No,440 南アルプス:北岳(3193m)小太郎山(2725m)前小太郎山(2700m)
2023/09/04
令和3年10月8日~10日(2泊3日) 単独行
10/8(晴) 嵐山小川IC(09:00発)~白根IC(10:55着発)~芦安駐車場(11:20着12:23発)~広河原(13:05着13:15発)~広河原山荘(13:25着)
小太郎山への3回目のチャレンジ。 又今年で広河原山荘が新築となり最後の年との事で記念に泊まる事にした。 芦安のバスの時間に合わせて来たが、乗り合いタクシーがあり予定より早くに広河原に到着する事に。 広河原より小太郎山経由で肩の小屋迄9時間のコースタイム、タクシーを考えれば、御池小屋迄入る事が出来た、考えが少々甘かった。 翌日は朝食も弁当にして貰い早立ちする事にした。 広河原橋より野呂川上流にアサヨ峰が綺麗に望めた。 この日山荘の泊り客は2人であったが、拙者以外のもう1人の方は「日本百名山記念登録協会」を主催する神奈川のO氏と言う方であり、結局拙者も登録する事になった。 この日登山は全くしていないので、逆に寝付きが悪かった。
10/9(晴後曇) 広河原山荘(04:20発)~大樺沢分岐(04:53着発)~白根御池小屋(07:38着08:10発)~小太郎尾根分岐(10:22着発)~前小太郎山(11:44着11:58発)~小太郎山(12:25着12:52発)~前小太郎山(13:23着13:30発)~肩の小屋分岐(14:57着発)~肩の小屋(15:35着)
2日目 3時半起床、4時過ぎに出発。 暗闇の中ヘッデンを付け尾根を急登する。 5時半近くなり、やっと空も白み始める。 黙々と登り続けるが、御池小屋手前でトレランの親子に追い越される、6時のバスで到着した人の一番手であろう。 コースタイムの3時間少々で御池小屋へ到着、この後次々に登山者が到着する。 30分程で出発、御池からは小屋上に北岳も望める、このあとは急登で有名な「草すべり」、荷物も重くこの登りが一番きつかった。 振り返ると御池の上に鳳凰三山が大きい。 6時間少々で小太郎尾根分岐へ到着、丁度この時ガスが晴れ仙丈ヶ岳が大きく望めた、そのまま小太郎尾根へ進む、ガレ場の尾根を下って行く、足元に注意、時折ガスは晴れるが小太郎方面は見えない。 仙丈側は大きく谷が落ち込み紅葉も良い。 1時間20分程で前小太郎山へ到着、岩峰だ。 ここでザックをデポし、アタックザックで先を急ぐ。 これより2回程アップダウンを繰り返し、森の中を通りやっとこ小太郎山への登りに取付いた。 結局2時間かけやっとこ登頂した。 偶然この時周囲もガスが晴れ、真白から北岳~仙丈ヶ岳が現れた、ラッキーである。 山頂でランチを摂り30分程ステイをした。 結局甲斐駒側はガスは晴れろ事は無かった。 復路は往路をピストン、肩の小屋への分岐へ進み、30分少々で小屋へ辿り着いた。 この日は土曜日とあって小屋も満員御礼状態、テントも凄い数だ。 到着後直ぐに生ビールを注文、一気に飲み干した。 後は暫し寝床で体を休める、食事も大勢の為2交代制、ビールをゆっくり飲む気にはなれない。 山々はガスっていたが、月は綺麗に出ていた。
10/10(晴後曇) 肩の小屋(06:03発)~北岳(06:40着07:10発)~肩の小屋(07:39着08:00発)~小太郎尾根分岐(08:27着08:30発)~白根御池小屋(09:52着10:13発)~大樺沢分岐(12:06着発)~広河原山荘(12:26着12:40発)~広河原(12:48着13:10発)~芦安駐車場(13:35着13:55発)~白根IC(14:19着発)~勝沼IC(14:46着発)~雁坂トンネル~寄居(17:30着)
最終日は北岳を北岳を登頂して下山する。 早朝暗い内に外へ出ると満点の星空、期待できる。 4時過ぎになると証明が点灯して周囲の方々が支度をし出し煩くて目が覚めてしまう。 5時よりの朝食を済ませ、皆さん慌てて山頂を目指して出発する(山頂での御来光を仰ぐ)が拙者はその喧騒が終了した後にゆっくり山頂に立つ心算。 で食事を摂りゆっくりトイレに入り、6時過ぎに小屋を出た。又その前に小屋前の広場にてしっかり御来光は仰いだ。 30分少々で登頂、それでも20名程は居らしたか、お互い写真を撮り合う。 展望は360度凄いの一言、仙丈、甲斐駒、鋸、小太郎、八ヶ岳、間ノ岳、富士、中ア、北ア、唯一鳳凰三山方面が雲海と言ったところだ。 今回で3回目の山頂だが、今迄で最高の展望ではと思う、感動した! 30分程のステイで小屋に下山、御主人の話だと、毎年この秋の連休は意外と天気が悪く、今年ほどの好天は珍しいとの事だ、ラッキーである。 後はキツイ下り、支度をし重いザックを担いで下山に掛る。 登りもかなりハードだった「草すべり」ルート、やはり下りも膝にもろに来た。 やっとこ御池小屋に着きランチを摂る、CCレモン(500円)が旨かった! 途中暑く上着を脱ぎ、Tシャツへ。 後半の尾根の下りも急坂でキツイ、左足の脹脛と膝の痛みが炸裂、庇い乍ら下り結構時間を取られた。 それでも2時間程で広河原山荘へ下山した。 芦安へは丁度良く乗り合いタクシーに乗る事が出来、芦安には13時半には帰り着いた。 帰路は白根ICより高速、大月~相模原で事故で2時間の大渋滞との事で、勝沼で降り何時も通り雁坂越えで帰途に就いた。 今回は天候にも恵まれ良い山行が出来た、幾つかの後悔点は荷物の持ち過ぎ、水は水場や小屋が随所にあり、それを利用すべきであった。 防寒具の持ち過ぎ、弁当も各小屋で注文したが、随所にある小屋でランチを摂れば荷物にはならなかった。 着替えなども必要無かった、あとはザック自体がマムートのトリオンプロ50で冬用のザックで重すぎた、まあ今回の晴天あっての話だが、雨天や寒ければ又話は変わるが。 又一番のミスが初日に御池小屋まで入れた事、バスの時間ばかり考えてタクシーがある事を忘れていた、初日に御池迄入っていれば、2日目の小太郎山がもっと楽に天候にも恵まれ楽に進められていた。 又小太郎山へアタックの際にも、最初(尾根分岐)からザックをデポすれば、大分違っていたはずなど上げられる。
嵐山小川~白根 4350円 白根~勝沼 1160円 雁坂トンネル 730円 芦安~広河原 乗合タクシー 1300円×2 走行距離 328km