寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記 日本300名山

No,176 上越(谷川連峰):谷川岳~清水峠周回 谷川岳(1963m)一ノ倉岳(1974m)茂倉岳(1978m)武能岳(1759m)七ッ小屋山(1675m)

2024/03/10

平成16年10月12日~13日(1泊2日)  単独行

10/12(晴後濃霧)  花園IC(05:50発)~水上IC(06:40着発)~谷川岳ロープウェイ(07:30着08:05発)~天神平(08:15着08:25発)~熊穴沢小屋(08:55着09:05発)~肩の小屋(10:15着10:20発)~谷川岳トマノ耳(10:27着10:40発)~オキノ耳(10:55着11:05発)~一ノ倉岳(12:05着12:35発)~茂倉岳(12:57着13:10発)~武能岳(14:55着15:10発)~蓬峠(15:55着発)~蓬ヒュッテ(16:00着)

平日だが紅葉時期の為、結構混んでいる。登山道より幾分ガスが架かっているが、青空に谷川岳が美しい。天神尾根よりオジカ沢ノ頭や万太郎山が良く望める。山頂へは2時間で到着した、3度目の正直でガスは多めだが晴れ間に登頂できた。(過去2回は西黒尾根や巌剛新道を登ったが山頂ではどちらも真っ白いガスの中であった。)小屋により山頂へ、トマもオキも人でいっぱいだ。 山頂を離れて稜線を行くと人は極端に少なくなった。ガスも濃くなってくる、ノゾキから見る一ノ倉沢は迫力が有り足が竦む。覗き込むと吸い込まれそうになる。 一ノ倉岳は沢とは違い、平で小広くかまぼこ型の避難小屋がある。ここで昼食にし、2人連れの方と暫し談笑した。茂倉岳へ進むといよいよ人も居なくなり一人ガスの中黙々と歩く。稜線は紅葉には一足遅れたようだ、しかし草紅葉のコントラストは美しい。茂倉山頂に居ると土樽側より2名の方が登って来た、私とは逆方向に歩いていった。茂倉山頂は全くガスの中だ。武能岳へは一旦大きく下るがガスの中湿度も高くなり空も暗くなってくる。コルに着くと一時的にガスが薄くなり武能岳が立派な姿を現した、中々迫力のある山である。山頂は期待したが、そこまで天気は持たず、山頂は茂倉同様真っ白であった。 笹原をグングン下り、コースタイムで蓬ヒュッテに到着した。この日の宿泊者は私を入れて3名、予約のある日のみの営業である。夕食はカレー、ガッチリ頂いた、トイレの協力金はほぼ強制的に100円徴収される。小屋内に有り有り難い。水、ビールなども販売している、寝具はシュラフになる。この時期は三国山脈側はいつもガスっているそうで、上州側とは天候の違いが明らかになるとの事だ。薄暗い中消灯時間の8時まで日記を記帳する。シュラフの為か熟睡出来ず何度も目が覚めた。

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10/13(濃霧後晴)  蓬ヒュッテ(06:00発)~七ッ小屋山(06:55着07:00発)~清水峠(07:40着08:00発)~朝日岳に向かい引き返す~白崩避難小屋(08:40着08:50発)~白樺避難小屋(11:25着12:00発)~芝倉沢巡視小屋(14:05着14:15発)~登山口(15:35着15:45発)~土合(16:00着発)~駐車場(16:15着16:40発)~水上IC(17:10着発)~Pで仮眠~花園IC(18:40着)

4時に起床、5時朝食。6時に出発、外は濃い濃霧で寒い。歩いている内に七ッ小屋山に到着、全く視界は無い。笹原をアップダウンし1時間で清水峠に到着。白崩避難小屋で休憩していると、笠ヶ岳より下りし方に会う、山頂も全くガスの中との事で気重で出発する。途中、雨模様になり又時間も既に8時を過ぎており、日没に間に合うかぎりぎりで迷ったが途中で朝日は諦め引き返す。清水峠より土合に下ることにする。道は沢が多く危険な箇所もあり、予想以上に時間はかかる。昼近くなるとガスも晴れ、すっきりした晴天になる、悔しい! 紅葉がきれいで、武能岳や朝日岳~白毛門、蓬峠~清水峠の笹原の頂稜のコントラストも美しい。土合の登山口までは休憩を入れ6時間係り、さすがに足にも堪えた。 林道終点の登山口より尖峰の武能岳が天を突いていた。 今回は谷川連峰の馬蹄形の縦走の予定であったが、又天候に恵まれた次の機会に取っておこう!

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花園~水上 2,350円×2     谷川岳ロープウェイ 片道 1,200円      蓬ヒュッテ 1泊2食 6,500円

-山行記, 日本300名山