寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記 日本300名山

NO,108 会越:平ヶ岳(2141m)

2024/07/07

NO,108 会越:平ヶ岳(2141m)

平成14年8月8日~10日(夜行1泊2日)  単独行

8/8  花園IC(22:40発)~小出IC(23:50着24:00発)~銀山平(01:00着)

関越道約1時間で小出に到着。奥只見シルバーライン入口の休憩所に駐車スペース、トイレがあった。シルバーライン入口では入車規制をしており、銀山平までの車のみ入れるようで、こんな深夜に銀山平まで先導してくれた。 船着場のバス停の有る駐車場で車中泊とした。


 

8/9(晴後雷雨)  銀山平(04:40発)~鷹ノ巣(05:35着06:15発)~下台倉山(08:45着08:55発)~台倉山(10:10着10:40発)~台倉清水(11:10着発)~白沢清水(11:43着12:05発)~姫池(14:10着14:15発)~平ヶ岳(14:50着)

4時起床で鷹ノ巣へ向かう。意外と遠く30kmの道程でカーブが多く、道幅も狭く1時間係った。途中、車窓より荒沢岳が朝日を浴びて輝いて望めた! 清四郎小屋を過ぎると駐車場のある登山口があり、既に5台程車があった。身支度を済ませ早々に出発、さすがにテントを担ぐと重い、30kg位はあるだろうか。 台倉山までは尾根の急登が只管続く、夏の日差しに照らされ汗を搾り取られる! 左手には燧岳が綺麗に望め、後方には会津駒の長い頂稜に駒の小屋の屋根が光っている。 下台倉山より目指す平ヶ岳がやっと望めた!まだまだ遥か先だ! 台倉山より一旦下り一山越える、越後の笹薮とぬかるんだ道、しかし木道が良く敷かれている。さすが百名山! 白沢清水で喉を潤し本峰への登りにかかる。肩にザックが食い込み、蚊がやたら煩い。スキンガードを持って来て正解だった! 肩付近まで来ると平ヶ岳本峰がすっきりと望める。左手にはガスを纏った至仏山、後には燧、会津駒、笠ヶ岳なども望める。しかし空模様が急変、今にも振り出しそうな雲行きだ! 姫池の山頂湿原が美しい、ここからの平ヶ岳は絵になる。晴れていれば最高なのに悔しい! 先を急ぐ、山頂直前で雨が落ち始めた。急ぎ足で木道を山頂に向け歩く、到着と同時に大粒の雨になる。急いでテントを張り潜り込むが結構濡れてしまった!雷鳴が鳴り始め、雨も次第に強くなり殆ど夕立状態でテントを強く打つ。横になると何時の間にか寝ていて、8時頃目が覚めると雨は既に通り過ぎていた。昼食兼夕食を摂りやっと落ち着いた。結局、この日は山頂での写真は1枚も撮れなかった。明日に期待する! 拙者の後方を登っていた単独のテント山行者はどうしたろうか気になった。又、良く会話をした御夫婦も無事に下山出来たであろうか?たぶんあの雨には相当悩まされたと思う。 10時頃にはシュラフに潜った。

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8/10(晴後曇)  平ヶ岳山頂(07:10発)~姫池、玉子石分岐(07:27着07:30発)~玉子石(07:55着08:15発)~姫池(08:35着08:45発)~白沢清水(09:50着10:08発)~台倉山(11:03着11:15発)~昼食40分~下台倉山(12:50着13:00発)~鷹ノ巣(14:50着15:10発)~銀山平(16:00着16:20発)~小出IC(17:00着発)~塩沢SA~花園IC(19:05着)

朝は3時過ぎに起床、天候は晴れている様だ! 5時前に漸く御来光、会津駒方向より登った。山頂で迎える朝は何とも幻想的だ! 目前には燧、至仏、武尊、会津駒、遠くには皇海、日光方面の山々も望める。 朝食を摂り玉子石へ向かう、中ノ岐コースを登って来た人達が既に歩いている。(皇太子が登る際に開いた道で銀山平の伝ノ助小屋に泊まると日が限られるが送迎してくれると言う話しだ。) 玉子石の景観は夏でも緑の湿原とマッチして美しい! 右方には越後三山と荒沢岳が大きい。 姫池からの平ヶ岳も今日はバッチリ撮影出来た!高山植物もワタスゲなど豊富だ。  9時前に下山開始、30kg近い荷物と長大な台倉尾根の下山は夏日にも照らされきつかった。 登山口に着いた途端、雷鳴が響く。昨日と同時刻だ。 下山後、鷹ノ巣の清四郎小屋と銀山平の伝ノ助小屋に立ち寄り、塩沢SAにて夕食を摂り帰宅した。充実した山行であった!

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花園~小出 4050円×2     走行距離 430km

-山行記, 日本300名山