寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記 日本300名山

No,122 上信越:鳥甲山(2038m)

2025/05/25

No,122 上信越:鳥甲山(2038m)

平成15年9月17日~19日(夜行1泊2日) 単独行

9/17 寄居(23:15発)~

9/18(晴後曇) 塩沢IC(00:30着00:40発)~栄村道の駅(01:30着 仮眠 05:50発)~和山登山口(06:50着07:20発)~万仏岩(09:20着発)~鎖場(09:25着発)~白嵓(11:00着発)~刃渡り(11:20着11:25発)~崩壊場所(11:30着11:45発)~鳥甲山(12:30着12:55発)~赤鞍ノ頭(13:18着13:40発)~赤嵓ノ肩(14:20着14:25発)~屋敷登山口(16:00着16:10発)~屋敷温泉「秀清館」(16:40着)

栄村道の駅にて車中泊。 津南市街より秋山豪迄は意外に遠く時間が係り登山口を探す間も有り出発が7時を過ぎてしまう。 途中、和山からの鳥甲山が迫力があり美しい! 登り始めから急登で汗を搾り取られる。 痩せ尾根の登りは岩場の鎖場も有り、赤嵓の眺めが良い。 展望は後方に苗場山、佐武流山、月夜立岩、左方には白砂山、岩菅山と望める。 寝不足の為か急登が堪える、空模様も曇り始め、白嵓に着く頃には曇り空にガスも立ち込めて来た。 登山道にはやたら蛇が多く驚かされる。 白嵓からは樹林帯の稜線を進む、これが意外に長い、ガスの隙間に山頂らしき影が見え隠れする。 刃渡りは大したことは無かったが、その後の崩壊場所の通過に梃子摺った。 30㎝くらいの幅で両側がすっぱりと切れ落ちている、ほんの10m位だが下るのも不可能、跨ぐのも危ない、四つん這いも試みたが厳しい、結局勇気を出して歩いて通過した。 失敗は許されず即、死に繋がりかけない。このままだと何時か事故も起こりかけない箇所だ。 通過後は程無くして山頂に着いた、山頂付近は高山植物の宝庫だ。 白嵓側に戻るのを諦め屋敷温泉に泊まる事にし、山頂より☎予約をする。 山頂は木立の中で展望は無い、ランチにしようとした戸頃、バキバキと枝の折れる音で何かが近づいて来る、振り返ると大きな猿が2頭木の枝に腰掛けている。余りの大きさに最初、熊かと思った! 別の場所でランチを摂る事にし、早々に山頂を後にした。 赤嵓への稜線は白嵓側とは違い、快適な登山道で展望も良い。 赤嵓ノ頭でランチとした、下を覗くと急峻な断崖と秋山郷が望める。 後は只管急坂を屋敷まで下降した、屋敷側は和山に比べ登り易いが急登については変わり無く大変だ。 やっとこ着いた登山口から旅館「秀清館」迄は、未だ30分近く擁した。 旅館に和山口迄送って貰う旨頼んだが、本日は無理との事で、その代わり洗濯をして貰い助かり、明日一番で送ってくれるとの事で助かった。 ここの風呂は日本名湯100選にも入っているらしく、流石に良い風呂で温まった。 食事は山菜、岩魚、馬刺しなどの山の幸、岩魚の姿吸い物にはびっくり、苦労した登山後のビールは何時も乍ら美味い! 別客で苗場山に荷揚げのヘリの仕事士が数名宿泊していた。 結局この日の入山者は2名で和山からは拙者一人だけの様であった。


 

9/19(曇) 屋敷温泉「秀清館」(09:20発)~燕温泉(14:30着14:50発)~信州中野IC(16:00着発)~花園IC(17:30着発)~寄居(17:40着)

朝、旦那さんに和山登山口迄送って貰う。モルゲンロートの鳥甲山の断崖が輝いている! 布岩山も同様だ。 旅館に戻り朝食を摂りカメラを持って出掛けてが、既に空は曇りその輝きは喪われていた、残念。 写真は諦め朝風呂の入り寛ぐ、ゆっくり9時過ぎに出発、秋山郷の売店を廻ったがバッジは何処にも無かった。唯一、小赤沢のドライブインが扱っていたが、苗場山のみで鳥甲山も過去にはあったが、今後作る予定は無い事であった、残念である。 時間も有るのでこの後、妙高に足を延ばしてみた、飯山市で千曲川を渡り18号線へ。 妙高山はガスっていた、燕温泉に立寄り帰途へ。 妙高高原より高速に乗ると費用が掛かるので信州中野迄下道で帰った、約1時間半で花園に帰着。 今回は夜行日帰りの予定であったが、出発が遅れたのと、思ったより鳥甲山がハードで少々ばてて、登山口迄戻る元気が無く投宿とした。 12650円は大きな出費であるが、秀清館の風呂は実に良かった。

写真はこちら


 

花園~塩沢 ?円    信州中野~花園 4050円    GAS代 満タン+3675円   走行距離 610km

屋敷温泉「秀清館」 2食付き+ビール 12650円

-山行記, 日本300名山