寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記

No,239 上越:荒沢山(1303m)

2023/10/01

平成23年2月26日(日帰り)  MB Mr,ARAI

2/23(曇り後晴)  花園IC(06:30発)~湯沢IC(08:30着)~買出し、水補給~土樽橋P(09:30着09:50発)~いなごの小屋(10:00着10:50発)~平坦地(?)~稜線(13:15着発)~荒沢山(13:20着14:35発)~平坦地(15:30着15:45発)~いなごの小屋(16:30着16:40発)~土樽橋P(16:55着17:30発)~湯沢IC(18:05着発)~花園IC(20:05着)

1か月ぶりの登山は、昨年より予定していた越後の荒沢山へ挑んだ!今年は異常気象の大雪の為、若干時期を遅らせた。  今日は昨日よりの悪天も回復し、昼頃には晴れる予報だ。何時通り新井君を誘ったが、今回はピリリと辛い雪山でも素直にOKの返事が来た。 荒沢山は雪深いこの時期にしか登れない山、急傾斜や痩せた尾根の登りもあり準備は万全にする。 花園出発は拙者が少々遅れ、予定より30分遅れの6時半になった、思っていた通り関越道は土曜日で渋滞、2時間を擁してやっとこ湯沢へ到着。 コンビニで買出しし、土樽駅対岸へ橋を渡った場所のT字路スペースのPへ急ぐが、土樽駅で小用を足し水を汲み忘れ自販のある所まで戻って水を調達、これまた時間をロスる。 Pには既に2台の車、ラッセルとトレースの心配が吹っ飛んだ。10時前にやっとこ出発、いきなり林道は深い雪で足をとられる。直ぐに登山口の「いなごの小屋」へ着く、小屋の裏より直ぐに急なカドナミ尾根の深雪の登りでワカンを履く。 登り始めて直ぐ、新井君のワカンが上手く履けず30分程往生する。若い男女のパーティーに抜かれる。 この後は深い雪に手古摺りながら急な尾根を只管詰める。下方には関越道と上越線の線路が望める。右上にはガスる足拍子岳山頂部が微かに望める。時間も推しているので時計は見ず只管登った。尾根上部に来ると樹林帯の中を潜り抜けたり巻いたりしながら登る。急な所はピッケルを突き刺し一歩一歩を慎重に登った。時折日が差しガスが取れ足拍子岳のシルエットと鋭い稜線が浮かぶ。 稜線直下で岩場に出るが、慎重に通過、稜線に出ると4人のパーティーが居らした。これより5分程で待望の山頂へ到着した。ここで初めて時計を見る、正味2時間半で登頂出来た!山頂には木の枝に山頂標識もしっかり付いていた。展望はガスって湯沢方面しか望めないが、達成感は充分だ! 湯を沸かしてコーヒーを入れるが、何と溢してコーヒーフロートになってしまった。 食事をとっていると徐々に陽が差し展望も開けて来て、何と360度望めるようになった!足拍子の迫力のある山体を目の前にして感動、武能、大源太、七ッ小屋、朝日~巻機、足拍子を挟んで谷川連峰、万太郎、仙ノ倉、日白~タカマタギ、苗場など一望だ! 1時間程ステイし下山にかかる。男女のパーティーは途中で引返したようで山頂へは来なかった。稜線からは足拍子へ続く急な痩せ尾根が望め、見ているだけで足が竦む。下山は急な斜面を考慮しアイゼンを付けた。午後になり雪も腐り、踏み抜きの連続でかなり消耗した。尾根の平坦地に着き、ワカンに履き替えも考えたが、面倒でそのまま踏み抜きながら下った。時折、尻セードで距離を縮める。 いなごの小屋へは山頂より2時間を擁した。疲れたが天気もまずまずでスリルも有り、充実した山行であった。車へ戻り、濡れた衣服を着替えてやっと一息ついた。  帰路の関越道もやはり渋滞で花園まではまたもや2時間を擁した。週末は高速代も1000円と安いが、この渋滞は何とかならないものか?

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花園~湯沢 1000円×2      走行距離 262km

-山行記