寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記

No,305 帝釈(南会津):枯木山(1755m)撤退

2023/08/24

平成28年3月26日(夜行日帰り)  単独行

3/25  花園IC(21:40発)~上河内SA(30分)~西那須野IC(23:50着発)~道の駅「湯西川」(00:35着)

3/26(晴後曇)  道の駅「湯西川」(05:30発)~迷う~安らぎの森P(06:10着06:30発)~もちずけ橋(06:57着07:15発)~1220mP(09:42着09:58発)~痩せ尾根~1467mP直下(11:26着11:55発)~1220mP(13:05着13:20発)~もちづけ橋(15:00着15:15発)~安らぎの森P(15:50着16:08発)~西那須野IC(07:20着発)~花園IC(19:10着)

数年前より機会があればチャレンジしたい隠れた会津の名峰、枯木山へ愈々挑む時が訪れた。会津の山通には憧れの山と言われる程、奥深く地味で又難敵な山である。よって念入りに計画を立てた積もりであったが、計画に甘さがあり何点かミスも出て今回は山頂までは時間切れで届かなかった。 まずは前日、仕事場より一旦帰宅した為、現地へ着くのが遅れた事、二つ目は当日安らぎの森へ向かう道で湯西川市街を迷って時間をロスる。三つ目は林道よりの取付き地点での判断ミス、1220mpへの登りが藪の急登となり苦戦、相当な時間を擁してしまった事だ。 天気は予報通り午前中はピーカン、昼過ぎになると山頂一体は雪雲がかかり下方でも風花がまった。   前日、湯西川道の駅に着いたのが午前1時近くになってしまい、朝4時過ぎに目覚ましを掛けたが若干寝過ごしてしまう。朦朧とする中、急いで安らぎの森へ向かうが、湯西川市街で道を間違い別の林道を進んでしまい時間をロスってしまう。 到着した安らぎの森には土曜日だと言うのに他に車は無い、流石隠れた名峰だ。Pからは枯木山方面の雪山が朝陽を浴びて輝いている。付近には全く雪は無くこの時期としては異常であろう。早々に支度をし出発、林道は白滝沢沿いを進む。途中デブリが林道を塞いでいる、途中から雪道になり、30分程でもちづけ橋へ到着。 これより12本爪のアイゼンを付け1220mpへ向け尾根を上がるが、取付きに迷う。詳細なデータが無くトレースやマーキングなど全く無い為、GPSの方向へ登る事にする。 尾根まではかなりの傾斜で又ブッシュもあり、時折踏み抜き梃子摺る。 ややトラバース的に右肩上がりに高度を稼ぐ、最後は1220mpに突き上げる急な尾根に乗り、雪の急斜面をブッシュを掻き分け枝に掴まりながら何とか1220mp直下の尾根道に這い上がった。もちづけ橋より1220mpまでが2時間半も擁してしまった。ここで既に10時前、取敢えず行ける所まで行ってみる事にする。 救いは展望の良い事、正面に1520mp~1692mp~県境尾根、日光連山、明神ヶ岳、荒海山などが顕著だ。暫く緩い登りで進むが1467mpてまえでに若干痩せ尾根でブッシュを掻き分け登る場所があり、アイゼンが良く引っ掛かり手古摺った。1467mp直下にて時間も11時半、もう少しは行けたが午後よりの天気の事も考えここまでとする。 諦めると気持ちも楽になり食事も喉をスムースに通る、一服し下る事にする。 慌てずマイペースで下る、1220mpへ戻り又1本立てていると予報通り雲が湧いてきて山頂方向はすっかり白くガスがかかりここまで風花が飛んで来た。 この後林道への下降も登り同様に梃子摺る、かなりの急坂で枝に掴まりながら下るが、途中でトレースも消えたりで雪が溶け地面が出ている箇所も多くアイゼンを途中で外すが、その後又雪の急斜面が現れたりで最後は尻セードで下った。 もちづけ橋迄は1時間半で下った。安らぎの森へ向かい歩き出すと橋より100mも下った所で右手の尾根に登り易い所を発見、よく見るとトレース跡らしきものもあり、ここから登るのか!しまったと思う。 安らぎの森迄の足取りは重かった。Pへ着き帰り支度をしていると3台の車が到着、本日ここで泊り、明日一番で登るのであろう。 まあ今回は良い勉強になった。是非ともリベンジしようと思う。

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花園~西那須野 4020円   西那須野~花園 2810円    走行距離 468km

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