No,192 頚城:焼山(2400m)火打山(2462m)影火打山(2384m)
2024/02/19
平成19年9月27日~28日(夜行1泊2日) Mr,NAKAMURA(群馬岳連の重鎮)
9/26 花園道の駅(20:55発)~花園IC(21:00着発)~横川SA(夕食)~妙高高原IC(23:30着発)~笹ヶ峰(24:30着)
9/27 (晴後曇) 笹ヶ峰(05:50発)~黒沢(06:50着07:08発)~富士見平(09:00着発)~高谷池ヒュッテ(09:45着10:25発)~天狗の庭(10:45着10:50発)~火打山(12:45着13:30発)~影火打山(13:50着発)~幕営地(14:05着)
今回は6月に北陸の白木峰で知り合った、館林ハイキング倶楽部の元会長、又群馬岳連の重鎮でも居られる中村さんと難峰の焼山に挑む事になった。中村さんは300名山をあと10数座に迫っている。去年の12月に19年振りに解禁となった焼山はまだまだ登山道の整備が行き届いておらず、相変わらず難峰といってよい。今回は長丁場だが火打山よりの縦走コースを取った。影火打より先は薮こきはあるが道は解り易いとの情報を得た為である。 花園の道の駅に8時半過ぎに集合、私の車で出発した。横川SAで夕食をとり妙高高原には11時半に到着、コンビニを探しまわり笹ヶ峰には12時半になってしまった。車中でビールで晩酌し1時には就寝した。 朝は5時前に起床、中村さんは熟睡出来なかったようだ。荷物を分担し6時前に出発、流石に100名山の妙高、火打がある為平日でも登山者は少なく無い。天候は晴、黒沢で水を3.5L補給した。富士見平の先より目指す火打山~焼山が姿を現す、美しい! 高谷池ヒュッテで遅い朝食をとる。天狗の庭よりの火打山が美しい、流石に荷が重く火打への登りでペースも落ちる。火打山頂へは6時間とタイムオーバーで到着した。山頂からは目指す焼山、雨飾、妙高、天狗の庭、黒姫、高妻などの北信、頚城の山々が望めた。この頃より徐々に雲も出始めガスも湧いて来た。火打山頂への登りで偶然にも中村さんの御知り合いの伊勢崎市の石井さん御夫婦に出くわした。 13時半に影火打に向けて出発、20分程で到着、道は明瞭だ。この先焼山とのコルへ下降点(影火打の山頂稜線の端)にテントを設営する事にした。正面には焼山が大きい、ガスの噴気孔の音が飛行気音のようにゴーゴーと唸りをあげている。山スキーで有名な北面台地も良く望める。テン場までの道は解りやすかったが背丈程の薮が一部生い茂っている、所々に真新しい赤布もあった。午後になりガスも湧いてきて視界も無くなり早めにテントに入りウイスキーで一杯やる、山談義が弾んだ!明日の天気は雨の予報、朝起きて決行するかは決める事に、18時には睡魔に勝てず予報の外れる事を願ってシュラフに潜り込んだ。
9/28(晴後曇、雨) 幕営地(05:45発)~胴抜キレット(06:30着発)~コル(焼山取付)(06:45着06:55発)~焼山(08:05着08:28発)~コル(09:00着09:10発)~胴抜キレット(09:20着発)~幕営地(10:53着11:40発)~影火打山(11:55着12:00発)~火打山(12:25着12:35発)~雷鳥平(13:05着発)~天狗の庭(13:30着発)~高谷池ヒュッテ(13:45着14:35発)~富士見平(15:05着発)~黒沢(16:35着発)~笹ヶ峰(17:15着17:40発)~苗名の湯(杉の沢)(18:10着19:00発)~信州中野IC(19:50着発)~湯の丸SAで夕食~花園IC(22:10着)
夜中9時半ごろ目が覚める、強風がガスを飛ばし月が出ていた。遅い十五夜観賞だ。明朝の予報のどんでん返しを期待し再度眠りに付いた。 翌朝は熟睡しすぎて5時過ぎまで寝付いてしまった。何と外は快晴、心が躍った!!嘘だろー!慌てて湯を沸かしコーヒー、朝食を摂った。テントはそのままで6時前に出発する、いきなりの急降下だが気持ちは軽く早足に下る。正面には焼山の山頂部に陽が差してくる。道はマーキングも有り薮はあるが足元は解り易い。キレット部も何箇所か足元を注意すれば問題無い。1時間でコル(焼山の取付き)の平坦地に到着、1本立てる。この先、焼山へは急登で背丈以上の薮の中を登る、段々標高を上げるに連れ草状になる。高山植物が心を癒す、道は解り易い。ガレ場に出ても岩にマーキングがして有り迷う事はない。ガレを登りきると火口の淵に飛び出し、真下に干やがった火口湖が望める。山頂へは左方向に数分で到着した。 感動の山頂からは火打、影火打、雨飾、金山、妙高、黒姫、高妻、後立山など遮るものは無い。山頂にステイした時間は僅かで、丁度その時運悪く日影になり残念ではあったが、登頂の満足感(達成感)は充分であった。これからの行動時間も考えると長居も出来ず早々に山頂を後にした。30分ほどでコルに到着、この後2時間弱の影火打山頂部のテントまでの苦しい登りが続いた。 テント回収時頃より雲行きが怪しくなってくる、火打へ向かう頃よりガスも湧いて来た、又もや火打を隠す。火打山頂への登りも荷が重く辛かった!山頂へは12時過ぎに到着、数名の登山者がいらした。直ぐに出発、下りでポツリポツリと雨が落ちてきた、早々にレインウェアを着込むと空かさず纏まった雨になった。下からは悪天でも山頂を目指すパーティーが続々と登ってくる、山頂は風雨が強くステイは出来ないであろう。 高谷池で100円で休憩させて貰う、昼食を摂りビールで登頂祝いをする。この後雨中、小屋を出たのが午後2時半、カメラもザックに仕舞い込み只管日の暮れない内にと足を早める。レインウェアで蒸し、又長丁場であり足裏に堪え辛い下りを続け何とか日没前には笹ヶ峰の登山口に辿り着いた。10時間を越す行動時間になり流石に堪えた。中村さんも大分きつかった様だ、しかしこの御年齢にしては凄い! この後杉の沢の日帰り湯の[苗名の湯」で汗を流し国道18号沿いのスタンドでGASを補給、信州中野ICより上信越道に乗る。湯の丸SAで夕食をとり、午後10時過ぎに花園ICに到着した。 今回は中村さんとの始めての山行、又念願の焼山を登頂出来た事で、私自身大きな収穫となった。
花園~妙高高原 4,600円 信州中野~花園 4,050円 走行距離 430km @11,000円位 苗名の湯 450円