寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記 日本300名山

No,191 北アルプス:燕岳(2763m)大天井岳(2922m)

2024/02/19

No,191 北アルプス:燕岳(2763m)大天井岳(2922m)

平成19年8月24日~25日(夜行1泊2日)   単独行

8/23  花園IC(23:15発)~

8/24(晴) 北筑P(01:00着 車中泊 06:10発)~豊科IC(06:25着発)~中房温泉P(07:10着07:25発)~中房温泉(07:35着)~第一ベンチ(08:25着発)~第二ベンチ(08:48着08:50発)~第三ベンチ(09:18着09:40発)~富士見ベンチ(10:05着10:20発)~合戦小屋(10:40着11:00発)~燕山荘(12:15着12:20発)~燕岳(12:57着13:35)~燕山荘(14:15着)

今回は夜間の気温も落ち着き良く眠れた。1時間寝すぎて午前6時になってしまった。前回の山行が有明山であった為、道も解りスムースに中房には到着、しかし中房温泉からの登山口が良く解らず15分程ロスってしまう。登山口に着くと中学生の学校登山の列のど真中に入ってしまいスローペースで合戦尾根を登る事になる。第一ベンチでやっと開放され足早に飛ばした! 天気は快晴、アルプス3大急登とあって中々の急坂が続く。合戦小屋は登山者で賑わっている、人気のスイカも好調な売れ行きのようだ。合戦沢ノ頭に出ると大天井へ続く稜線、槍の穂先も鮮明に望めた。目指す燕の稜線~餓鬼方面、後方には有明山が大きくなって来る。 燕山荘に着くと360度のパノラマが広がった!安曇野側はガスっているが徐々に晴れてくる。常念山脈、槍穂、笠、立山、針ノ木蓮華、餓鬼、有明そして正面には広大な裏銀座の山々と遮るものは無い。燕山頂へ向かう道は花崗岩のオベリスクやコマクサと素晴らしい、山頂からも立山方面の展望も良く感動した! 山荘は200名の中学生の団体を含め混雑している、夕食は二交代制でオーナーの赤沼さんがアルペンホルンを演奏してくれた。7時過ぎにはシュラフに入り、9時の消灯を待たずに就寝した。

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8/25(晴) 燕山荘(05:50発)~蛙岩(06:15着06:18発)~切通岩(07:55着発)~大天荘(08:30着発)~大天井岳(08:40着09:10発)~大天荘(09:20着09:45発)~切通岩(10:10着発)~大下りの頭(11:20着11:30発)~蛙岩(11:55着発)~燕山荘(12:28着13:05発)~合戦小屋(13:45着14:00発)~富士見ベンチ(14:20着14:30発)~第二ベンチ(15:27着15:35発)~中房温泉(16:18着16:25発)~中房温泉P(16:35着16:45発)~有明荘(16:50着17:25発)~豊科IC(18:15着発)~花園IC(20:15着)

シュラフの為、眠りが浅く朝はアラームが鳴るまで目が覚めなかった。早くに食事に行くが既に20名程の順番待ちの列になっている。殆どが毎日新聞社のツアー登山客であった。食事を済ませ、御来光を仰ぐ。泊り客が一斉に野外に出、カメラを構えるのも凄い。ザックを預けサブザックで大天井へ向けて出発、澄んだ空気の中、北アの山々が朝の青空に鮮明に浮かび上がる、素晴らしいパノラマだ! 槍穂もこんなに雲1つ無い景観を見るのは初めてだ。大天井へは花崗岩の稜線を行く、常に前方には大天井と槍が望め、右方には裏銀座の山々、左方には有明山の上に南ア、八ツ、富士のシルエットが浮かぶ。アップダウンを繰返し、途中安曇野側に稜線を巻く、大下りの頭より一旦大きく下りそこからは山頂まで一気に登る。途中、大天井の取付きに切通岩があり喜作のレリーフがある。山頂へは大天荘の裏手を10分程登る、大絶景の山頂からは何と言っても槍穂の展望が凄い!常念も近く360度遮る物の無い凄いパノラマである、着く者皆歓声を上げていた。 大天荘で休憩し往路を着実に戻る、途中のコマクサの群落は見事だ。燕山荘の手前で10匹程の猿の群れに遭遇する、這松の実を食べに来ているようだ。山荘へはやはり3時間近くは擁した。山荘に着くと、又凄い人の数、学生はいないがツアー登山の団体客が多い、さすがにうんざりした。山荘前のベンチで缶ビールを買い昼食にした。  下山は13時を過ぎた、合戦小屋で休憩。この後は土曜日とあって次から次と登りし方に擦違い時間を擁した。長丁場で次第に足裏に痛みが走る、富士見より第一の全てのベンチで休憩を取り中房温泉に着いたのは16時を過ぎていた。 途中で会った有明荘の方の話で風呂は17時までには入って欲しいとの事で、下山後急いで移動、何とか17時前には入館出来た。中房温泉とは違うが風呂は良く温まった。   帰路は2時間の高速ドライブで無事花園に辿り着いた。  今回は久々に北アのメジャーを登ったが、何としても人の多さに参った。やはり時季を外した平日が良い。又北アでは過去記憶の無い位の天候に恵まれ最高の山行になった。燕山荘のオーナーの赤沼さんが言っていたが、「天気は最高のおみやげ」その通りです!!

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花園~豊科 3050円+4350円    走行距離 427km    燕山荘 1泊2食+弁当 1万円

-山行記, 日本300名山