寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記 日本300名山

No,480 南アルプス:塩見岳~蝙蝠岳  三伏山(2615m)本谷山(2657.9m)塩見岳(3052m)北俣岳(2920m)蝙蝠岳(2864.7m)

2023/09/04

令和4年8月21日~23日(2泊3日) 単独行

8/21(曇後雨) 花園IC(07:33発)~松川IC(10:38着発)~鳥倉林道駐車場(11:45着12:15発)~鳥倉登山口(13:10着13:13発)~水場(15:37着15:45発)~三伏峠小屋(16:42着)

今夏アルプス第2弾は南アの塩見岳~蝙蝠岳をピストン、余裕が有れば最終日に小河内岳もと言う企画だ。 以前より蝙蝠は行きたかった山、アプローチが遠く中々かなわなかったが、又塩見は30年近く前でその時は雨天で辛い思いでしかない。 今回は3連休で初日に三伏峠小屋、2日目に塩見~蝙蝠をピストンして塩見小屋、3日目に余裕が有れば、小河内をピストンして鳥倉へ戻る計画だ。 初日は予定通り行った、7時過ぎに花園を出て5時間をかけ鳥倉Pへ、これより三伏峠迄4時間、17時前には到着予定としていたが、その通りに着き17時の夕食には間に合い旨いビールも味わえた。 天候は予報通り、午後から曇から雨へ、2時間程蒸した雨天登山で辛かったが、これも想定はしていた。 この日の小屋も20名程の登山者が居らした、飲料水は全て有料。 ここ迄MBを上げていた若者には驚いた。夜間は意外と気温が下がった。

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8/22(晴後曇、雨) 三伏峠小屋(04:40発)~三伏山(04:55着05:03発)~本谷山(06:02着06:18発)~塩見新道分岐(07:50着発)~塩見小屋(08:10着08:25発)~塩見岳西峰(10:01着10:12発)~塩見岳東峰(10:18着10:35発)~北俣岳分岐(11:04着発)~北俣岳(11:30着11:44発)~蝙蝠岳(13:16着13:50発)~北俣岳(15:50着15:55発)~北俣岳分岐(16:23着発)~塩見岳東峰(17:18着発)~塩見岳西峰(17:25着発)~塩見小屋(18:22着)

2日目はメインの塩見岳~蝙蝠岳へ挑む、計画通り4時過ぎには出発、20分程で三伏山へ、展望は良いが晴天では無く湿度は高めでガスが出ている、塩見にも山頂部にはガスが架かっている。 本谷山で朝食タイム、中央アルプスや烏帽子、小河内などの山々が綺麗だ。三伏峠小屋も良く望める。 樹林帯の中アップダウンを繰り返し塩見小屋に8時過ぎに到着1本立てる。 早々に出発するが、残念ながら既にガスが湧いてきてしまう。 天狗岩や急な岩場を這い上がり登頂したが、山頂からはガスガスで展望は無し、30数年振りのリベンジはかなわなかった。 しかも岩壁を登っている途中、蜂に左腕上部を刺されるアクシデントも発生、こんな所で何故? 東峰で会った方々も強い、熊の平や鳥倉へ下る方皆健脚だ。 1本立て蝙蝠岳へ向かう、北俣岳分岐より北俣の痩せた岩稜へ、これが意外にスリリングであった(塩見より手強い)。 北俣岳山頂には標識は無かった、これより先は砂塵やザレた緩い尾根のアップダウンが続く、ガスると迷い易いのでケルンを積みながら進む。 1人の方と擦れ違う、意外に遠いと助言される。 最後に樹林帯の山になり、それを詰めて行く。 蝙蝠岳は騙し山頂を幾つか過ぎ、やっとこアルプスらしく山頂部は岩稜の展望の開けた山であった、この日はガスで厳しかったが、晴れていれば塩見に続く壮大な展望が得られる筈であった、残念! 復路も蝙蝠尾根はガスガスの山行になった、北俣岳手前でMBの若者に再度出くわした、二軒小屋まで行くというが、あの北俣の岩稜をMBを担いで来たと思うと信じられなかった、凄い人がいるもんだ。 この後は時間切れ、北俣岳分岐で遂に雨に! 塩見の頂稜を超えるのに雨は少々厳しかった、30数年前もやはり雨であった、またもやか! 塩見小屋には5~6回電話したがモバイルなんちゃらでどうしても繋がらなかった、三伏峠小屋からして貰おうと頼んだが無理であった。この日もずぶ濡れ到着、18時を過ぎていた。 ビールが沁みて旨かった。

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8/23(曇後小雨) 塩見小屋(06:20発)~新道分岐(06:53着発)~本谷山(08:25着08:32発)~三伏山(09:40着発)~三伏峠小屋(09:56着10:15発)~塩川分岐(09:52着発)~水場(11:05着11:15発)~鳥倉登山口(12:52着13:02発)~鳥倉駐車場(13:48着14:05発)~(大鹿村内の旅館探す)~松川清流園(15:40着16:25発)~松川IC(16:35着発)~花園IC(19:58着)

最終日、計画では三伏峠迄戻って小河内岳ピストンであったが、朝より天候ももう一つの為、このまま下山する事にした。 よって朝食用の弁当を小屋で摂り味噌汁とお茶を頂いた。 小屋の携帯トイレも初めて使用したが、こちらの方が衛生的で良いかも。 小屋前より御来光を仰ぐ、ガスを纏う塩見が幻想的で威圧感がある。 白根三山、甲斐駒、仙丈と南ア北部の名峰が並ぶ。 出発は6時過ぎとゆっくり、10分程下った所でサングラスうを忘れたのに気付き取りに戻る、今回はどうも忘れ物が多い。 小屋からの下りからも荒川や小河内、烏帽子、本谷、三伏峠小屋、仙塩尾根などの展望が良い。 塩見はこの後完全にガスに隠れてしまった、こんな日でも来し方は多い、流石百名山! 20名程のパーティーとも擦れ違う、同じ日では無く助かった。 3時間少々で三伏峠小屋へ到着、ここで早めのランチタイム、忘れたキャップも受付で受け取る。 後は鳥倉林道に向け只管下るのみ、7~8合目付近の壊れた木橋が濡れていて慎重に通過、後は黙々と下った。 かなりの人と擦れ違った、2時間半少々で登山口へ到着、2人の方がバス待ちをしていた。 13時に駐車場に向け出発、すると又もや霧雨が降り出す、これで3日間連続でやられた。 1時間の舗装路歩きなので傘で対処した、途中登山口14時台発の村営バスと擦れ違った、これにも数名の登山者が乗っている様で、これから小屋まで行くのであろう。 Pに着くと驚いた事に第一Pは殆ど満車、連休や週末は考えただけで恐ろしい(第2Pは結構離れている) 帰路は流石に汗を流したく大鹿村で探したが、赤石荘や鹿塩館も✖、結局松川町の清流園で汗を流した。 以前念丈岳の登山の際に入った所で中々素晴らしい風呂だ。 あとは松川ICより何時もの様に只管睡魔と闘いながら3時間のドライブで帰宅した。 食事は摂ると睡魔が襲ってくるので、花園に到着後食事を摂り帰宅した。

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花園~松川 4380円+6250円   三伏峠小屋、塩見小屋 3食付   飲料代 3000円位   松川清流園 500円   走行距離 643km

-山行記, 日本300名山