寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記

No,374 頚城:天狗原山(2197m)金山(2245m)

2023/09/03

令和元年9月18日~19日(前夜泊日帰り) 単独行

9/18  花園IC(14:45発)~安曇野IC(16:45着発)~小谷村中土民宿「あいざわ}(19:00着)

今回は以前より気になっていたが、先送りになっていた頚城の名山 金山と天狗原山へ挑んだ。 前日は登山口近くの小谷村中土の民宿「あいざわ」に世話になる。 家でのんびりしていたのと、向かう途中三脚を忘れたのに気付き、大町より穂高町(現安曇野市)のカメラのキタムラまで一旦逆戻りして急遽購入したりで「あいざわ」へ到着したのが19時になってしまった。 到着後、直ぐに夕食、入浴と済ませる。 宿は超素朴で気さくな良い民宿だ、価格も安価でGOOD!である。

写真はこちら


 

9/19(小雨後晴) 「あいざわ」(05:10発)~金山登山口(05:50着06:00発)~水場(06:55着07:00発)~展望岩(07:25着発)~堀の道(07:40着発)~天狗原山(09:56着10:15発)~金山(11:05ちゃく11:45発)~天狗原山(12:35着12:45発)~堀の道(14:20着発)~展望岩(14:54着発)~水場(15:12着15:17発)~登山口(16:00着16:35発)~安曇野IC(18:32着発)~姥捨SA(仮眠1時間)~花園IC(21:45着)

2日目の登山日、朝4時前に雨音で目が覚める。 準備をしながら空模様を気にする、宿でレインウエアを着込んだ。 5時には出発予定準備万端で荷を車に積み込んでいると女将さん(お婆さん)がコーヒーやフルーツを用意してくださったので有難く頂く、梅干しは厄除けに良いとの事。 挨拶をし出発、一路登山口に向かう。 雨飾荘手前を林道笹ヶ峰線へ入るが、薄暗い中登山口が見つからず行き過ぎてしまう。 再度戻り何度か行き来をしてやっと到着、20分位はロスったか! 直ぐに支度をし6時には出発、計画より30分遅れだ。 ブナダテ尾根は直ぐに急坂の九十九折が続き1時間程で水場に着く、天候は小雨模様ガスが森を包んでいる。 拙者のみと思っていたが、出発時に1台の松本ナンバーの車が到着し、他の登山者が居る事は心強い。 若いカップルであったが、拙者は直ぐに抜かされた、相当に健脚だ。 その後のブナダテ尾根は上部の尾根伝いの道は一部緩やかな箇所もあるが、全体的には急登が続く。 岩尾根やロープの設置してあるかなりの急な壁もある。 溝に掘られた道や一部湿地帯もあった。 高山植物も未だ豊富で疲れを癒してくれる、ブナの大木が群生する森もある。  8時位になりやっと空も明るくなり晴れる気配、テンションも上がった。 森を抜け天狗原山の山上のお花畑に出る頃には晴れ上がり、ガスの上に白馬岳などの後立山連峰、火打、焼山、高妻、乙妻が望める。 休憩を含め4時間位で天狗原山へ到着、目指す金山が意外に大きい! 有名な地蔵様も健在だ。 写真を撮り1本立て金山へ向かう、松本ナンバーの2人と擦れ違う、早い! 金山には50分程擁した、山頂には単独の方が居らして暫し談笑するが、凄い山歴(クライマー)の持ち主であった(この日は杉野沢橋コースより入山との事)。 山頂で昼食タイムをとっているとガスも取れ始め焼山と火打がその全貌を表す、これも素晴らしい展望だ! 焼山へ繋がるルートも解り易い(そう言えば金山登山口に焼山登山用のヘルメットが用意してあった、こちらより縦走する方も結構いるのかも?) 長く居たいが下山の事も考え40分程のステイで山頂を発つ、下山は急坂が続き、足元も滑るので慎重に下ったが3回ほどスリップした。 登りでは拝めなかったが、展望岩場からは高妻や黒姫が望めた。ブナダテ尾根はきつかったが、高山植物やブナの森が美しい尾根であった。 16時に登山口に到着、10時間擁した。 雨飾荘に戻る林道より雨飾山が良く望めた。 帰路は往路を戻ったが、途中睡魔に襲われ姥捨SAで1時間の仮眠をとり法定速度で慌てず走り家路に就いた。  何方かと言うと雨飾山に隠れるが、金山、天狗原山は地味ではあるが、手応えのある頚城の名山であった。

写真はこちら


 

花園~安曇野 4490円×2    民宿あいざわ 弁当付 6600円     走行距離 576km

-山行記