寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記

No,346 南アルプス深南部:中ノ尾根山(2296.4m)

2023/09/03

平成30年5月25日~26日(1泊2日) 単独行

5/24  嵐山小川IC(21:40発)~浜松浜北IC(24:30着発)~天竜相津花桃の里道の駅(24:45着)

5/25(曇後晴) 天竜相津花桃の里道の駅(06:30発)~水窪、白倉林道ゲート(08:18着08:45発)~黒沢橋(09:45着発)~第2営林小屋(09:48着10:05発)~中ノ尾根山登山口(12:58着)

久々に南ア深南部へ遠征、 中ノ尾根山と可能なら合地山へ挑む。 仕事が終わり夜のうちに浜松の天竜相津花桃の里道の駅まで入る。高速道を休まず3時間の運転は少々堪える。  翌朝は5時起床、少々戻ってコンビニで買出し、直ぐに水窪へ向かう。 途中、崩落復旧工事などの回り道などで時間を食う。水窪までの秋葉街道や白倉林道など中々のハードな道で運転には神経を使った。結局道の駅より白倉権現のゲートまで2時間弱擁した。 ゲートで登山届を記入、出発する。 今回はテント泊で荷が重い、途中の営林小屋で水を3.5L補給したが、その後も水場は結構あり早過ぎて長い林道の重荷になり返って時間をロスってしまう。 結局、中ノ尾根山登山口まで4時間を擁してしまい、この日はここへ幕営する事にした。仕方なく合地山は諦め、明日中ノ尾根山のみ軽装でピストンする事とする。 登山口は展望も良く黒沢山や朝日山などが望める。 テントを張るが何とも小虫が多く参る。天候も快晴になり日中時間を持て余したが、仮眠をとり良い休息になった。夜は7時過ぎにはテントに入るが、何時の間にか寝ていた。

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5/26(曇) 中ノ尾根山登山口(05:20発)~1830m高点付近(06:40着06:55発)~カブト岩(07:36着07:48発)~2214m高点下(08:29着発)~富士見平(08:48着発)~中ノ尾根山(09:40着10:15発)~富士見平(10:40着発)~2214m高点下(10:53着発)~カブト岩(11:08着11:20発)~登山口(12:21着13:00発)~黒沢橋(15:32着発)~第2営林小屋(15:23着15:30発)~白倉林道ゲート(16:18着16:42発)~水窪市街(17:20着18:00発)~飯田IC(19:23着発)~花園IC(22:36着)

2日目は3時には目が覚め、まだ早いので2度寝で何とか4時過ぎに起床、睡眠は充分にとれた。早々に朝食をとり出発は予定より少々遅れ5時20分発。ザックはアタック用のサブザックで軽い! 天気は残念ながら曇りがちだ。 行き成り急坂を登る、その後栂、モミの樹林隊の中高度を上げて行く、所々にマーキングがあり迷うことは無い。 2時間程でガレ場に着く、これよりカブト岩迄ガレの端沿いに急登が続くが、途中背丈を越える熊笹の藪になる、しかし足元を見れば道は解り易い。 この辺より多少不明瞭な所にはマーキングしながら進む。 カブト岩で1本立てる、白倉川の谷が良く望める、左方には黒沢山が顕著だ! この後一旦解り易い尾根道になるが、再度尾根に上がる前に又、笹の海になる。道は完全に消滅するが、何とかマーキングを探しながら笹を掻き分け登り、やっとこ2214m高点下まで着く、ここで初めて目指す中ノ尾根山を望む事が出来た。 高点には上がらず、これより笹の海を泳ぎながら巻いて進む。 所々にマーキングしながら、中ノ尾根山への取付き前に尾根と右に一旦下る平坦な尾根とに分かれる様な所に出るが、ここが富士見平と言う箇所の様だ。右に今回は諦めた合地山を望みながら一旦下るが、この先がどうも藪が濃い様で、又戻り最初の尾根を忠実に進む、取付きはヌタ場の様な所にありこれより中ノ尾根山山頂への最後の登りになる。 ここまで来ると笹も低く登り易くなった、20分程か、やっと中ノ尾根山山頂へ到着した。 シラビソやトウヒの森の中にその山頂はあった、展望は無いが、気持ちの良い所だ、誰も居ない中暫しその一時の安息を味わう、深南部らしい! 合地山方面にはマーキングが付いている、三又山方面には無い様だ。 木につるされたボトルの中に登頂記念のメモを入れた。 30分程ステイし下山に架かる、左方には不動岳~黒法師が望める、笹原を下っていると人の声!2140m高点に人影が見える、深い笹藪の中で2人のパーティーと擦れ違い挨拶を交わす、何ともホッとした。 この後は藪でも下りは早い、快調に下り2時間程で登山口へ下りた。 1本立てテントを撤収する、13時には林道下りへ出発、水や食料が減ったとは言えザックは重い! この後は気力で歩き、何とか3時間少々でゲートに辿り着いたが、疲れた。 途中釣師や他の登山者とも数人会い挨拶を交わした。 この後はワイルドな白倉林道を水窪まで戻り、GASを補給、やっとスマホの通信が回復し職場などにTELを入れた。 帰路は浜松方面が迂回路などもあった為、飯田に出て中央道をセレクトしたが、これも峠越えの連続で道は狭いし、時間は係るし!結局飯田IC迄が1時間半擁した。その後は慣れ親しんだ中央道から信越道経由で何とか23時前には帰宅出来た。  今回は予定では合地山が最大の目的であったが、拙者の力ではこれが精一杯か、日帰りでやっつける方も居るが、自宅からの移動距離、時間も考え、拙者では余裕をもって3日は欲しい所か? 又問題な事は、スマホが使えない事だ、ヤマップのアプリが使えない事が痛い。 特にルーファン必要な不明瞭なルートには欠かせないが、少々厳しい所だ! しかし久々に深南部を満喫し、今回も充実した山行に満足であった。

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嵐山小川~浜松浜北 4980円     飯田~花園 4490円     走行距離 752km

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