No,195 奥秩父:鶏冠山(2115m)
2024/02/07
平成19年10月30日 (日帰り) 単独行
10/30(晴後曇) 寄居(04:30発)~西沢渓谷P(06:05着06:30発)~二俣吊橋(07:00着発)~東沢入口(07:03着発)~第一渡渉点(07:15着07:25発)~鶏冠沢出合(07:35着07:55発)~尾根上(09:05着09:20発)~第一岩峰(10:15着10:30発)~第二岩峰(?)~第三岩峰迅回路(10:45着発)~鶏冠山(11:05着11:30発)~第三岩峰迅回路(11:40着発)~第一岩峰(12:00着発)~尾根上(12:52着13:00発)~鶏冠沢出合(13:50着発)~三度目の渡渉点(14:00着14:20発)~二俣吊橋(14:30着発)~西沢山荘(14:35着14:40発)~西沢渓谷P(15:05着15:30発)~寄居(17:40着)
今回は山梨百名山の中でも難峰とされている奥秩父の鶏冠山へ向かう。以前より雁坂トンネルを山梨側に抜けると目に飛び込む気になっていた山だ。特徴的な山が少ない奥秩父の中でも岩峰で顕著な存在である。 朝早く自宅を出発、1時間半で西沢渓谷のPに着く、紅葉が見頃の時期で早くもカメラを担いだ方を見かける。ループ橋の下に目指す鶏冠山の異様な岩頭が朝日に映っている。 紅葉の遊歩道を進み、甲武信岳の戸渡尾根登山口を右に見送る、西沢山荘を過ぎると東沢に架かる二俣吊橋を渡り直ぐの東沢入口を右に入る。他の方のHPを見ると入山禁止のロープが這ってあった様だが今回は何もしてなかった。500mほど進むと東沢に下りる、マーカー等は無く迷ったが沢を詰めるにはいやでも対岸に渡るべく渡渉する。水は痛い喉冷たい!!上流に進むに従い2回目の渡渉をし、対岸に沢が合流する地点に着く。河原に涸れた大木があり標識が付いており、?沢出合と沢名が折れていて解らない。これが鶏冠沢出合かと対岸に3回目の渡渉をし合流する沢を少々登ると鶏冠山登山道の看板が有りほっとした!渡渉も今回はその都度履き替えたので手間を食った。 登山口より急坂が始まる、最初は程好い勾配の登りだが、そんなのんびりムードは始めだけ、その後は鉄砲登りとなって急登に次ぐ急登で汗を搾り取られる。時折右手に雁坂嶺、左手に黒金山が望める。紅葉が美しいがのんびり鑑賞している余裕は無い。マーカーはしっかり付いていて迷う事は無い、約1時間で尾根上に辿り着き1本立てる。ここより岩場をトラバースしたり、谷状の急坂を攀じたりして痩せた尾根を登り詰めると第一岩峰の基部に着いた。思い切って三点確保で岩を攀じ登ると素晴らしい展望が開けた、鶏冠山山頂部の岩と紅葉のコントラスト、国師、黒金~乾徳、雁坂嶺、木賊山、広瀬湖と鶏冠尾根と素晴らしい。ここからは岩稜伝いに山頂へ向かうが、かなり緊張する所もあった、1箇所ザイルが残してある岩場が有り助かった。第二岩峰は標識が無く知らずの内に通り過ぎた様だ、第三岩峰へは迅回路を使い巻いて登る、登り返すと三叉路になり右手は木賊山、左手は鶏冠山の標示板がある。茂った石楠花の下を潜り抜けるとそこに鶏冠山の山梨百名山の標柱が立っていた。正面に国師岳が大きく、しばし達成感に慕った。中々手強い山であった。 下山は第一岩峰を降りる際、迅回路を使ったがこれがマーカーも無く解り辛い。正規の登山道に合流するのにしばし迷った。後は慎重にマーカーを追いながら急坂をこけながら下った。尾根上で昼食をとり、後は東沢まで1本道の急坂を木々を頼りに下る。鶏冠谷出合より登りで3時間、下りで2時間要した。東沢の渡渉は帰りで濡れても良くそのまま登山靴で渡った。3回目の渡渉を終え1本立てる、二俣吊橋には観光客が賑やかそうだ。一服し、さて行こうかと立った時、発破のような轟音がし地面が揺らいだ。その直後、今さっき通過した対岸の河川敷に土砂崩れが!木々を揺らし埃を舞い上げた。ぞっとした!! 早々に荷物を纏め出発、後は紅葉狩りの観光客に混じり広瀬まで黙々と歩く。西沢渓谷入口には大型バスが何台も停まっていて人気の高さを伺える。 Pに着くと鶏冠山は上部は既にガスに巻かれていた。汗と渡渉で濡れた衣服を着替え帰路に着いた。
寄居皆野有料道路 410円 雁坂トンネル 710円×2