No,136 尾瀬:景鶴山(2004m)与作岳(1933m)笹山
2024/06/09
平成16年5月11日~12日(夜行日帰り) 単独行
5/11 花園IC(22:00発)~沼田IC(23:03着発)
5/12(晴後曇) 鳩待峠(00:08着04:15発)~山ノ鼻(05:20着05:30発)~牛首(06:00着06:15発)~ヨッピ橋(06:48着発)~笹尾根取付き(07:15着07:20発)取り止め~東電小屋(07:30着07:35発)~笹山(08:00着発)~与作岳(10:00着10:15発)~景鶴山(11:05着11:25発)~与作岳(12:12着12:30発)~(迷い停滞)~笹山(14:25着発)~東電小屋(14:45着15:00発)~ヨッピ橋(15:15着発)~牛首(16:00着16:10発)~山ノ鼻(16:50着16:55発)~鳩待峠(18:14着21:25発)~沼田IC(22:30着発)~花園IC(23:30着)
1週間前は時間切れで撤退、そのリベンジ戦で再度挑んだ。11日に車中泊、前回失敗した為、3時頃に起床、4時過ぎに薄暗い中ヘッデンを点けて出発。丁度鳩待小屋の灯りが点いた。登山道はアイスバーンで最初からアイゼンを装着した。予定通り進む、5日間しか経っていないが、雪解けがかなり進み殆ど木道が顔を出している、所々水芭蕉が美しい。 山ノ鼻にテントが1張、出発の準備をしている。尾瀬ヶ原を歩いていると、さっきのテントのパーティーだ。景鶴山かと尋ねると散策だと惚けられた。装備からいって間違いは無い、登山禁止なので正確には答えない、4人のパーティーで女の人2人は空身だ。 牛首付近より景鶴山を見る、前回より大分雪も解けている。頂上付近の岩峰が迫力がある。ヨッピ橋は板が取り付けられていた。さっきのパーティーが居て、ショートカットで笹山後方の尾根を登ろうとしていたが、雪が少なく結局、東電小屋裏より登る。1人だと不安な為、パーティーの後ろを付けさせて貰う。リーダーの方にカウベルが煩いと注意され外した。笹山はいきなり薮漕ぎで辛い、1,653m峰間は東側の尾根の雪の急斜面の急登と薮漕ぎである。殆ど目印は無く尾根を直登する。所々、マーカーを付けながら登る。ブナや白ビソの大木を縫うように雪面を登る。アップダウンの繰返し、暫くすると比較的広い尾根に出る、正面に与作岳、左方に景鶴山の岩峰が顔を出し、白ビソの間から至仏山を望むことが出来る。右方には燧岳から会津駒も見えてくる。 一登りで与作岳山頂に着く、山頂は大白ビソの樹林で展望は良い。正面に燧、右に景鶴、至仏、会津駒、平ヶ岳、会越国境の山々が見えてくる。与作岳からは一旦広い尾根に下る、コルからは平ヶ岳が美しい。ここからはいよいよ景鶴の登りできつい、肩への登りの後山頂への急登、いやらしい痩せた雪稜を慎重に渡り、最後は岩峰を喘ぎながら攀じると念願の山頂に着いた。パーティーはFIXを使っていたが、慎重に行けば大丈夫だ。時期的にもう少し経つと雪が腐りと危険だ。山頂は数人が添われる程度のスペースがあり、有名な曲がった木に標識が付いている。展望は燧、至仏、尾瀬ヶ原、会津駒、平ヶ岳、会越国境の山々と素晴らしい。先程の関西のパーティーは抱き合って喜んでいる。20分位のステイで下り始める。急な雪面ではアイゼンを効かせる。 下りは一人で先行する、トレースを辿り慎重に進むが、与作岳を過ぎ1,658m峰ピーク付近の樹林に入るとトレースが解り辛い、いよいよ解らなくなり誰か降りて来るのを待った。10分程で単独行の方が下がってきて、一緒に下る。やはり4個の目で見ると自信が付く。笹山手前のコルで休憩、ここで単独行の方と別れる。ショートカットでヨッピ橋へ降りるとの事で、私は笹山を越えて東電小屋へ下ったが、一つ東側の尾根を下ってしまい、途中で気付きトラバースして何な機を得た。東電小屋からの木道歩きは足に堪えた。牛首と山ノ鼻で休憩、会話をしながら鳩待峠迄歩いたので幾分助かった。雪解けが進み木道も踏み抜きに注意。18時に峠に着くと土産屋は閉まっており、駐車料金は山荘で支払った。 本日の行動時間は14時間になりさすがに堪えた。2時間程車中で仮眠を取り帰宅の路についた。 堪えたが、景鶴を落とせた充実感は余りあるものでがあった。
花園~沼田 1950円×2 鳩待峠P代 2500円 走行距離 250km