも行ってみる事にする、結局支流より下流域迄川に沿って走る事に。 その道が何と厳しい林道であるか、酷道と言っても良いかと思います、キツカッタ! その後愛南町の漁港でランチをと思い向かっていると天気が好転、急遽再び篠山へ向かう事にする。 大規模林道もキツカッタが山に登る欲が勝った! 登山口のPに着いたのが14時、何時降っても良い様にレインを着込んで出発、40分程で登頂、太平洋も望めた。 大した登山ではないが、嬉しい登頂であった。 下りでは少々降ったが、何とかもってくれた。 汗びっしょりで下山、後は篠山トンネルを抜け只管岩松の大畑旅館へ急いだ。  この日泊まった大畑旅館は歴史のあるかなり有名な料亭旅館との事、確かに夕飯の料理は美味しかった!イトヨリの煮付け等はBESTです!

宇和島市岩松  大畑旅館  1泊2食 8000円

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8/27(曇後雨) 大畑旅館(09:50発)~松山自動車道~ニッポンレンタカー(11:40着11:45発)~松山AP(11:50着14:30発)~羽田AP(16:00着18:20発)~森林公園駅(20:20着20:30発)~自宅(21:00着)

11日目最終日は帰宅するのみ、朝食もゆっくりととり荷物の梱包の準備をする。 9時過ぎに宿を出てすぐ近くの津島郵便局へ、雨が予報通り落ちてきた。 ナビに従い松山空港へ、レンタカーを返す。 空港では昼食、名物の鯛ラーメン旨い!  羽田まで予定通り来たが、高速バスを迂闊に乗り遅れ1時間待ち(計2時間待ち)アホをやらかす!森林公園は20時半に。 有料駐車代は値下げしたようで1日300円で助かる。 今回は最後、南宇地方に来て台風の影響で天候不順になり、雨のおかげで三本杭が撤退となってしまったが、ほぼ予定通り、300名山9座の内8座をゲット出来、上出来であってと思う! 宿の方々にも助けられ、良い遠征となりました。

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宿泊費 86800円   航空券等 33880円  レンタカー、GAS、高速道、高速バス、ロープウェイ 95000円   食事等、郵便費 13500円

計 228000円

-山行記, 日本300名山