寄居の山賊

山キチ男の山行記録(旧サイトより徐々に移行中)

山行記 日本300名山

No,140 東北:飯豊連峰縦走 飯豊山(2105m)御西岳(2106m)大日岳(2128m)烏帽子岳(2108m)梅花皮岳(2000m)北股岳(2025m)門内岳(1887m)胎内山(1890m)地神山(1849m)頼母木山(1730m)大石山(1567m)朳差岳(1636m)

2024/06/03

No,140 東北:飯豊連峰縦走 飯豊山(2105m)御西岳(2106m)大日岳(2128m)烏帽子岳(2108m)梅花皮岳(2000m)北股岳(2025m)門内岳(1887m)胎内山(1890m)地神山(1849m)頼母木山(1730m)大石山(1567m)朳差岳(1636m)

平成16年7月25日~30日(夜行4泊5日) 単独行

7/25 羽生IC(21:00発)~会津坂下IC(23:45着発)~川入(24:50着)

7/26(晴時々曇後雨)  川入(05:05発)~林道白布沢P(05:15着05:30発)~横峰分岐(07:10着07:25発 迷いロス)~峰秀水(07:45着07:50発)~三国岳(09:13着09:15発)~種蒔山(11:00着11:10発)~切合小屋(11:30着11:45発)~草履塚(12:30着12:32発)~姥地藏(12:50着発)~御秘所(13:10着13:20発)~飯豊本山小屋(13:55着)

仕事場より仕度をし、羽生ICより出発。会津坂下IC付近のコンビニで朝食を買い込む。川入には午前1時前に到着、道が狭く村杉荘のPにて車中泊。  朝は4時に起床、村杉荘の送迎バスの後に付き白布沢登山口へダートな林道を行く。樹林の中はガスで又気温も高く不快指数100%、荷物も4日分で20kgを楽に越えキツイ! 横峰分岐で先を行く方に付き道を間違い15分程ロスる。 三国岳~種蒔山は細尾根の岩稜を登る、剣ヶ峰付近からの展望は迫力がある。一時は青空も覗くがガスが多い、三国小屋は改装中であった。飯豊本山が望めたが曇り空ではっきりしない。 切合小屋には11時半に到着、迷ったが天候も持ちそうな為、本山小屋に向け出発。小屋までの2時間が雷鳴にびびりながらのキツイ登りとなった。小屋に到着直後まとまった雨になった。 その後徐々に宿泊者も増え、高校生7名、ツアー客20名が5時以降に入り満杯になり、神社も使って凌いだようだ。 失敗は切合小屋で水を補給するのを忘れた事だ。小屋では日本一高いスーパードライ350缶(1000円)を味わった。

飯豊本山小屋 素泊り 2000円 ビール 1000円

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7/27(晴後濃霧) 飯豊本山小屋(04:45発)~飯豊山(05:05着05:25発)~御西岳(07:05着07:45発)~大日岳(09:05着09:17発)~御西小屋(10:30着11:00発)~天狗の庭(11:37着11:45発)~御手洗ノ池(12:20着12:35発)~烏帽子岳(13:45着14:25発)~梅花皮小屋(14:50着14:55発)~梅花皮小屋(15:20着)

3時起床、5時前には出発。飯豊山頂の手前で御来光になった。山頂からは飯豊山塊の山々が見渡せる、大日岳が一際大きい。 御西小屋で朝食、荷物をデポしミニザックで大日岳へ向かう。日差しが強く暑い、大日への道中は一面高山植物の宝庫である。最後急登を詰め山頂に到着、西大日岳が顕著だ。写真を撮り早々に下山、途中雪渓で水を補給する。下山途中早くもガスが出て大日岳を隠す。 御西小屋ではドリンクを買い出発、梅花皮小屋までは尾根沿いにトラバース気味に山形側を歩く、ガスと雪渓で多少暑さが和らぎ助かる。天狗の庭と御手洗ノ池で小休止。この後烏帽子岳の急登に喘ぎ休憩後は梅花皮岳を越え北俣岳とのコルにある小屋へ。 小屋は新築で水洗トイレ、水場も近くて助かる。又本日は夕立も無く外でゆっくりと夕食が出来た。今日も宿泊車は単独行者が少なく、中高年のパーティが多い。

梅花皮小屋 素泊り 1500円 ビール 800円

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7/28(晴後濃霧)  梅花皮小屋(05:25発)~北股岳(05:58着06:26発)~門内岳(07:25着07:35発)~門内小屋(07:38着07:50発)~胎内山(08:10着発)~扇の地紙(梶川尾根分岐)(08:20着08:25発)~地神山(08:52着09:15発)~地神北峰(丸森尾根分岐)(09:33着09:35発)~頼母木山(10:00着10:10発)~頼母木小屋(10:30着11:20発)~大石山(11:55着12:05発)~鉾立峰(12:50着13:20発)~杁差小屋(13:52着14:15発)~杁差岳(14:20着14:50発)~杁差小屋(15:00着)

3日目の朝はゆっくりと出発した。 朝より快晴、小屋より御来光を仰ぐ。いきなりの急登で北股岳山頂へ。山頂からは大日岳が大きく、又これから向かう方向の山々が望める。門内小屋からの飯豊、北股、梅花皮小屋などの眺めも良い。梶川尾根分岐の扇の地紙からはぐっと登山者も減る。登山道も丸森尾根分岐の地神北峰までは余り手入れがされて居らず薮が深く暑苦しい!地神山からは二王子岳も大きく、杁差岳や頼母木小屋も良く望めた。 丸森尾根分岐からは頼母木小屋の管理人さんの手入れが良くされて居り、仮払いされている。頼母木小屋で昼食、水が引かれており使わせて貰う。ビールを買う、1本700円段々値が下がる!杁差岳は既にガスの中で良い写真は撮れなかった。荷物を一部デポさせて貰い杁差岳に向かう。 高山植物が豊富、鉾立峰の登りはきつかった。鉾立峰山頂からの杁差はガスで見えない。一回下がって登り返しやっと避難小屋へ到着。 荷物を置き山頂へ、念願の杁差を落とした。中々ガスは晴れないがトンボや蝶の多い山頂らしい頂だ。避難小屋は本日は私一人の貸切、少々寂しい! ノートに日記を記帳、早々にシュラフに入った。

杁差避難小屋 無人無料  頼母木小屋 ビール 700円

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7/29(晴後曇、濃霧) 杁差小屋(06:30発)~鉾立峰(07:05着07:35発)~大石山(08:15着08:30発)~頼母木小屋(09:10着09:45発)~頼母木山(10:15着発)~地神北峰(10:35着10:48発)~丸森峰(11:20着11:35発)~飯豊山荘(15:35着)

山頂にて御来光を仰ぐ。地神山~鉾立峰の稜線、二王子岳、新発田市街、日本海などの展望360度だ。 小屋に戻り朝食をとる、本日は下山の為ゆっくりと出発。 鉾立峰に戻るが登山道は昨夜の霧風雨で草木が濡れていて下着までずぶ濡れになる。今日は7時頃よりガスが出始める。鉾立峰では杁差が姿を表すまで30分程滞在した。頼母木小屋で着替え、パッキングし直す。 空模様が怪しくなってくる、地神北峰への急登も暑くなく助かった。 途中、門内小屋の管理人と擦違い、下山日和と元気付けられる。しかしこの後の丸森尾根の下りはきつかった! 古い地図だった為、コースタイムに偽りがあった、3時間半と記載してあったが、実際には4時間半(最新の地図)、急坂で重荷の為、約5時間係った。暑さにも参った! 飯豊山荘の真前に下山、直ぐ洗顔しチェックインした。 飯豊山荘は風呂が良く、生ビールで下山の祝杯を挙げた。7時過ぎには睡魔に襲われ久々の布団で爆睡状態に。

飯豊山荘  1泊2食 生ビール 7245円

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7/30(晴時々曇) 飯豊山荘(09:40発)~川入(14:15着14:30発)~会津若松IC(16:00着発)~羽生IC(18:20着発)~寄居(19:45着)

4時に目が覚めてしまう、外ではこれから入山する方達の声が聞こえる。 6時頃に朝風呂に浸かり、7時半に朝食。 9時過ぎに米沢の友人の木村君が迎えに来てくれる事になっているが、待ち遠しかった!玄関で記念撮影、奥方の菊殿も一緒で3年振りで懐かしい。 私の要望で何件かの産直の土産物屋に立ち寄り、桃やメロンを購入!木村君お勧めの米沢のラーメン屋で昼食、その後福島の川入りまで送って貰った。GAS代と手間賃を渡したが、土産物まで逆に頂いてしまった。持つべき者は友で、大感謝!!  この後、帰路は会津坂下ICで乗るつもりが道に迷い、結局 会津若松ICになり無事に羽生ICへ。自宅には8時前には到着した。   今回、何とかまずまずの天気に恵まれ、予定通りに行動出来満足で、又実に充実した山行であった。重荷という点でも再度体力に自身が付いた気がする。

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会津若松~羽生 5150円     走行距離 635km

-山行記, 日本300名山