No,134 奥秩父:和名倉山(2036m)東仙波(2003.1m)西仙波(2072m)
2025/08/14
平成16年4月26日~27日(夜行1泊2日) MB Mr,MATIDA
4/25 花園IC(22:45発)~青梅IC(23:15着発)~一ノ瀬(01:45着)
4/26(晴) 一ノ瀬(05:10発)~将監小屋分岐(05:44着発)~ムジナの巣(06:00着発)~将監小屋(06:47着07:30発)~将監峠(07:37着07:40発)~牛王院平(07:50着発)~山ノ神土(07:58着発)~東仙波(09:28着09:45発)~八百平(10:40着発)~川又分岐(11:00着11:13発)~二瀬尾根分岐(11:23着発)~千代蔵ノ休場(11:30着発)~和名倉山(11:41着12:40発)~二瀬尾根分岐(12:53着発)~川又分岐(13:02着13:05発)~八百平(13:15着発)~東仙波(14:35着14:38発)~山ノ神土(15:50着16:15発)~牛王院平(16:19着発)~将監峠(16:30着発)~将監小屋(16:35着)
今回は北アの毛勝山行きを天候と時期の都合で急遽変更、連休の為、和名倉山にした。 ルーファンの必要な山なので、事前に目印となる布を用意した。 青梅にてファミレスで夕食、買い出しを済ませ一ノ瀬に着いたのが1時45分、駐車場に迷ったが、民宿「みはらし」の駐車場にて車中泊とする。 4時半に起床、5時に民宿軒先の登山口を出発、将監峠迄は良く整備された林道を歩く。 山ノ神土へ進む予定を荷が重い為、将監小屋へ荷をデポし軽くして峠経由で向かった。 林道からは大菩薩嶺とその左方には富士も望める。 将監峠は小屋の100m上部でカヤトの台地でここより山ノ神土付近迄気持ちの良い道が続く。 山ノ神土は道が十文字に交差し奥秩父主脈縦走路が唐松尾山山頂との二方向に分かれ、又和名倉山の入口でもある。 注意書きの看板があるが覚悟を決めて出発、最初は熊笹の繁る道だが背丈は低く迷う事は無いが、根曲竹が歩き辛い。リンノ峠を目指し道はトラバース的に進む。東仙波迄は尾根上の小ピークのアップダウンの連続だ、痩せた岩尾根も有る。 この付近は南面がカヤトの原になっている山が多く、南北対照的で面白い。西仙波付近の尾根上より遥か先に茶色く独特の山肌の色をした和名倉山が一際高く望める、遠く感じる。 東仙波より急降下し裸の尾根を歩き、吹上ノ頭の岩峰を登降する、尾根上は石楠花が多く展望も良い。 右に三峰山~雲取、飛龍山、後方には唐松尾山、左方には笠取~雁坂嶺、その後方には木賊、甲武信、三宝の奥秩父主脈、国師岳も大きい。両神や武甲山も望める。 道は明瞭で肝心な箇所には赤テープの目印がしっかり付いている。 手前の杉の山をトラバース気味に乗っ越すと八百平と呼ばれる枯木の原に着いた。 この先より愈々和名倉本峰への登りとなった。 川又分岐も二瀬尾根分岐も迷う事無く通過、千代蔵ノ休場と呼ばれる広い荒地を過ぎ頂稜を林の中に入って行くと10分程で山頂に到着した。 山頂は展望も無く、苔むした林の中の切り開きにあった。 管理は秩父側の様で遭難の記事などが木に貼ってあった。 記念写真を撮り早々に陽の当たる所迄戻りランチとした。 帰路も往路を忠実に戻り3時間少々で将監小屋へ到着、途中カモシカの足跡が登山道に会った。 前評判程道は迷い易くは無く、要所要所にはしっかり目印が付いており難しくは無かった、ただもう少し時期が進むと熊笹も生い茂り、木々も葉を付け又、ガスでも湧くと解り辛い場所も出て来ると思われる。 小屋に着くと管理人さんがストーブに薪で火を起こしている戸頃であった。 休憩後、ビールで乾杯、夕食としたが二人共疲れて何時の間にか寝てしまう様な食事であった。 流石に10時間以上の山行は堪えた、18時半には照明が付き、20時には消灯、二人共爆睡した。 泊り客は我々だけの為、布団は目一杯使用した。
4/27(雨) 将監小屋(10:55発)~ムジナの巣(11:27着発)~一ノ瀬(12:08着13:30発)~丹波山のめこい湯(14:00着15:00発)~寄居(17:00着)
朝は8時半起床、12時間近く寝て少々頭痛がする。 外は予報通り雨が屋根を打ち風も強い。 朝食を摂っていると、管理人の田辺さんが来て話をする。 和名倉コースはこれだけ整備されていても毎年遭難者が出ている様で、秩父側に下って迷ったり、尾根上から道を外したりの様である。 整備されたのはブームになるここ5~6年前の頃からの様である。 11時前に小屋を出発、本日は下るだけなので気も楽だ。 雨も小降りで風も止み、一ノ瀬に着く頃には汗で濡れて寒い、1時間少々で到着した。 一ノ瀬の民宿「みはらし」でランチ兼下山祝いをする、手打ち蕎麦と手作りの蕎麦饅頭や煮物が最高!桜の木の下の軒下での食事は贅沢の極みだ。 帰路は丹波山村の「のめこい湯」で汗を流し、M氏の言う青梅市成木よりの裏道を飯能に抜け日高より自宅に戻った。
花園~青梅 1750円 将監小屋 素泊り 3500円 ビール500円 民宿みはらし 手打蕎麦 1000円 丹波山村のめこい湯 600円
走行距離 222km