寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記 日本300名山

No,177 上越(谷川連峰):白毛門(1720m)笠ヶ岳(1852m)上越朝日岳(1945m)

2024/03/07

平成18年10月30~31日(1泊2日)  単独行

10/30(晴時々曇)  花園IC(05:20発)~水上IC(06:15着発)~土合橋P(06:50着07:10発)~松ノ木沢ノ頭(09:48着10:15発)~白毛門(11:08着11:40発)~笠ヶ岳(12:48着13:25発)~笠ヶ岳避難小屋(13:30着13:35発)~大烏帽子(14:00着14:15発)~笠ヶ岳避難小屋(14:40着)

今回は前回の馬蹄形縦走で途中で諦めた、朝日岳~白毛門のリベンジ戦である。土合橋の駐車場には既に5台程の車があり、平日でも天気が良いので登山者も多いようだ。2~3合目付近までは紅葉が盛りで美しい。登り始めて防寒具を忘れたのに気付いた。白毛門へは急坂の登りが続く、天気も良く暑い位である。谷川岳を望みながら登るがガスが覆っている。こんなに近くても天候が全く異なる。松ノ木沢の頭が見えて来る頃になると谷川岳の稜線もガスが取れ晴れて来た。谷川岳の山頂のみを残して国境稜線は見事にガスは取れ美しいパノラマが望めた。 松ノ木沢の頭に出ると、目前に白毛門が見事だ、谷川岳も一ノ倉沢を正面に美しい。岩尾根を攀じると待望の白毛門山頂に出た。山頂は4名程の登山者が居り談笑した。笠ヶ岳~大烏帽子が美しい、至仏、燧、景鶴、平ヶ岳や日光の山々も望める。しかしこの頃より雲も沸いて来て谷川岳はガスってしまう。 笠ヶ岳へは一旦下り登り返して1時間少々で到着、大小烏帽子が目前に連なり目指す朝日は尾根のみ確認出来る。今宵の宿の笠ヶ岳の避難小屋は直ぐ下にあった。巻機山も望めるが、越後の三国側は雲海が広がっている。此処で昼食を摂った。小屋に下り、早々に朝日岳に向け出発する。大烏帽子まで来てようやく朝日岳の全貌が望めた、後1時間の所まで来たが、日没の時間とガスが沸いてきた為諦めて小屋に戻った。 小屋は意外と綺麗で使いやすい、マットも敷いてあり3人用で1人でも丁度良い広さだ。4時頃よりガスが沸いて来て急に寒くなる、湯を沸かして夜食を摂った。ラジオを聴きながらシュラフに潜った。

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10/30(快晴)  笠ヶ避難小屋(07:20発)~大烏帽子(08:00着08:05発)~朝日岳(08:48着09:13発)~大烏帽子(09:58着09:13発)~笠ヶ岳避難小屋(10:24着10:35発)~笠ヶ岳(10:40着11:00発)~白毛門(11:47着12:10発)~松ノ木沢の頭(12:45着13:05発)~土合橋P(15:05着15:35発)~水上IC(16:00着発)~花園IC(16:50着)

7時過ぎにはどうやら寝付いたようだ、夜中中雷鳴が響いて、雨風が強く屋根を叩いた。朝4時過ぎに目が覚める。流石に寒くシュラフより出る気にならない。5時過ぎに湯を沸かし朝食を摂る、外を覗くと快晴のようで心が弾む。 6時過ぎに御来光、笠の山頂まで行ってみる。谷川岳が陽光を浴び神々しい、360度雲1つ無い快晴だ。小屋に戻り、日が当たってくると小屋内の天井に凍り付いた湯気が一斉に溶け出し水滴となって落ちてきた。  仕度をし7時に小屋を出発、再び笠に登る。目指す朝日や巻機も良く望め、始めて七ツ小屋や大源太も望めた。谷川の稜線の先も始めて見る、苗場を始め信越国境の山々もばっちりだ。朝日へは大小烏帽子の岩峰のアップダウンを通過する。大烏帽子より始めて朝日岳の全貌を見る、遠く感じるがそれほどの起伏は無さそうだ。丁度コースタイムで到着、待望の山頂は雲一つ無い快晴、谷川連峰や上越国境の山々、苗場、尾瀬、日光の山々、平ヶ岳や会津駒、越後三山、巻機、蓬、清水峠など申し分の無い大展望、朝日ヶ原の池塔もブルーに輝いて美しく感激した。時間も押しているので惜しいが早々に戻る、途中大烏帽子を下っていると下方の登山道を白い動物が凄い勢いで駆け上ってくるのが見えた。そしたら其の後を茶色の毛の動物が追いかけて来た。望遠で見てみると、何と黄テンだ、すると白いのはもしかして兎か?カウベルを大きく鳴らすと、テンは私に気ずき暫く考えた末諦めて戻って行った。下って見ると、やはり白兎であった。ほんの1mの距離まで近づいたが、私を避けて上部に駆け上がって行った。兎の命を助けて何か良い事でもあれば良いが! 小屋に戻り又重い荷物を背負い出発、笠の山頂で昼食を摂る。3人ほどの登山者が居た。今日のような快晴はめったに無いとそれぞれが話していた。 白毛門に着くと次々と登ってくる方が増えて来た、最高の天気で皆上機嫌だ。昼過ぎに下山開始、さすがに重荷での急さか下りは足に堪える、今日も暑くなりTシャツ1枚になる。 松ノ木沢の頭以降は木々の紅葉に励まされながら何とか3時間でPに到着、きつかった。  今回はリベンジ戦であるが、中々天候に恵まれないこの山域で最高の天気に恵まれ思い出の1つに残る山行になった。  今回は山中に水場は無く、4Lの水を上げたが丁度良かった。又カメラ(デジカメ)のバッテリーがギリギリで2日目は慎重に使った。(予備のバッテリーを今後は携帯しよう)

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花園~水上 2,350円×2     走行距離 208km

-山行記, 日本300名山